造り酒屋の元祖:
「酒屋」という文字の初見は「万葉集」巻16の「能登(のとの)国歌(くにぶり)」の一首に出てくる、「梯(はし)立(だて)の熊来(くまき)酒屋に真罵(まぬ)らる奴(やっこ)わし・・・」という句である。
この歌は、酒屋で働いている者に同情する内容になっているが、熊来酒屋というのがどのような形態の酒屋あったのか判らない。
また、「日本書紀巻」15の、「室(むろ)寿歌(ほぎのうた)」の中で「旨酒 餌(え)香(か)の市に 直(あたい)以て買はぬ」とあるのが、わが国の酒類取引の初見とされている。
古代、酒屋という言葉は酒を売る家屋を意味した。商売としての「造り酒屋」や、そこから酒を買って客に売る「請け酒屋」(いわゆる酒販店)を意味するようになったのは、中世以後のこととされている。
民間の酒造業者の存在が歴史に登場するのは、鎌倉時代初期である。寺社などの特定の業者に酒造りの特権を与え、その代償として酒役(しゅやく)と呼ばれる税を取る制度に変わっていった。
酒問屋のはじまり:
問屋組織がしっかり発達したのは、参勤交代の制度がしかれるなど、(江戸時代)全国最大の消費地としての江戸の体制が出来上がってからである。
♪♪米汁呑忘憂♪♪
「酒屋」という文字の初見は「万葉集」巻16の「能登(のとの)国歌(くにぶり)」の一首に出てくる、「梯(はし)立(だて)の熊来(くまき)酒屋に真罵(まぬ)らる奴(やっこ)わし・・・」という句である。
この歌は、酒屋で働いている者に同情する内容になっているが、熊来酒屋というのがどのような形態の酒屋あったのか判らない。
また、「日本書紀巻」15の、「室(むろ)寿歌(ほぎのうた)」の中で「旨酒 餌(え)香(か)の市に 直(あたい)以て買はぬ」とあるのが、わが国の酒類取引の初見とされている。
古代、酒屋という言葉は酒を売る家屋を意味した。商売としての「造り酒屋」や、そこから酒を買って客に売る「請け酒屋」(いわゆる酒販店)を意味するようになったのは、中世以後のこととされている。
民間の酒造業者の存在が歴史に登場するのは、鎌倉時代初期である。寺社などの特定の業者に酒造りの特権を与え、その代償として酒役(しゅやく)と呼ばれる税を取る制度に変わっていった。
酒問屋のはじまり:
問屋組織がしっかり発達したのは、参勤交代の制度がしかれるなど、(江戸時代)全国最大の消費地としての江戸の体制が出来上がってからである。
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