雑学

前回に続いて雑学を紹介します。

お酒

2007-03-24 09:39:58 | Weblog
酒と人生
1・祭りと酒
「常陸(ひたちの)国(くに)風土記(ふどき)」(717~724)には、春の開花ける時「歌舞(かぶ)飲酒」が中心で、山の神の前で酒を酌み交わし、歌い踊って楽しんだとある。
「播磨(はりまの)国(くに)風土記(ふどき)」(715年頃)に「宴遊(うたげ)」「燕(うた)楽(げ)」「燕会(うたげ)」「喜(さか)燕(みずき)」「酒(さか)楽(ほがい)」などの言葉が見える。当時、酒は集団儀礼の中に位置づけられており、神と民衆の交流をはかるものであった。神前での飲酒は神への畏敬と感謝を表し、祭りでの酒盛りは仲間意識・結束の強化をもはかり、神を仲立ちとしていた。
2・社交と酒
酒には人と人とのコミュニケーションをスムーズにさせる潤滑油の働きがあり、社交の場で、また贈答品として重要な役割を担ってきた。歓迎会、送別会、コンパ等
3・贈答品としての酒
年末年始、中元、年賀、盆
4・人生儀礼と酒
ヒナ祭、端午の節句、元服、見合い、結納、婚礼。
「決め酒」「酒立て」「樽立て」「固めの酒」、「定め酒」、「手打ち酒」。「夫婦(めおと)盃(さかずき)」「親子盃」「固めの盃」「草鞋(わらじ)酒」-----退出する嫁の同行者に大きな丼で2杯以上の酒を飲ませる。
「お立ち酒」--樽入りの酒を持たせて送り出し、途中で出会った者に路上で酒を振舞う。
「入棺酒」-----入棺の時血縁者たちが冷酒を口にふくんでから一人ずつ遺体に吹きかける。
   「納(しま)い酒」-----死者の顔に酒を吹きかける
   「淨め酒」-----遺体自身と納棺に立ち会った者のけがれを払う。
   「穴掘り酒」--棺や遺骨を埋める人たちに振舞った
    通夜
   「御斎(おとぎ)」「餞別」「出立(でた)ちの酒」「別れの御神酒」

       ♪♪米汁呑忘憂♪♪