雑学

前回に続いて雑学を紹介します。

お酒

2007-07-23 09:22:26 | Weblog
あとがき:
20歳の頃から飲み始め69歳になる今日まで、日本酒、ビール、ウイスキー、焼酎等のアルコール類を飲んできた。だが味音痴なのか、これは旨いと思って飲んだことはなく、ただ飲んで騒いで酔うだけだった。
日本酒に興味を持つようになった端緒は、2002年(平成14年)10月に浜松酒造㈱(浜松市天神町)で1週間の「日本酒造り体験」に参加したことにある。
それまで日本酒に関する知識が皆無であることを知った。製造方法は勿論のこと、「純米酒」
「吟醸酒」などの言葉さえ知らず、ビンに添付されているラベルの内容を見ることもなく、甘口が欲しい、値段の高いものは(味が判らないから)敬遠、新幹線に乗れば馬鹿の一つ覚えでワンカップ(大関)、その程度だった。
酒造り体験を通して、杜氏の話を聞いているうちに酒造りの奥の深さを垣間見たので、
何か日本酒に関する本はないかと推薦されたのが「最新酒造講本」だった。
非常に詳しい製造方法に関する本ではあるが、これにとどまらず、これを機会に日本酒に関する資料は何でも集めてみよう、又その知識を吸収したい気持ちにかられ、本屋で購入したり、浜松市図書館で拝借したりして今回これをまとめてみた。
まとめるにあたり私の読んだ日本酒に関する本は別掲の通り180冊以上にのぼる。
酒は飲むもので読むものではない。又、日本酒は知識をひけらかす道具ではなく、あくまでも楽しむものである。
酒の生い立ちやたどってきた道はわからないが、今後私にとっては終生の道連れになることだろう。

王莽(おうもう)は「酒は百薬の長」と言ったけれど、たしかに酒はいいものだ。実においしくて。
毒の中では一番いいものだ。
よろずの神様よ、たとえ酒で身を滅ぼす人間が多数現れようと、この世が続く限り世界中の人々から尊敬され、崇(あが)め奉(たてまつ)られるであろう。あなたは幸せな神であることよ。
私が御身のもとを訪れた後の下界の人々に、私の自署の末尾に「居士」をつけて祀(まつ)ってもらうことにしよう。

      
♪♪米汁呑忘憂♪♪とは:
「♪♪米汁呑忘憂♪♪」は私の自署、ペンネームである。
「べいじゅうどんぼうゆう るんるん」と読む。
米汁(こめじる)を呑んで憂いを忘れる、ルンルンである。
米汁とはお酒のこと、また忘憂(ぼうゆう)は数ある酒の異名の中の一つでお酒の意味である。お酒、お酒と重複するがそんなことはどうでもいい。フィーリングで判断して欲しい。
この年齢になるとわいわい騒がず独り静かに酒を飲み、世の中の憂(う)さを忘れる。そして気分が良くルンルンとなる。酒飲みにしか分らない境地であろう。酒の力は恐ろしいものよ。

            ♪♪米汁呑忘憂♪♪


1年以上に亘り投稿してきた「日本酒」も本日を以って終りにします。
長い間おつき合いしていただき感謝します。
この後は「廓(くるわ)」について投稿しようと思っております。

私の名前は伏せさせていただきます。悪しからず。
では  バイバイ

                    

お酒

2007-07-22 09:12:34 | Weblog
日本酒大学:
1・一の蔵・日本酒大学
        宮城県志田郡松山町千石字大欅 14
        ㈱一の蔵
        1泊2日。 定員50名
     酒造り講義、体験、酒ミュージアム見学、日本酒テスト、利酒テスト、
     蔵元や杜氏との懇談会
     テスト、表彰式、終了証授与、閉校式。

2・日本酒ゼミナール
        兵庫県神戸市東灘区御影本町 1-7-15
        菊正宗
     全国数ヶ所の会場で週末の一日やアフターファイブ。
     酒造工程の知識、灘酒の歴史、日本酒の楽しさと健康、利酒の実習等。
     本科コース、上級コースの「日本酒通信講座」があり、日本酒の歴史、
     酒造技術、伝統文化、味覚研究等を学ぶ。
     ビデオテキストも用意されている。
     日本酒指導士、日本酒指導師範といった認定呼称制度もある。

3・宮の雪・日本酒大学
        三重県三重郡楠町南五味塚 972
        宮の雪宮崎本店
     一日の日程で、醸造からビン詰までを酒蔵で見学し、日本酒の歴史や利酒の
     方法を学んだり、利酒して五種類の酒を当てるなど多彩な内容になっている。
     菰樽の巻き方の披露や有名人による講演もある。


        ♪♪米汁呑忘憂♪♪

お酒

2007-07-21 09:39:51 | Weblog
蔵元の資料館・美術館:

1・酒造り資料館
        旭川市永山 2条7丁目
        0166-48-1931
        9:30~16:30   無料
        酒造り秘宝の古文書、頼山陽の直筆、北斎の掛軸、ひょうたん等

 2・出羽桜美術館
        天童市一日町 1-4-1
        0236-54-5050
        李朝工芸品。(500点を展示)  500円
 3・掬水巧芸舘
        山形県東置賜郡川西町中小松
        0238-42-3101
        春~秋まで開館   陶磁器。
 4名月酒造資料館
        埼玉県久喜市本町 1-1
        0480-21-0020
        酒造りの映画に始まって、昔の知恵の酒道具の数々。
        利き酒ができる利き酒ホールがある。  300円
 5・老田野鳥舘
        高山市上一之町 60
        0577-33-8702   150円
        野鳥を集めて展示。飛騨の鳥の標本が200余種。
 6・白鶴美術館
        神戸市東灘区住吉山手 6-1-1
        078-851-6001
        鶴翁コレクションの中国青銅器を主として展示。
        開館は秋と春の2回だけ。
        春は3月中旬~5月中旬まで。
 7・大倉記念館
        京都市伏見区南浜町 247
        075-623-2056   300円
        “月桂冠”の酒の博物館。酒造りの道具や文献、写真、資料等を展示。
        一級純米酒の一合ビンをお土産にもらえる。
   

         ♪♪米汁呑忘憂♪♪

お酒

2007-07-20 08:40:17 | Weblog
資料館:

1・男山酒造り資料館
      北海道旭川市永山二条七丁目
        0166-47-7080
        9:30~16:30   ○休 年末年始
        昭和44年開設

 2・石鳥谷町立歴史民俗資料館
      岩手県稗貫(ひえぬき)郡石鳥谷町中寺林7-7-1
        0198-45-4513
        9:00~16:00   ○休 年末年始
        酒造り用具が2000点近くある。南部杜氏発祥の地。

 3・南部杜氏伝承舘
      岩手県稗貫(ひえぬき)郡石鳥谷町中寺林7-17-2
        0198-45-6880
        9:00~17:00   ○休 年末年始
        酒蔵を復元保存。
        南部杜氏の歴史や酒造りの展示物が多数。

 4・東光の酒蔵・酒造資料館
        山形県米沢市大町2-3-22
        0238-21-6601
        9:00~16:30   無休   300円
        酒造りの貴重な資料を展示。
        酒造りを教える展示場、蔵人たちが生活する場、美術品の展示。
        試飲、即売あり。

 5・古沢酒造資料館
        山形県寒河江(さがえ)市丸内3-5-7
        0237-86-5322
        9:00~16:30   ○休 日・祝日
        酒造用具の展示。館内で利酒もできる。

6・財団法人 致道博物館
        山形県鶴岡市家中新町10-18
        0235-22-1199   ○休 年末年始
        旧庄内藩酒井家御用屋敷跡にある。
        9:00~17:00
        木製酒器コレクション、祝い用、遊山(ゆさん)用酒器が多くある。

 7・会津酒造歴史館
        福島県会津若松市東栄町8-7
        0242-26-0031
        8:30~17:00   ○休 1月1~3日
        此花(このはな)醸造元の河野家所有の酒造用具を展示。酒蔵を開放、酒造りを人形を使って紹介。会津朱塗り十五重杯(江戸時代)も展示。

 8・会州(かいしゅう)一蔵品(いちくらひん)舘
        福島県会津若松市相生町7-17
        0242-25-0055
        8:30~17:00   ○休 1月1~3日  300円
        山口家に伝わる茶道具、華道具を中心に展示。享保雛は必見。

 9・釜屋(かめや)資料館
        埼玉県北埼玉郡騎西町騎西(きさい)1,162
        0480-73-1234
        9:00~17:00   ○休 日、祝日、月
        創業当時の古文書や杜氏の居室を復元した杜氏室、酒造り道具を展示。
        貴重なポスターも多い。
 10・千代鶴酒造り資料館
        東京都あきる野市牛沼63
        0425-58-0516
        12:00~16:00   ○休 年末年始
        酒造りを始めて200年、その間に使用した伝統の用具、資料を展示している。試飲もできる。
    会津酒造博物館
        会津若松市材木町
        02422-8-0150
        此花酒造河野家
 11・澤乃井小澤酒蔵
        東京都青梅市沢井2-770
        0428-78-8215
        10:00~17:00   ○休 月
        酒蔵と酒造工程を年間を通じて案内してくれる。
        利酒コーナーもある。 

 12・酒造コレクション
        長野県埴科(はにしな)郡戸倉町戸倉 1855-1
        0262-75-2923
        9:00~17:00   ○休 年始、お盆
        酒造関係をはじめさまざまな展示をして一般公開している。
        利き酒もできる。

 13・大澤酒造民俗資料館
        長野県北佐久郡望月町茂田井(もたい) 2206-2
        0267-53-3100
        9:00~16:00   ○休 年末年始
        酒造関係物、民俗、歴史資料を展示、創業時に酒を詰めたといわれる秘宝元禄の壷がある。試飲コーナーもある。

 14・酒の博物館
        長野県大町市大町温泉卿 2811-3
        0261-22-1942
        9:00~17:00   ○休 冬季のみ木曜日
        実際に使用されていた酒造り道具などを展示。
        試飲もできる。1980年開館。
 15・国盛酒の文化舘
        愛知県半田市東本町 2-24
        0569-23-1499
        10:00~16:00   ○休 木、年末年始
        ミニチュア、パノラマやビデオ・コーナーを使い、立体的に酒造りの模様を解説。


 16・温故伝承舘
        和歌山県海南市黒江 846
        0734-82-0005
        10:00~17:00   ○休 火
        幕末からの資料の各種展示がある。利酒コーナーも常設され、
        閉館後は利酒酒場となる。

 17・月桂冠大蔵記念館
        京都市伏見区南浜町 247
        075-623-2056
        9:30~16:30   ○休 月、年末年始
        写真やパネルによる解説が多く、わかりやすい。

 18・菊正宗酒造記念館
        神戸市灘区魚崎西町 1-9-1
        078-854-1029
        10:00~16:00  ○休 火、お盆、年末年始
        灘の酒造用器具、小道具を酒造工程の解説とともに展示。

 19・白鶴酒造資料館
        神戸市灘区住吉南町 4-5-5
        078-822-8903
        9:00~16:30   ○休 月、年末年始
        等身大の人形で酒造りの工程を再現している。
        酒造りの映画もある。

 20・白鹿記念酒造博物館
        西宮市鞍掛町 8-21
        0798-33-0008
        10:00~17:00   ○休 火、年末年始
        昭和57年に設立。年三回新春・春季・秋季に特別展がある。





 21・昔の酒蔵・沢の鶴資料館
        神戸市灘区大石南町 1-29-1
        078-882-6333
        10:00~16:00   ○休 水、年末年始
        昔の酒造りの方法や道具をできるだけ忠実に再現している。

 22・川鶴資料館
        香川県観音寺市本大町 836
        0875-25-0001
        9:00~17:00   ○休 日、祝日

 23・太平庵酒造資料館
        佐賀県多久(たく)市東多久町 4650
        0952-76-2455
        10:00~17:00   ○休 火


            ♪♪米汁呑忘憂♪♪

お酒

2007-07-19 09:31:34 | Weblog
参考文献 (私の読んだ本):

酒 気になる魅惑な飲み物---小沢正昭 研成社 2003.4.10 第1
酒・さけ・酒--- 大関酒造㈱ 毎日新聞社 S42.4.15
酒・さけ事典--- 第2アートセンター編集 大修舘書店 1988.12.20初版
酒・新食品事典12---河野友美編 真珠書院 1992.7.20 発行
酒・肴おもしろ雑学とっておきの話--鈴木比呂志三心堂出版社1995.11.1 初版
酒・人・酒・旅---巌谷大四 作品社 1982.1.25 第1
酒 面白すぎる雑学知識---博学こだわり倶楽部 青春出版社1991
酒をつくる 日曜日の遊び方---山田陽一 雄鶏社 H2.3.30
酒を味方にする法---坂上肇 k.kロングセラーズ H3.12.10 初版
酒 危ない飲み方正しい飲み方---上野幸久 講談社 1990.2.20 第1
酒縁---坂倉又吉 講談社 S60.10.25 第1
酒を100倍愉しむ法---林 広美 芳文社 S59.1.10 初版
酒が語る日本史---和歌森太郎 河出書房新社 S54.11.20初版
酒がSAKIと呼ばれる日---吉田集而 世界文化社 2001.10.30初版
酒害についての手紙 ---米田栄之 星和書店          
酒 雑事記(ぞうじき)---青山 茂 芸艸堂 S51.9.16 発行
酒 雑学百科--- 永山久夫 河出文庫 S58.7.11 再版
酒匠になる本--- 酒匠研究会編 チクマ秀版 H4.11.27 初版
酒好きの医学おもしろ事典---多野井正雄 主婦と生活 1998.10.261刷
酒と日本人---井上敏博 三一書房 1998.6.15第1
酒と飲酒の文化--- 論集 石毛直道 編 平凡社 1998.10.19初版
酒と文明--NHK取材班 日本放送出版協会 1997.7.20第1
酒と健康---高須俊明 岩波書店 1987.8.25第2
酒と酵母のはなし---大内弘造 技報堂出版 1997.5.201版
酒造りの不思議---秋山裕一 裳華房 1997.8.20第1
酒と飲みものの健康学--- 田多井吉之助 大修館書房1983.9.10初版
酒つくりの匠たち---菅間誠之助 柴田書店 1987.12.15初版
酒つくり自由化宣言---穂積忠彦他 農山漁村文化協会 1993.12.30第1
酒通のたのしみ読本---船戸英夫 新人物往来社 S54.8.1 初
酒で読む日本史---田郷利雄 あらき書店 H8.1.20
酒と日本文化--- 文学編集部 岩波書店 1997.11.5第1
酒盗人---牧野信一 芝書店 S11.3.18 発行
酒に強くなる本---志賀 貢 潮文社 H4.7.30 発行
酒に謎あり---小泉武夫 講談社 1998.10.12第1
酒飲みの肝臓学---鵜沼直雄 大和書房 1985.9.15第1
酒飲みのための肝臓読本---富塚 孝 三一書房 1994.6.15第1
酒呑みの本---山本祥一郎 大陸書房 S53.11.18初版
酒飲みのための科学---加藤伸勝 講談社 S52.8.25第1
酒飲みの傾向と対策---星川英輝 ネスコ/文芸春秋 1993.12.25第1
酒飲み仕事好きが読む本---山本祥一郎 三笠書房 1988.6.25第2
酒呑みに献げる本---山本容郎 実業之日本社 S54.10.25初版
酒飲みのひとりごと---勝目 梓 実業之日本社 1996.3.1 初
酒に呑まれた頭---吉田健一 新潮社 S30.9.20 2刷
酒呑みのまよい箸---浅野 陽 文化出版局 S54.6.25 第4
酒飲みの心理学---中村希明 ブルーバックス 1991.1.10第2
酒飲みのサイエンス---豊田清修 光和堂 1986.4.25発行
酒の科学---野尾正昭 講談社 1996.7.15第3
酒の科学---吉沢 淑 朝倉書店 1995.2.1 再版
酒の人間学---水野 肇 立風書房 1979.5.10初刷
酒の日本文化---神崎宣武 角川選書 H3.1.30 C
酒の文化誌---吉沢 淑 丸善 H3.7.20 発行
酒の文明学---山崎正和 中央公論社 1999.5.10初版
酒の話---小泉武夫 講談社現代新書 2002.3. 第1
酒の戦記---尾瀬あきら ゆい書房 1991.11.25第2
酒の書物---山本千代喜 龍星閣 S30.12.10発行
酒の歌---全国酒祭発行委員会 白楽 1991.3.31初版
酒に謎あり---小泉武夫 講談社 1998.10.12第1
酒の博物館---吉羽和夫 刊々堂出版社 1982.7.15初刷
酒の本棚・酒の寓話---コリンウイルソン他 サントリー㈱ 1983.7.11初版
酒は諸白(もろはく)---加藤百一 平凡社 1989.4.25初版
酒は百薬の長--- 松宮光伸 同文書院 1998.1.10 第1
酒は風---英 伸三・斉藤和弘 大月書店 1992.1.20 第2
酒 まさつ スキンケア---早島正雄  青春出版社 ―――
酒--- 林 健太郎 東京大学出版社 1976.1.20初版
酒との出逢い--- 文芸春秋編 文芸春秋 1990.2.10 第1
日本酒---日本酒造組合中央会 毎日新聞社 S58.10.1
日本酒---秋山裕一 岩波新書 2002.4
日本酒百味百題---小泉武夫 監修 柴田書店 2003.1.20 5版
日本の酒---坂口謹一郎 岩波新書 1987.8.10.25刷
日本の酒---住江金之 河出書房 S37.1.5 発行
日本酒事典---水沢 渓・穂積忠彦 健友館 1993.11.25第1
日本酒---おもしろ雑学事典 加藤勝久 講談社 S62.10.1 第1
日本酒 おもしろ雑学知識---鈴木比呂志 三心堂出版社1998.3.30初版
日本酒がわかる本---蝶谷初男 ちくま文庫 2001.6.6 第1
日本酒 づくり---篠田次郎 中公新書 1997.6
日本酒案内---松崎晴雄・西野亮他 小学館 1997.12.10初版
日本酒人と酒のつき合い史---井口一幸 彩流社 1989.8.20
日本酒 ツウになる本---小泉武夫 秀版社文庫 H4.5.16  初版
日本酒物語 日本の味物語--二戸(にと)儚(む)秋(しゅう)井上書S35.11.20 初版
日本酒の起源--- 上田誠之助 八坂書房 1999.10.25初版
日本酒のテキスト---松崎晴雄 同友館 2001.8.13 第1
日本酒の楽しみ---高橋清隆 静岡新聞社 H7.5.31 初版
日本酒のすすめ---橋本毅他 新井出版社 1992.11.30第1
日本酒の目きき---稲垣真美 徳間書房 1987
日本酒の選び方---松崎晴雄 監修 実業之日本社 1995.11.102刷
日本酒の歴史--- 坂口謹一郎・加藤他 研成社 S53.3.1 第2刷
日本酒の歴史--- 柚木 学 雄山閣 S50.8.25 発行
日本酒がわかる本---蝶谷初男 三一書房 1995.2.28 3刷
日本酒がわかる本partⅡ---蝶谷初男 三一書房 1995.8.31 1版
日本酒を味わう---田崎真也 朝日新聞社 2002.5.25 1版
日本酒に訊け--- 秋元浩 無明舎出版 1995.11.102刷
日本の酒 5000年---加藤百一 技報堂出版 1987.2.25 1版
日本の酒造り唄---阪田美枝 チクマ秀版 1999.11.252刷
日本酒の未来戦略---斉藤節郎 柴田書房 S56.3.20 初版
日本酒のフォークロア---川口謙二 三一書房 1990.4.30 1版
新しい日本酒の話---稲垣真美 文芸春秋 H14.4.20 第1
安心して酒が飲める本---岡部和彦 法研 H7.10.2  第2
アルコール依存症とは--日本アルコール問題研究暁印(あかつきいん)書館S61.5.15
いい酒のいい飲(や)り方---森下賢一 草思社 1989.6.1 第1
いまわの際までうまい酒を飲め---萩原俊明 愛隆堂 H7.8.1 初版
旨い酒---日和佐省二 朝日出版社 1992.6.5 2刷
うまい酒はなぜうまい---朝倉俊博 光文社 1994.6.30 初版
うまい酒が飲みたい---橋本憲一 晶文社 1988.11.25 発
うまい酒と酒税法---三木義一 有斐閣新書 1987.1.20 初版
江戸の酒---吉田 元 朝日選書 1997.1.25 1版
お酒のはなし--- 塚越規弘・栗山一秀井上喬学会出版センター 日本農芸化学会編 お酒おもしろノート---日本醸造協会 技報堂 1995.5.5 1版
お酒の資格と仕事ガイドブック---松原孝臣オーエス出版社 1998.12.15第1
男を磨く酒の本---斉藤茂太 PHP研究所 1986.9.11 第1
おもてなし料理と酒の肴5---講談社編 講談社 1989.4.14 第2
桶と樽 脇役の日本史---小泉和子 法政大学出版局 2000.3.3 初版
神の一滴---桜木廂夫 知人館 H5.9.17 第1
菅公と酒---坂本太郎 東京大学出版局 1964.6.30 初版
からだに良い酒・うまい酒---白井昭彦 ほたる出版 1999.12.14初版
吟醸酒---篠田次郎 鎌倉書房 S62.5.25 初版
吟醸酒の光と影---篠田次郎 技報堂出版 2001・9.31版
吟醸酒への招待---篠田次郎 中公新書 1997.10.25
吟醸酒---情報事典 時事通信社 時事通信社 1993.10.15
吟醸 純米---古酒情報事典 時事通信社 時事通信社 1995.11.10
利酒入門---重金敦之 講談社現代新書 1998.11.20第1
きき酒のはなし---大塚謙一 技報堂出版 1992.8.25 1版
唎酒師必携---日本酒サービス研究会 柴田書店 1999.4.15 初版
金賞酒 全国新酒鑑評会の歩み---山本祥一郎 たる出版 2000.3.21 第1
菊酒---宮地佐一郎 光風社出版 S46.11.20 発
君も酒通・肴通---高瀬 斉 ダイヤモンド社 1993.1.18 初版
古酒入門---佐藤俊一 小学館 2000.7.10 初版
この日本酒がうまい---葉石かおり kkベストセラーズ 2001.4.10 初版
ことばの民俗学 酒--- 永山久夫 創拓社 1988.12.15第1
今夜から日本酒がうまくなる---三浦行義 たる出版 1998.11.3 第1
増補改訂 最新酒造講本---財)日本酒造協会 H12.9
坂口謹一郎 酒学集成 1---坂口謹一郎 岩波書店 1997.10.28第1
坂口謹一郎 酒学集成 2---坂口謹一郎 岩波書店 1997.11.26第1
坂口謹一郎 酒学集成 3---坂口謹一郎 岩波書店 1997.12.19第1
坂口謹一郎 酒学集成 4---坂口謹一郎 岩波書店 1997.1.26第1
坂口謹一郎 酒学集成 5---坂口謹一郎 岩波書店 1997.2.25第1
桜と日本人 ノート---安藤 潔 文芸社 2003.3.15 初版
純米酒の本---大久保亀三郎 日之出出版 S62.9.15 初版
純米酒を極める---上原 浩 光文社新書 2002.12 初版
自然流 日本酒読本---福田克彦 農山漁村文化協会 1992.6.2 0第2
趣味の酒つくり---笹野好太郎 農山漁村文化協会 S57.2.25 第1
酒害についての手紙---米田栄之 星和書店 1989.10.26初版
地酒の本---CBSソニー出版 CBSソニー出版 1990.2.10 初版
地酒天国---山本祥一郎 大陸書房 S54.2.7 初版
ツウになるための日本酒毒本---高瀬 斉 洋泉社 2002.11.21初版
杜氏のひとりごと---鈴木庄一 文芸社 2001.2.1 初版
千年の知恵 杜氏---高浜晴男 祥伝社 H15.2.25 初版
杜氏になるには---石田信夫 ぺりかん社 2000.4.10 初版
杜氏の技 職人芸の科学---義本岳宏 恒星出版 2000.11.1 第1
東京の地酒---国府田宏行 婦人生活社 S54
徳利と盃---光芸出版編集部 光芸出版 S50.12.5第4
灘の酒 博物館---講談社編集 講談社 S58.10.1 第1
日本地酒紀行--- 奈良本辰也 河出文庫 S63.7.4 初版
日本の技術3・日本酒---柚木 学 第一法規出版 1988.8.31初版
ニッポンの酔い酒 飲(や)れる酒---江口まゆみ 小学館 2002.4. 1 初版
美酒の条件---山本祥一郎 時事通信社 1992.10.10初
美味の構造---山本隆 講談社 2001.8.101第1
秘められた清酒のヘルシー効果---今安 聡 地球社 H9.9.20 初版
ほろ酔いの美学---穂積忠彦 健友館 S56.3.10 第1
幻の日本酒を求めて---篠田次郎 大陸書房 S62.12.8 初版
問題の酒 本物の酒---大嶋幸治 双葉社 2003.2.5 第2
やし酒飲み---エイモス・チュツオーラ 晶文社 1981.9.30三刷
酔っぱらい大全---たるみ会(編) 講談社 2000.11.15第1
論集 酒と飲酒の文化---石毛直道編 平凡社 1998.10.19初版
わが酒の讃歌(うた)---コリンウイルソン・田村隆一 徳間書房 S52.2.10 第3
酒乱になる人、ならない人---眞先敏弘(株)新潮社 2003.12.15発行
ほんものの日本酒を!---船瀬俊介 築地書館 2005.8.10初版
魂の酒---農口尚彦 ポプラ社 2003.12.10第1
うまい日本酒はどこにある---増田晶文 草思社 2004.9.30第1
お酒を美味しく飲む裏ワザ・隠しワザ---ライフ・エキスパート「編」河出書房新社 2001.7.1初版
美しくなる日本酒---滝澤行雄 柏書房 2005.11.5第1
わが家でつくるこだわり麹---永田十蔵 農文協 2005.2.5第1
シャンパン風ドブロク---山田陽一 農文協 1991.9.20第1
日本の酒文化総合辞典---荻生待也 柏書房(18000円) 2005.11.25第1
酒と器のはなし---佐藤伸雄 海鳥社 2005.11.15第1
世界一旨い日本酒---古川修 光文社新書 2005.6.20初版
問題の酒・本物の酒 ---大嶋幸治 双葉社 2003.2.5第2刷
酒造りの歴史--- 柚木学 雄山閣 2005.4.30発行
退屈知らずの酒読本---話題の達人倶楽部編 青春出版社 1994.8
日本酒のすべてがわかる本---穂積忠彦 健友館 1989.2.1第1
以上 181冊
  

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お酒

2007-07-18 09:06:45 | Weblog
酒飲み四字熟語:

一種一瓶(いっしゅいっぺい)---それぞれが一品の酒肴と一瓶の酒を持ちよって酒宴を開くこと。気心の知れた仲間同士が、持ちよって催す気楽な宴会のことをいう。
一觴一詠(いっしょういちえい)---「觴」はさかずき。一杯の酒を飲んでは一詩を詠じること。酒を飲み楽しみながら詩を詠むこと。一杯の酒を飲み、一編の詩を詠ずること。
飲(いん)至(し)策(さっ)勳(くん)(いんしさっくん)---古代中国で、戦争が終わった後、兵士が宗(そう)廟(びょう)(天子の祖霊を祀るところ)で酒を飲みながら戦功を策(竹の札)に書き記すこと。
飲酒高会(いんしゅこうかい)---盛大な酒宴。「高会」は盛大な宴会
羽化登仙---人に羽が生えて天に昇り、仙人になること。転じて、酒などに酔っていい気分になること。
儀狄之(ぎてきの)酒(さけ)---儀狄が造った美酒。転じて、酒の異名。儀狄は中国の伝説上の人物で、夏(か)の時代、初めて酒を造ったとされる。
牛飲馬食(ぎゅういんばしょく)---牛が水を飲むように大酒を飲み、馬が草を食むように大食すること。
曲水流觴(きょくすいりゅうしょう)---「觴」(杯)を曲水に浮かべ、それが自分の前を流れ過ぎる前に詩を詠み、その杯を取り上げて酒を飲む遊び。「曲水」は庭園を曲がりくねって流れる水。
流觴曲(りゅうしょうきょく)水(すい)---曲折された水の流れに杯を浮かべ、それが流れてくると拾い上げて酒を飲み交わし、詩歌を作って水に浮かべて遊ぶこと。
紅灯(こうとう)緑酒(りょくしゅ)---赤いともし火とうまい酒。「紅灯」は繁華街のはなやかなあかり。遊興三昧のただれた夜遊びのたとえ。
壷(こ)中之天(ちゅうのてん)---俗界から離れた別天地。仙境(せんきょう)のこと。また、酒を飲んで俗世間を忘れる楽しみをいう。
酒飲微醺(さけはびくんにのむ)---酒はほろ酔い加減にとどめておくほうが趣がある。「醺」は酔う、「微醺」でほろ酔い。
残杯冷炙(ざんぱいれいしゃ)---他人の飲み残した酒と、食べ残して冷えた肴のこと。また、冷遇されて辱めを受けることのたとえをいう。人の飲んだ杯に残った酒、冷えた焼肉を食わされる。恥辱を受けること。
衆酔独醒(しゅうすいどくせい)---「史記」にある「衆人皆酔いて我独り醒(さ)む」の略。まわりの人々はみな酔ったように正道を踏み外しているが、自分だけは醒めて正義を守っている、ということ。皆が酔っていても、自分はいくら飲んでも酔えないこと。
酒色(しゅしょく)財(ざい)気(き)---四つの戒め。酒・色・金・短気に気をつけよ。酒と女と金には気をつけろ、という戒め。
酒池肉林---酒を池のようにたたえ、肉を木々に吊るしたように、ぜいたくの限りを尽くした豪勢な宴会。野放図で豪奢な遊びをいう。
酒入(しゅにゅう)舌(ぜつ)出(しゅつ)---酒を飲んで酔うと、ついおしゃべりになって失言するという戒め。「酒入れば舌出ず」とも読む。酒を飲んで酔うと口数が多くなり、失言をしたりする。酒は身を誤るもとだから、ほどほどにせよ、ということ。
酒(しゅ)嚢(のう)飯(はん)袋(たい)---酒ぶくろと飯ぶくろ。能力がなくて何もできないのに、飲み食いだけは人並み以上にする者をあざけっていう言葉。
酔眼(すいがん)朦朧(もうろう)---酔ってとろんとした目つきになり、あたりの物がぼんやりしてくること。酔っ払って、目も意識もぼんやりし、はっきりしない様。
酔生夢死(すいせいむし)---酒に酔い、夢を見ているようなぼんやりした状態で暮らし、むだに一生を終えること。何も知らず、ぼんやりと暮らしている有様。
酔(すい)歩(ほ)蹣跚(まんさん)---酒に酔ってふらふら歩く様子。「蹣跚(まんさん)」はよろめくこと。千鳥足。
清聖濁(せいせいだく)賢(けん)---酒の異称。中国、魏の曹操が禁酒令を出した時、酒好き達が清酒を聖人、濁酒(どぶろく)を賢人と呼んでひそかに飲んだことから。
浅酌(せんしゃく)低唱(ていしょう)---ほどよく酒を飲みながら、小声で詩歌を口ずさむこと。
即時一杯---「即時一杯の酒」の略。死後の名誉より眼前の一杯の酒のほうがよいという意から、後の大きな利益や喜びより、小さくても今のそれのほうがいいということ。
粗酒(そしゅ)粗餐(そさん)---粗末な酒と食事。客に酒食をすすめるとき、へりくだっていう言葉。
珍味(ちんみ)佳肴(かこう)---たいへんおいしいごちそうのこと。珍しい味の食べ物とうまい酒の肴。
天之美禄---酒の異称。天からのすばらしいたまわりもの。
屠蘇機嫌---屠蘇を飲んでいい気分に酔っていること。「屠蘇」は、年始に一年の邪気を払い延命を願って飲む薬酒。
肉山脯(にくざんほ)林(りん)---牛肉の山と干し肉の林。「脯」は干し肉のこと。ぜいたくきわまる酒宴のことをいう。また、故事にある中国、夏(か)の桀(けつ)王の奢侈についていった言葉。
杯酒解怨(はいしゅかいえん)---杯を交わして飲んでいるうちに、お互いのわだかまりが解けること。「杯酒に怨みを解く」とも読む。お互いに杯を酌み交わしているうちに、旧怨を忘れるということ。
醴(れい)酒不設(しゅもうけず)---「醴酒」は甘酒。甘酒を用意しないという意から、客をもてなす態度が次第におろそかになることをいう。
杯中(はいちゅう)蛇(だ)影(えい)---何でもないことを勘違いして神経を悩ますこと。
放蕩(ほうとう)無頼(ぶらい)---酒色に耽って品行の納まらないこと。
不勝杯(ふしょうはい)杓(しゃく)---飲みすぎて、もう相手がいない様子。
葷(くん)酒(しゅ)山門(さんもん)---生臭いものを食べ、酒気を帯びた者は寺の境内に入ってはならないと。
百薬之長---酒は適当に飲むと、百薬に勝って体のためになる。
豚(とんてい)蹄一(いっ)酒(しゅ)---少しの贈物で、多くの援助を得ようとするたとえ。
截(せつ)髪(ぱつ)易(えき)酒(しゅ)---客の接待に苦労するたとえ。また、真心から客をもてなすこと。
杯盤(はいばん)狼(ろう)籍(ぜき)---酒席がドンちゃん騒ぎで乱れた様子。
琴棋(きんき)詩(し)酒(しゅ)---風流人のたしなみ、また楽しみをいう。
冷吟閑酔(れいぎんかんすい)---さりげなく詩を口ずさみ、のんびりと酔うという自由で気楽な暮らし。
灯(とう)紅(こう)酒(しゅ)緑(りょく)---遊興三昧の、ただれた夜遊びのたとえ。
金谷(きんこく)酒数(しゅすう)---詩が出来上がらない者に、罰として酒を三杯飲ませること。
貴妃酔(きひすい)酒(しゅ)---演題


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お酒

2007-07-17 08:57:30 | Weblog
適正飲酒十か条:

1・笑いながら、楽しく飲もう
2・薬と一緒には飲まない
3・自分のペースでゆっくりと
4・食べながら飲む習慣を
5・強いアルコール飲料は薄めて
6・自分の適量を知り、それを守る
7・週に2日は休肝日を
8・遅くとも夜12時には切り上げる
9・肝臓などの定期検査を
10・人に酒を無理強いしない

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お酒

2007-07-16 09:02:27 | Weblog
飲酒量を減らすための五ケ条:

1・まず2週間禁酒する。
2・禁酒してプラスになったことを探す。
3・飲酒日記をつける。
純アルコール約22グラムを1単位(1単位は、ビール大瓶1本、日本酒1合、
ウィスキーダブル1杯、ワインはグラス2杯)として、1日2単位以内、週10単位以内を目標に、1週間の予定を立て、その横に実際の飲酒量、飲み屋などを書き、週末に予定通り実行できたかどうか評価する。
4・飲酒量が増えるのはどんなときかを探す。
5・飲まなければいけないときを避ける。
誘われても理由をつけて断る。

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お酒

2007-07-15 09:12:36 | Weblog
対酌:

杯事(さかずきごと)---酒盛りで仲間と杯を交わしながら酒を飲むこと。広義にはいろいろな礼法や約束事に縛られている儀礼の酒をさす。
酒事(さかごと)---杯事に同じ。
瓶子取(へいしとり)---古語で、相手に酌をすること。
対酌(たいしゃく)---相対して酒を酌み交わすこと。
相酌(あいじゃく)---酌人なしで、二人で酌をしあうこと。
合の酌---相手と酒を酌み合うこと。
相よし---古式で、献数を重ねながら相酌しあうこと。
交酌(こうしゃく)---相手と酌を交わすこと。
自身酌---酌人を介さず、互いに直に杯のやり取りをすること。
酌の酬---杯のやり取りをすること。
干し合い---やり取りに同じ。
献酬(けんしゅう)---酒席で酒盃のやり取りをすること。
差し杯---酌で相手の杯に酒を注ぎいれること。また、差し向かいで酒を酌み交わすこと。
受け杯---相手からの酌を受けること。
押さえ---酌の返杯をしようとする相手の杯を押さえて続けて飲ませること。
差しつ差されつ---杯を差したり差されたりすること。
差し受け---杯を差したり受けたりすること。
間の押さえの(あいのおさえの)---間をしたり押さえたりして酒を酌み交わすこと。
勧酒(かんしゅ)---宴席で相手に酒を勧めること。
勧杯(けんぱい)---宴席で相手に酒盃を勧めること。杯事をさすこともある。
一つあがれ---親しい相手に杯酒を勧めるときの辞令。
まず一杯---
今一つ---続けて酒盃を勧めるときの辞令。
献酌---相手に杯を差し出し、酒を注ぎいれること。
盛り差し---古くに、酒を盛った杯ごと献杯すること。
返杯---勧められた杯酒を飲み干した後、相手にその杯を差し返すこと。
返盞(へんさん)---返杯に同じ。
鸚鵡返しの杯---差された杯酒を一息に飲み干し、ただちに返杯すること。
改め---杯事のさい、そのまま献杯または返杯せずに、新しい杯に替えて酌み交わすこと。昔は相酌の絆を断つような行為で、野暮な余計事とされた。
強い酌(しいしゃく)---むやみに酌をしたがること。
出酌(でじゃく)---脇からしゃしゃり出て酌のお節介をやくこと。
参って御酌---酒席に駆けつけ座り込むやいなや、ただちに酌を始めること。なじみの芸者を呼びつけたときなど、よく見られる光景である。
心差しの杯---自分が気にかける特定の相手に酌をするとき心を込めて杯を差すこと。
思い返し---心差しの杯に対する返しの杯。当然、心のこもるものとなる。
平差し---相手に対し屈託なく酒を杯にさすこと。自然体で差すことをいう。
差し捨ての杯---相手に杯を差しはしたが返杯は求めないこと。
触る---相手が差す杯を押さえ、自ら酒を注いだ杯を返す。飲めなくなった場合などの基本作法である。
触ります---遊里での慣用句で、遊客など相手から遊女が杯を差されたら、その杯を押さえて自分から酒を注ぎ相手に飲ませる。
差し伏せ---自分が酔う前に強引に献杯を続け、相手を酔い伏せてしまうこと。
違え差し---対酌者同士が杯を交差させるようにして差し合うこと。また、乾杯時の杯合わせおの失敗をいうことも。
散る---酌のとき、注いだ酒が杯から溢れこぼれる。差してもらうとき、「散ります、散ります」などと口にして牽制する。

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お酒

2007-07-14 09:01:57 | Weblog
杯重ね:

杯重ね---古法の杯事では、巡杯での献数を表現した総括用語が見つからない。
献(こん)---杯事では、客に酒三杯を勧め、酒肴一膳を重ねていくさいの度の数を表す単位語。一般には酒杯巡りの回数とみなしてよい。
献献(こんこん)---献数が重ねられていくさま。
献献の酒盛り---饗膳や酒杯が何度となく重なる豪勢な酒盛り。
献酬又献酬(けんしゅう)---杯のやりとりが激しいこと。
数献(すこん)---三献か五献をさし、「数献の杯」とも。
献数(こんすう)---酒杯を形式的に重ねること。
一献(いっこん)---中世にできた酒宴礼法の一つ、簡素な肴を杯に添えて酒一度を勧めること。正しくは酒肴一献といい、杯重ねの基本数詞である。
酒肴一献---一献の正式呼称。
式献(しきこん)---一献に同じ。
酒一献---一献に同じ。
初献(しょこん)---酒宴での最初の一献。また、その酒杯。
一度---土器一杯の酒で、一献の杯に相当。この土器も大きさによって三度入り・五度入りから大杯へと続くことが多い。
一杯---杯に一杯の酒。普通三杯で一献または一度に相当する呼称。いちばん後にできた江戸語で、解釈の膨らみが大きくて正式な杯重ねでは使えない。一杯を一度に等しいとするのも、厳密には正しくない。
二献(にこん)---一献の儀を再度重ねること。一般の杯事は奇数だてになっていて、二献のまま終ることはない。他の偶数献も通過時点での呼び名である。
式三献---中世に成立した古式杯事では、肴・吸物を添え、大・中・小の土器で一回ずつ三度、合計九度の酒を勧める儀礼。祝儀での正しい次第として今日に伝えられている。「酒肴三献」「三つ杯」とも。
三献---式三献の略称で通称。また、杯重ねでの通過献数。儀礼杯事の嫌いな主人などは、形式上三献程度にとどめ、あとは勝手飲みに移るといった気を利かせる。
三度---三献に同じだが、より古い言葉。
五献---饗膳の次第で酒肴を五度重ねる形式。また、杯重ねで五度目に通過の献数。
九献---饗膳の次第で酒肴を九度重ねる形式。また、杯重ねで九度目に通過の献数。九は目出度い数であることから、次第を九献とする例が多い。
十杯---杯を十度も重ねてきた、程度の意味。儀礼性は薄れ、酒自慢同士お競り飲みに近い様子をさす。
口合酒(くばいざけ)---三三九度の酒をいう。江戸語であろう。
三の杯---三三九度の次第で三度目に酒を注ぐ杯。つまり一度目と二度目は形だけの作法で、実際は空杯のまま、三度目でやっと満たされる。
五五七七度---杯重ねの夥(おびただ)しいさまの表現。
九七五(ここのなないつ)---戦陣における杯事の段取りで、礼法というより縁起をかついだしきたり。
献の間(こんのま)---献から次の献までの間。

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