今年の本屋大賞は「そして、バトンは渡された」でしたね。
ノミネート作ではかなりの高評価だったから当然と言えば当然と思うけど、
今のところはまだ読んでみたいと思えないので未購入ですが、
今年中には読んでおきたいですね。
ちなみに先日読んだ「ひと」は2位でした。
っと言うことで、
今回は本屋大賞5位のこの作品を読んでみました。
愛したはずの夫は、まったくの別人であった。
弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。
宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。
長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、
新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。
ある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。
悲しみにうちひしがれた一家に「大祐」が全くの別人だったという衝撃の事実がもたらされる……。
人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。
「大祐」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。
人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。
「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作!
平成の終わりに世に問う、衝撃の長編小説。
帯や表紙等にはこのように書かれています。
サスペンス、ミステリ、夫婦・家族の絆、現代社会の闇など
様々な要素が散りばめられた、とても読み応えのある一冊。
さすが本屋大賞ノミネート作品ってところでしょうか...
かなり面白い物語でした。
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