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ワールドプレミア

2014年05月10日 | 日記

現地時間8日(日本時間9日)に米ロサンゼルス・ハリウッドのドルビー・シアターでお披露目された特撮怪獣映画の金字塔シリーズ最新作『GODZILLA』について、渡辺謙と気鋭ギャレス・エドワーズ監督が上映後に感触を語った。

 観客1,500人が詰め掛けたワールドプレミア。「本当に興奮している感じがダイレクトに伝わってくるので、僕も興奮した」と満足げな渡辺は、「ゴジラというアイコンをハリウッドの職人がどう作ってくれるのかと思っていたけれど、ゴジラに国籍はないと実感した」と充実の表情を見せ、「こっちのお客さんはストレート。声の出し方とかが『待ってました!』っていう感じ。エンターテインメントの楽しみ方を知っている」と初披露に手応え十分。

 「ゴジラの映画を作るのが夢だった。いまだに監督できたことが信じられない」と喜ぶエドワーズ監督は、「人間はコントロールできないものを扱うべきではない」というテーマで本作を制作した。劇中には原発などが登場し、現代の問題も扱うが、渡辺は「今抱えている問題が含まれているからこそ、意味がある。日本人として挑戦したいと思った」と力を込めて振り返った。

 渡辺の妻で女優の南果歩は2001年の『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』に出演しているが、家庭では「彼女は出演したことをすっかり忘れているが、先輩風を吹かせている」と“暴露”した渡辺。ユーモアも忘れなかった。

 封鎖されたドルビー・シアター前には黒いボディーに背びれを付け『GODZILLA』のロゴが赤でペイントされた“ゴジラカー”も出現し、「GODZILLA~!」と叫ぶ熱狂的なファンが集うなどゴジラ一色の一夜となったこの日。世界で最初に観た観客からは「グレイト」「アメイジング」の声が相次ぎ、中には「ゴジラの雰囲気がとても良かった。昔のゴジラとは全然違う」や、「ゴジラはいいやつ」「ゴジラは大きな『バットマン』のよう」と史上最大108メートル超えの新ゴジラを絶賛する人もいた。

 全米では日本より一足早い5月16日に3,800スクリーン規模で、世界では63の国と地域で公開される本作。フィリピンでゴジラのような巨大生物の化石と寄生する2つの胞子が発見されたことから芹沢博士(渡辺)が調査を開始。その後新たな怪獣が現れ、大切な人を失う危機に立たされる人間たちのドラマとゴジラの活躍が描かれる。渡辺にとっては映画『シャンハイ』(2010年)以来、通算8作目のハリウッド映画出演となった。
映画『GODZILLA』は7月25日より2D / 3D(字幕スーパー版 / 日本語吹き替え版)公開
※引用しました。



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