DeNAの篠原貴行投手(37)が30日、横浜市内の球団事務所で現役引退会見を行った。今季は4月に左肘を痛めたこともあり、1軍登板のないまま終盤を迎えた。「試合で投げられるようになっても自分の球が投げられない日々が続いた。9月の頭に引退を決めた」と明かした。
左の中継ぎとして一時代を築いた。2年目の99年に14勝を上げるなど16年で登板496試合。通算33勝、防御率3・28の成績を残した。
「先発の思いを次いで、抑えに託すことが僕の仕事」と話し、「中継ぎは1球でゲームを支配できるけど。1球でゲームを壊すこともある。1つのストライクで拍手、1つのアウトで歓声をいただいた。応援してくれたファンの前で毎日投げたいと思った」と野球人生を捧げた“中継ぎ道”を語った。
プロ人生を振り返って「ダイエーに入って2年目で優勝、2003年には胴上げ投手になれたことが一番の思い出」と答えた左腕。今後については「白紙です。ゆっくり考えたい」とした。
※引用しました。
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