巨人・重信慎之介外野手(23)が26日、台湾で磨いた「由伸打法」で来季のレギュラー奪取を目指す決意を明かした。現地で行われたアジアウィンターリーグに約1か月参加。バットを立てる指揮官直伝の打法に手応えをつかみ、守備でも今秋から取り組む二塁で無失策と対応。異国の地で得た収穫と課題に迫った。(取材・構成=小島 和之)
武者修行を終えた重信の顔には充実感がにじんだ。18試合に出場して打率2割、0本塁打、8打点だったが、経験をプラスに捉えている。
「手探りの状態で、結果を出しにいったというよりも試しにいった。結果が出なかったことは悔しいけれど、やりたいことや試したいことは毎日できた」
やりたいこと、は明確だった。今季は1軍戦25試合で打率1割9分、2打点、0本塁打。11月下旬から参加したウィンターリーグでは、由伸監督の助言を参考にした打撃フォームを試した。
「いままでバットを寝かせたままテイクバックに入って打っていたけど、秋季キャンプで高橋監督から『バットは立てなさい』と。キャンプ終盤だったので試す実戦の場がなく、ウィンターリーグでその形をやってみようと思った」
8日の韓国プロ選抜戦では、右中間三塁打を含む2安打。「由伸打法」が生む力強いスイングに手応えをつかんだ。
「強い打球が打てるようになった。高橋監督(の構え)は最初はバットが寝てるけど、タイミングを取って最終的には立つ。立てたところから振った方がボールに力が伝わるし、それが力強い打球につながってくるんだ、と」
今秋には来季の二塁手起用プランが挙がり、秋季キャンプ中の11月17日の韓国・ハンファとの練習試合(サンマリン宮崎)で実戦デビュー。台湾でも5試合で二塁を守り無失策だった。
「キャンプでは基本中の基本を教わった。捕球姿勢を作るために、キャンプから取り組んだ股割りは台湾でも継続したし、基礎をやっていこうと思いながら試合に入った。打球は基本通りさばけたし、そこは自分の中では良くできたかな、と。中継プレーはまだまだだけど、捕る姿勢はキャンプよりは良くなっている」
内野挑戦は本職の外野守備への好影響ももたらした。秋季キャンプでは送球の安定感向上のため、井端内野守備走塁コーチからスナップスローを叩き込まれた。
「井端さんとの取り組みによって、外野からも伸びのある送球ができるようになった。回転数が上がったと思うし、良くなった感触があった」
台湾で攻守に収穫を感じている間に、FAで日本ハムから陽が加入。内外野で定位置争いは厳しさを増した。今オフは早大の先輩で米大リーグ・アストロズの青木と合同自主トレを行う予定だ。
「(青木からは)いろいろなことを学んでいきたい。巨人はFAで毎年いろいろな選手が入ってくるチーム。競争は激しいですけど、自分のやることは変わらないし、やるしかない」
歩みを止めている時間はない。重信の2017年はすでにスタートしている。
◆重信 慎之介(しげのぶ・しんのすけ)1993年4月17日、千葉・佐倉市生まれ。23歳。早実では1年秋から三塁手でレギュラーをつかみ、2年夏には甲子園出場。早大進学後は2年春に外野に転向し、ベストナイン2度、4年秋には首位打者を獲得。15年ドラフト2位で巨人入団。173センチ、70キロ。右投左打。来季年俸1400万円。※引用しました!
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