レスリング女子72キロ級五輪銅メダリストの浜口京子(35=ジャパンビバレッジ)が、年末の全日本選手権(12月21~23日、東京・代々木第二体育館)に出場することが25日、本紙の取材で明らかになった。昨夏のロンドン五輪以降、試合から遠ざかり去就が注目されていたが、現役続行を正式に決断。日本の女子レスリングを引っ張ってきた不屈の女王が、35歳にしてマットに帰ってくる。
関係者の話を総合すると、浜口は秋ごろに出場の意思を固め、25日締め切りの全日本選手権のエントリー申請を行った。ロンドン五輪以降、試合に出ておらず、出場には日本レスリング協会の強化委員会の推薦が必要になるが、女子強化の最高責任者である栄和人女子強化委員長(53)は「あれだけの実績がある選手。もちろん推薦しますよ。浜口が出れば72キロ級も大いに盛り上がると思う」と本紙に明言。復帰の舞台が整い、現役続行が決まった。
世界選手権を5度制覇し、2004年アテネ五輪、08年北京五輪では銅メダルを獲得した。3度目のロンドン五輪では、初戦の2回戦でまさかの敗退。「まだまだレスリングシューズを脱ぎたくない」と悔しさをあらわにしたが、去就について正式な方向性を示していなかった。
その後、浜口はマットから一時離れ、イベントやテレビに出演。本来の「優しい京子ちゃん」でお茶の間に登場したが、闘争本能は衰えず1年前から練習を続けていた。また、今年はレスリングが2020年五輪実施競技から除外されるという大問題が起き、存続活動にも尽力した。その中で自分の調子と気持ちが高まる時期をうかがい、満を持して過去15度優勝している全日本を復帰の舞台に選んだ。
父でコーチのアニマル浜口氏(66)は、ロンドン五輪敗退直後から早々と「リーオ、リーオ!」と叫び、16年リオデジャネイロ五輪出場へ現役続行を促した。今回の全日本出場も「アニマルパパに強要されたのでは?」と見られそうだが、実情は違うという。「表ではリオ、リオと言っていたが今回、アニマル浜口は、ひと言も『試合に出ろ!』とは言っていない。相談には乗っていたが、無理強いせず、本人が心を決めた」(浜口に近い関係者)。アニマル氏は愛娘を傍らで見守り、決断をサポートした。
すでに一切のタレント活動を控え、走り込みからマット練習まで日々ハードな練習を積んでいる。練習の成果はすでに表れており「まるで岩のような体になっている」(前出の関係者)というから驚きだ。
女子格闘技で35歳といえば大ベテランの域だが、パワーとスタミナはピカイチ。ルールが2分3ピリオドの2ピリオド先取制から3分2ピリオドのトータルポイント制に変わったことも、スタミナ自慢の浜口には有利に働くとみられる。年齢など関係なく、リオ五輪出場も決して夢ではない。前人未到の道をアニマル京子が歩み出す。
※引用しました。
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