チャンピオンズリーググループE第１節

シャルケDF内田篤人は１８日、チャンピオンズリーグ（CL）・グループE第１節でステアウア・ブカレストと対戦し、フル出場した。右サイドバックでプレーした内田は、先制点を記録して３ー０の勝利に貢献。運に味方されたゴールについて内田は、「もっと普通のゴールが良かった」と話した。

０ー０で迎えた６７分、内田のゴールが試合を動かした。チームを勢いづける得点だったが、「ケヴィン（＝プリンス・ボアテング）が詰めていてくれて、半分というか、ほとんど彼のゴールのようなもの」と自身のゴールを振り返る。

CLでの初ゴールとなるが、「うれしくないと言ったらアレですけど、意図したゴールではないので」と、手放しでは喜べない様子。「もう少し普通のゴールが良かった」という感想を明かした。

点差を見れば快勝だが、内田は「相手もCLに出てくるチームだから、良いチーム。自由にやらせたらやられる」という印象だったという。守備面には特に気を遣っていたようで、「セットプレーは本当に分からないです。個人的にはカウンターが怖い」と話した。

なかなか先制できなかったシャルケだが、内田は「簡単に点が取れないというのは、（試合を）やる前から分かっていました」と覚悟していたそうだ。そのため、「後ろは耐えるだけです。後ろは頑張るだけ。耐えるだけで、前が取ってくれるのを待つ」という姿勢だったという。内田も高いクオリティーと話す前線の選手に期待し、まずは相手の攻撃を抑えることに集中していたようだ。

内田は自身のゴールを含めて、「今日は運があっただけだと思います」と、この試合を振り返っている。ただ、運を呼び込んだのは、シャルケの頑張りがあったからという想いもあるようで、「１１人全員が走っていたし、耐えるところは耐えたし、その積み重ねだとは思います」と、胸を張った。

CLの舞台で白星スタートを切ったのは大きなことだが、「１試合終わっただけなので、勝ち続けないと意味がない。次のステージにいかないと」。初戦の勝ち点３に浮かれる様子はない。

シャルケは２日後、ブンデスリーガで王者バイエルン・ミュンヘンと対戦する。内田は「きついですけど楽しみ」。元チームメートの「（マヌエル・）ノイアーに恥ずかしくないプレーを」と意気込んだ。
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