「秋季東京都高校野球大会・1回戦、早実4-3小平」(10日、八王子市民球場)
小平 020 010 000 00=3
早実 002 100
000 01x=4
来春のセンバツ資料となる大会。夏全国ベスト4の早実が苦戦の末、延長十一回サヨナラ勝ちした。
U-18日本代表チームの4番打者、早実のスーパー1年生・清宮幸太郎内野手(16)は「3番・一塁」で先発出場。0-2とリードされた三回の第2打席で無死二塁から右中間最深部へ同点2ランを放った。フルカウントからの6球目、カーブに対して上からバットをたたき、打球は高々と上がって右中間スタンドに飛び込んだ。
清宮はこの日5打数1安打。本塁打による2打点のみに終わり、試合後は「(相手の)小平さんの気迫に自分たちが押されていた。(本塁打は)打った瞬間にいったかなと思った。(試合全体では)ひと言で全然ダメ。チャンスでたくさん回してもらって、自分がもっと打っていれば、ここまで試合は苦しくならなかった」などと苦戦を振り返った。
一回の第1打席は1死二塁から相手一塁手のエラーで出塁。変化球を鋭いライナーではじき返して失策を誘った。
同点2ランを放った後の四回の第3打席は、1死三塁から空振り三振に倒れた。早実は続く主将の4番・金子銀佑内野手(2年)の適時三塁打で1点を勝ち越したが、五回に同点とされた。
清宮は3-3の六回の第4打席でも2死二塁から二塁へのライナーに倒れた。カウント0-2から、外よりのストレートに対し鋭いライナーを放ったが、相手二塁手がジャンプして好捕した。
さらに、九回の第5打席では相手の2番手投手に対し、1死無走者から中飛に終わった。外よりのまっすぐをバックスクリーン方向やや右へ放ったが、打球は中堅手がフェンス際でグラブに収めた。延長十一回の第6打席は無死一塁からストレートの四球で出塁。早実はこの回1死二、三塁から代打・工藤航輔選手(2年)の一塁線強襲適時打でサヨナラ勝ちした。
★清宮の早実新チームでの公式戦成績( )内は打点
【秋季東京都大会】
◆1次予選
◇2回戦 東京農大一 3打数3安打5打点
中前打、右越え本塁打(2)、右中間本塁打(3)、四球
◇3回戦 保谷 3打数2安打4打点
中前打(1)、四球、中飛、右越え本塁打(3)
◆本大会
◇1回戦 小平 5打数1安打2打点
一失、右中間本塁打(2)、空振り三振、二直、中飛、四球※引用しました!
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