第105回全国高校野球選手権大会第10日第2試合(16日、広陵3-6慶応、甲子園)春夏連続で甲子園に出場した慶応(神奈川)が、3回戦で延長十回タイブレークの末に勝ち、2008年以来15年ぶりのベスト8進出を決めた。試合は3-3で延長十回からタイブレーク。慶応は無死一、二塁から1番・丸田の右前打で満塁とした。1死後に3番・渡辺千の二ゴロを、二塁手が二塁ベースカバーに入った遊撃手に悪送球。三塁走者が生還して4-3とリードした。4番・加藤が二飛で2死満塁。続く5番・延末藍太内野手(3年)が、右前2点打を放って6-3とリードを広げた。延末は一回2死二、三塁で広陵先発・高尾から先制の左前2点適時打を放った。三回には1死二、三塁から強襲の一ゴロ。アウトになったが、三塁走者が生還して1打点。5打数2安打5打点と活躍した。試合後「素直にうれしいです。甲子園は一球一球、見ている人から歓声があがって、ワンプレーで勝負が決まる。(十回2死満塁は)楽しもうと思いました」と部訓のエンジョイ・ベースボールを実践した。春の甲子園はタイブレークで仙台育英(宮城)にサヨナラ負け。当時、マウンド上で敗戦の悔しさを味わった松井喜一投手(3年)が、この日は3-3の九回から3番手で登板。九回にサヨナラ負けのピンチをしのぎ、3点リードの十回を無失点に抑え、春の雪辱を果たした。西武、巨人などで歴代5位の525本塁打を放った清原和博氏の次男、清原勝児内野手(2年)は出場しなかった。慶応は19日の準々決勝で沖縄尚学と対戦する。※引用しました!
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