日本テレビ系で放送中のドラマ「偽装の夫婦」や「家政婦のミタ」などで知られる脚本家の遊川和彦氏(60)が映画「恋妻家宮本」(2017年公開)で初監督を務め、主演の俳優・阿部寛(51)と天海祐希(48)が初めて夫婦役で共演することが29日、分かった。
10月クールのドラマで、高視聴率を誇るTBS系「下町ロケット」の阿部と「偽装-」の天海が“合計視聴率30%超えコンビ”を結成。ヒットメーカーが集結して異色作をスクリーンに投じる。
「恋妻家宮本」は、人気作家・重松清氏の小説「ファミレス」を遊川監督が大胆に脚色した作品。原作では複数の家族が登場するが、脚本も兼ねる遊川監督は1組に焦点を当て、子供が独り立ちした後の50代夫婦の関係を独自の視点で描く。
最終回で最高視聴率40%を記録した「家政婦のミタ」や「○○妻」「偽装の夫婦」など、現代における家族のあり方は近年の遊川監督のテーマ。製作サイドは2014年1月に脚本のオファーを出し、遊川監督は脚色を条件に快諾。映像化に当たって遊川監督以上に適任はいないとして今年4月に監督との兼任が決まった。7月には阿部&天海のキャスティングも決定し、現在は当て書きの要素を加筆中という。
“もの言う脚本家”として過去のドラマで女優を泣かせたこともある遊川監督は「阿部さんは日本一のコメディアン。1、2回はケンカするかもしれないけど、AとBがぶつかってCが生まれることが1番。衝突するのは大歓迎」と意見をぶつけ合う、波乱含みの現場を約束した。
遊川組に初参加の阿部も「重松さんの世界を遊川流にどう演出なさるのか今から楽しみです」と燃えている。「女王の教室」など遊川組の常連となった天海は、豪華な面々が集い「トリプルで幸せでございます」と腕を回す。クランクインは1月15日を予定。「下町-」と「偽装-」の余熱が残る、熱い現場となりそうだ。※引用しました!
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