雄介食べ歩きBLOG

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第4の球団

2012年11月13日 | 日記

阪神が9日、前ツインズの西岡剛内野手(28)と大阪市内のホテルで入団交渉を行った。西岡はロッテ、オリックス以外の複数球団とも交渉を行っていたことをにおわせたが、その「第4の球団」が巨人であることが明らかになった。阪神としては予想以上に厳しい状況となったが、譲るわけにはいかない。西岡は虎の「2大懸案」のキーマンとなっているからだ。

 交渉を終えた西岡は神妙な面持ちで口を開いた。報道が過熱していることで「戸惑っている部分もあるんですけど…」としながらも「えっ、と思わすこと(決断)もあるかもわからないですね。公表はしていないけど、まだあと何球団かと交渉してきましたし。3球団だけじゃなくてね。今日で一通り会う球団は終わったので、あとは自分の中でどう決断するかになってくる」。西岡はロッテ、オリックス、阪神以外とも非公式で交渉を行ったと明かした。

 水面下で動いたのはどの球団なのか。遊撃、二塁を守れる西岡を必要な球団はどこか。そして現在、離婚協議中の西岡にとって必要な「カネ」を出してくれる球団はどこか…。おのずと球団は絞られてくるが、球界関係者の中でささやかれているのが「ブラフ説」だ。

 実は西岡は親しい関係者に「巨人から話が来ている」と打ち明けている。だが、巨人は以前から西岡に関しては「獲得はあり得ない」と動かない方針を打ち出しており、何より原監督の西岡への評価が低い。原監督が指揮官を務めた第2回WBCでは、侍ジャパン代表メンバーに西岡を選んでいないほどで、当時はまさかの選出漏れの理由として「チームの和を乱す恐れがある」と、性格面での問題点があったとささやかれた。西岡にはそんな原監督との“確執”もあるのだ。

 そのため西岡の「巨人から…」発言は、球界関係者の間で「ブラフではないのか」と指摘されている。複数球団の争奪戦になった場合、そこに巨人が入れば条件が一気につり上がるからで、主に外国人選手の代理人が使う常とう手段だ。「カネ」が必要な西岡が同じ手を使ったというわけで、おおっぴらに「巨人」の名前を口にできないのは、巨人に完全否定されてしまっては元も子もないから。そんな事情で、水面下では「巨人から話が来ている」を大宣伝しているのだろう。

 いずれにせよ勝手に名前を使われた巨人はとんだ大迷惑で、原監督、そして巨人サイドの、ただでさえ悪かった西岡へのイメージが、さらに悪くなったことは間違いない。阪神入団なら来季の巨人―阪神戦が、ますます遺恨めいた戦いとなりそうだ。
※引用しました。



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