◆フィギュアスケート GPシリーズ第6戦・NHK杯第2日(29日、大阪・なみはやドーム)
ソチ五輪金メダリストの羽生結弦(19)=ANA=が、滑り込みでGPファイナル(12月11日開幕・バルセロナ)出場を決めた。前日(28日)のショートプログラム(SP)で5位と出遅れ。男子フリーでも4回転ジャンプの失敗が続き、合計229・80点の4位に終わった。8日の中国杯の直前練習で中国選手と激突し、5か所を負傷。復帰戦は表彰台を逃したが、シリーズ獲得ポイント6位で4年連続のGPファイナル切符を獲得した。
「終わった」―。「オペラ座の怪人」を演じ終えると、羽生はつぶやいた。「あれは絶望的な『終わった』です」。7人終了時点で暫定首位も、まだ4人残っていた。ファイナル進出条件の4位以内は厳しいとみられた。
「ここにいるのが奇跡」と言って復帰戦に臨んだ19歳に奇跡が起こった。SP2位のアボット(米国)が序盤からジャンプのミスを連発し、5位に順位を落とした。4位の羽生と0・15点差。最後の6人目として、出場圏内に滑り込んだ。
素直には喜べない。冒頭の4回転サルコーは2回転、続く4回転トーループは3回転になり転倒した。後半の3回転半からの3連続コンビネーションも最初が1回転半になった。前日のSPに続きジャンプが不発だった。
黒が基調だった21日前の中国杯フリーから一転、白をベースに黒、金、水色を織り交ぜた衣装に替えた。いつまでも悲劇の主人公を演じる気はない。取材エリアでの第一声は強い口調だった。
「皆さんが思っているのは、練習できなかったということでしょうが、そうじゃない。これが僕の実力です」
この日午前、曲を流した練習では4回転ジャンプが2種類とも着氷し、終了10分前に引き揚げた。感触は良かったが、本番で決められない。フリーの得点151・79点は、流血後に滑った中国杯より2・81点低い。力を発揮できず、腹が立った。
8日の中国杯で負傷し、プログラムの通し練習ができないまま、1週間ほどの調整で今大会に臨んだ。それでも出場の決断は「正しかった」と断言した。「結果はどうであれ、ミスしたことで後ろに下がる訳じゃない」と山積みになった課題をあえて歓迎した。ブライアン・オーサー・コーチ(52)も「この試合に出ないと、あと1週間トレーニングができたかもしれないが、これでファイナルに出場できる。目標は達成できた」と前向きに捉えた。
ギリギリではあるが、4年連続のファイナル出場を手にした。「さらにいい演技ができるように、しっかりトレーニングをして立て直したい」。絶望のふちを脱した五輪金メダリストが、プログラムの精度を高めて日本人初の連覇に挑む。※引用しました!
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