「高江にも飛ばさせない!」9・9沖縄県民大会
9/9の沖縄県民大会。
10万人が集まった、成功した、という報道しかされていないけれど、
こういう映像もある。
「ANPO」という映画を見て、初めて「棄民」という言葉を知った。
捨てられて、自由に生きられるならよい。
捨てられても、捨てた親によって縛られ続ける子供は
どう生きて行ったらよいのだろうか。
捨てられた子供たちが繋がってゆくしかないと思う。
高江が沖縄の他の地域と繋がるためにはどうしたらよいのだろう。
「地元民」と「よそ者」たちが手を取り合わないかぎり、
基地問題の運動は広がらない。
「内地の人間に何がわかる」と言うウチナンチューと、
「もっと勉強して沖縄の問題が分かるようになってから…」
と理由をつけていつまでも動かないナイチャーが、
お互いを理解しあうのは、そんなに難しいことだろうか。
分断は自らの中にあるような気がする。
ーーーーーーーーーーーーー
写真:森住卓さんのfacebookより拝借
(フィリアの日記より抜粋)
仲井真県知事不在の中、大会は始まりました。
誰でも言えそうな挨拶が続きました。
あたかも、「反対」と叫ぶだけでオスプレイが来ないかのような挨拶が続きました。
驚いたのは、知事のメッセージが朗読され始めた時です。
会場全体から大きなブーイング、「そんなもの読むな」という怒号が響き続けたことです。
自らカチャーシーを踊って、「メッセージなんか聞くな!こっちを見ろ」と
全身で抗議したオジーもいました。
先頭に立つべき知事の不参加にこれだけの人が怒りを感じていたのだと驚きました。
私は、高江の住民の会の人々と共に居ました。
時々、遠慮がちに「高江を助けて」と叫ぶ声。
すべてを無視して、高江に一言も触れずに進むプログラム。
高江住民の中に焦燥感・悲壮感が漂い始めました。
ついに最後から二番目のプログラムで住民たちは立ち上がり、
壇上の近くによって叫び始めました。
高江のヘリパッド建設を止めさせろ!というごくごく当たり前の叫びを!
プログラムは最後の一人。閉会の挨拶になりました。
国が高江の住民を訴えたスラップ訴訟の住民側の弁護士の、
加藤 裕弁護士です。
加藤弁護士は挨拶の最後に叫びました。
「宜野湾市の空にオスプレイはいらない。
嘉手納の空にもオスプレイはいらない。
そして、
高江の空にもオスプレイはいらない!」
歓声が上がりました。涙を流して抱き合う人までいました。
たった一言。この言葉がなければ、
高江の住民は全く救われないまま帰ることになったでしょう。
さすがの加藤弁護士も、「高江のヘリパッド建設反対」とまでは叫んでくれなかった。
恐らく大会準備の中で、議論の末に高江には触れない等の決定がなされていたのでしょう。
しかしその中で、高江の住民と共に闘い続けた加藤弁護士は、
ギリギリの言葉で高江住民に応えてくれたのだと思います。
この不完全なたった一言にすら、歓喜の叫びをあげ涙する高江住民。
琉球朝日放送のヘリからの空撮によって判明した事実によると、
ヘリパッド建設資材はすでに1000トン弱も搬入されてしまっています。
大会後の強行は明らかです。
明日から、また高江の厳しい闘いが始まります。
皆さん、どうか繋がっていて下さい。
どうか、お願いします。
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9/9の沖縄県民大会。
10万人が集まった、成功した、という報道しかされていないけれど、
こういう映像もある。
「ANPO」という映画を見て、初めて「棄民」という言葉を知った。
捨てられて、自由に生きられるならよい。
捨てられても、捨てた親によって縛られ続ける子供は
どう生きて行ったらよいのだろうか。
捨てられた子供たちが繋がってゆくしかないと思う。
高江が沖縄の他の地域と繋がるためにはどうしたらよいのだろう。
「地元民」と「よそ者」たちが手を取り合わないかぎり、
基地問題の運動は広がらない。
「内地の人間に何がわかる」と言うウチナンチューと、
「もっと勉強して沖縄の問題が分かるようになってから…」
と理由をつけていつまでも動かないナイチャーが、
お互いを理解しあうのは、そんなに難しいことだろうか。
分断は自らの中にあるような気がする。
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写真:森住卓さんのfacebookより拝借
(フィリアの日記より抜粋)
仲井真県知事不在の中、大会は始まりました。
誰でも言えそうな挨拶が続きました。
あたかも、「反対」と叫ぶだけでオスプレイが来ないかのような挨拶が続きました。
驚いたのは、知事のメッセージが朗読され始めた時です。
会場全体から大きなブーイング、「そんなもの読むな」という怒号が響き続けたことです。
自らカチャーシーを踊って、「メッセージなんか聞くな!こっちを見ろ」と
全身で抗議したオジーもいました。
先頭に立つべき知事の不参加にこれだけの人が怒りを感じていたのだと驚きました。
私は、高江の住民の会の人々と共に居ました。
時々、遠慮がちに「高江を助けて」と叫ぶ声。
すべてを無視して、高江に一言も触れずに進むプログラム。
高江住民の中に焦燥感・悲壮感が漂い始めました。
ついに最後から二番目のプログラムで住民たちは立ち上がり、
壇上の近くによって叫び始めました。
高江のヘリパッド建設を止めさせろ!というごくごく当たり前の叫びを!
プログラムは最後の一人。閉会の挨拶になりました。
国が高江の住民を訴えたスラップ訴訟の住民側の弁護士の、
加藤 裕弁護士です。
加藤弁護士は挨拶の最後に叫びました。
「宜野湾市の空にオスプレイはいらない。
嘉手納の空にもオスプレイはいらない。
そして、
高江の空にもオスプレイはいらない!」
歓声が上がりました。涙を流して抱き合う人までいました。
たった一言。この言葉がなければ、
高江の住民は全く救われないまま帰ることになったでしょう。
さすがの加藤弁護士も、「高江のヘリパッド建設反対」とまでは叫んでくれなかった。
恐らく大会準備の中で、議論の末に高江には触れない等の決定がなされていたのでしょう。
しかしその中で、高江の住民と共に闘い続けた加藤弁護士は、
ギリギリの言葉で高江住民に応えてくれたのだと思います。
この不完全なたった一言にすら、歓喜の叫びをあげ涙する高江住民。
琉球朝日放送のヘリからの空撮によって判明した事実によると、
ヘリパッド建設資材はすでに1000トン弱も搬入されてしまっています。
大会後の強行は明らかです。
明日から、また高江の厳しい闘いが始まります。
皆さん、どうか繋がっていて下さい。
どうか、お願いします。
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