アメリカに住んで早いもので20年くらい経ちますが、最近 とても考えさせられることがあったのでシェアします(笑)。。。
アメリカの冷暖房システムは「セントラルヒーティング」と言って、冷房も暖房も全室にかかっているので、最初にアメリカに
来た時は「素晴らしい」と感動しました。。。夏は、トイレからどこからすべて冷房が掛かっていて、冬も風呂場からどこから
すべて暖房が掛かっているのです。。。アメリカは豊かな国だと勘違いしていました。。。
7年前に、冷暖房システムを120万円払って最新型にしました。。。これでトラブルとは無縁で20年くらい快適に過ごせるのかと
思っていたのですがさすがアメリカ製品。。。毎年のようにトラブルが起こっていつも業者を呼んで修理する始末。。。
今年の夏は冷房無しで過ごし、冬も暖房無しで室内が15度くらいで過ごしていたのです(笑)。。。
夏は天井が10mくらいあって高いので暑い気は上に昇っていき、冷房無しでも過ごせていました。。。
冬は幸い、ビルの3階に住んでいて他の方々が使っている暖房の温かい気が上がってきます。。。それでもさすがにマイナスの
気温の日々が続くようになる前に直しておこうと思って、12月の中旬に業者に連絡したのです。。。
最初は、私が住む町の中で一番 レビューが多い業者に頼んでしまいました。。。レビューは良く読まず、ただ数が多いので
良い会社だと勘違いしてしまいました。。。その会社は、ただ家に来てチェックするだけで 89ドル、15分くらいのテストを
するだけで 315ドル、数日後に最終的な見積もりは 4000ドルから5000ドルと連絡あり。。。コイルという部品を取り換えるだけで
4000ドル請求されるとは。。。セントラルヒーティングシステムはそれこそ2000ドルくらいから購入可能です。。。
現場に来ていた業者の方も「大体 見積もりは 1500ドルから2500ドルだろう」と言っていたにも関わらず、4000ドルから
5000ドルと言ってきたのです。。。大体 こういうことに疎いうちの旦那でしたら、払って直してしまうのでしょう(笑)。。。
インターネットで調べたら、コイルを変えるぐらいだったらせいぜい 地域にも寄りますが 800ドルから2500ドルほどだそう。。。
私の住んでいる町の相場は せいぜい1500ドルから2500ドルと思いました。。。この業者には任せられないと思い、次の業者を
探しました。。。
次に来た業者は、ファミリーランビジネスで、お父さんと息子たちが経営している会社でした。。。ネットのレビューは5つくらい
しかありませんでしたが、読んでみるとどれも「すぐに来てくれて問題を解決してくれて、請求書もとてもリーズナブル」というのが
5つ。。。ここにしようと決めて電話するとすぐに来てくれました。。。今までの経緯を正直に説明したら、まずはもとのメーカーに
連絡をしてくれて、保証がまだあるかどうかを確認。。。保障があれば無料で直せるのでそれを確認してくれのです。。。それから
オリジナルのコイルという部品があるかどうか確認して、それを確保。その場で 「1575ドルで直します」と見積もりをくれ、数日後
オリジナルコイルとともに現れあっという間に直してくれました。。。請求書は 1550ドル(笑)。。。25ドル安くなっていたので、
クリスマスプレゼントを後日送っておきました(笑)。。。お父さんと息子さんが見に来てくれた時から我が家の猫のお兄ちゃんが
「一緒に遊んで」とばかりゴロゴロしていたので、この方々が良い方だということは分かりました(笑)。。。
今現在、昼間は華氏68度(摂氏20度)に設定してありますが、本当に暖かく天国です(笑)。。。以前は華氏75度に設定してあって
本当にもったいないことをしていました。。。そもそも使っていないトイレやお風呂場まで一晩中温めるとか冷やすということ自体
ものすごくばかばかしいですね。。。日本のように家族団欒、コタツに入って皆で一緒に過ごす方が省エネで素晴らしいです!
今回のこの決断に至るまでには、12月の初旬にアンティークの師匠の家で過ごした貴重な体験が役立ちました。。。
師匠の家にお邪魔している時、夜は華氏60度(摂氏15度)に下げるのです。。。とても寒かったのですが布団の中で8時間快適に眠れ
目を覚ますこともありませんでした。。。通常は夜の間に暑くなって目を覚ますのです。。。そして、昼間は寒ければ一枚セーターや
カーディガンを羽織れば良いのです。。。
このことから我が家も夜は華氏60度(摂氏15度)まで温度設定を下げることにしたのです。。。省エネになりますし、良く眠れます。。。
12月初旬にあの「省エネ」を師匠宅で経験したので、今回良い選択が出来たと感謝しています。。。