2002年3月に刊行された「博士の異常な発明」(集英社/清水義範・著)。
発明をテーマにしたSFちっくな短編集です(^_^;;
星新一さんに似たテイストですが、短編なのでそこそこ読み応えのあるストーリーに
なっている点がショートショートとは違うところ。
町の発明じいさんと呼ばれている並河敬造は、ポリエチレンだけを分解してしまう
特殊な細菌を発見する。
「ポリクイ菌」と命名されたその菌で合成樹脂のゴミの処分に使えないかという
研究が始まり、やがて実用化されるがポリクイ菌は突然変異により、
別のものも分解するようになる。
暴走したポリクイ菌はあっという間に拡散し、やがて世界の崩壊が・・・・。
ポリクイ菌の恐怖をコミカルに描いた「文明崩壊の日」他、
「異形のもの」「半透明人間」「史上最大の発明」など全9話のエピソードが
収録されてます。
星新一さん、筒井康隆さんとはまた違う清水義範さんのこの短編集は、
新たな発見でした・・・(>▽<;;
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