雨の日の徒然に読む本、そして「人生晴れの日ばかりにてもなし」という意味が
含まれている「A BOOK FOR A RAINY DAY」という副題が付けられた
「テーブルの雲」(1993年)は、イギリス愛好家の作家、林望さんのエッセイ集。
林さんといえば、「イギリスはおいしい」「イギリスは愉快だ」「イギリス観察
辞典」などイギリス関連の本を多く出版している方ですが、このエッセイは、
珍しく普通のエッセイ本です。(^_^;;
日常の発見に満ち溢れた極上のエッセイがなんと63編も収録。
どれも3ページ弱という短編なので読みやすく、どこから読んでも楽しめるという
お得な本です。
装丁は林作品にはおなじみ、イラストレーターの矢吹申彦さんが担当。
副題通り、雨の日の暇つぶしにはもってこいの本です・・・・(>▽<;;;