goo blog サービス終了のお知らせ 

憂生’s/白蛇

あれやこれやと・・・

本編から外れる「事」を考える。

2022-10-20 14:29:55 | 創作談義

竈の神・・20

を、あげました。

書き終えた後から、

何か、消化不良に陥っています。

 

一口いくらにせよ、楽に銭が手に入る

と、集まった人々の、欲が渦のように舞いあがり空気まで淀んでいた。

いらぬ、欲を人々に植え付ける人間が

観世音菩薩のような人であるわけがない。

 

この言葉・・・・

逆からみれば、

おかげ信仰・神頼み

の、様子といっていいかと。

 

因縁的に言えば

「困った時こそ」

自分を知る、変えていく、チャンスという見方になります。

 

陰陽的にいえば、

「困る事がおきる」には、

なにか、元がある。

それをのりこえることで、

「元」が変転する(良い方向に)

 

宗教的(キリスト教かな?)にいえば

神は超えられない試練は与えない。

と、すれば、どこにこえられなくしてしまう自分があるか

を、知って、変えていくチャンス。

 

そして、また別の教え?(だれの言葉か判らない)

神は人間を良くしたくて

時に叩いたり、つねったりする。

試練を与えるというのと似ているけど

もう少し、神と人間が近くにいる感じがする。

むしろ、親と言っていいか。

似た言葉でいえば

獅子は千尋の谷に子を落とす

生命力のある子を選ぶという意味合いもあるが

実際は、親たるもの、それぐらいの厳しい覚悟で

子を育てるものだ。と、いう意味だろう。

こういう戒め・訓話がでてくるのは、反対側に

溺愛・盲愛・・とか、で、

子供を「立派な人間」に育てられなかったりする事例があるからだろう。

 

ところが、

神頼み、おかげ信仰とかになると

ー神様、なんとかしてちょうらいー

と、

おかげとか、ご利益とかを

あてにしてしまう。

 

この反対の言葉が

人事を尽くして天命を待つ

に、成ると思う。

 

我助かりたい、と、いう思いがいけないのかと

言われると、

我助かりたいというほどに、おいつめられた境遇になったことが無い

(語弊があるが)

なので、その気持ちに対して

(藁をもすがる)が、いけないとか、そういうことではない。

 

どこかで、(自分が、自分の)不幸をたのしむ。

試練だと考えるなら

よっしゃあ、乗り越えて(気持ち的に)みせてやる、

そんな自分の幅をもってみせる。

と、課題を解く、ような向き合い方もできる。

こんなことで、負けてなるもんか・・とか。

負けないでおこうとする自分を楽しむ。(語弊がある言い方だが)

 

その時は、苦しくて仕方ないのだが

誰かが解決出来るわけでなく

仮に、誰かが解決出来たとしても

ー自分でのりこえたわけじゃないー

と、いう思いがわいてしまう。

 

と、なると

逆に、誰か(神?)にすがるということは

(ここも、言葉足らずである)

どこかで、

ー私はとことん不幸だー

と、逆暗示をかけているんじゃないかと思う。

それくらいに、不幸だったら

「藁にもすがって」おかしくないだろうけど

ここで、思う。

ーそんなに、自分、不幸で哀れな人間?ー

いやいや、世の中。まだまだ

いっぱい、大きな不幸?を持っていながら

立派に生きている人はたくさんいる。

自分、それくらいの不幸にまけてしまう?

と、

苦しみながらも

神頼み・おかげ信仰

だけはしたくないと考える。

(じっさいは、やってるだろうけど・・・)

 

そんな事々が、思い出されてきていたのだけど

語弊を承知で、いうと

 

「一口いくらにせよ、楽に銭が手に入る

と、集まった人々の、欲が渦のように舞いあがり空気まで淀んでいた。

いらぬ、欲を人々に植え付ける人間が

観世音菩薩のような人であるわけがない」

 

この科白。

例え、観世音菩薩のもとに集まった人間であっても

おかげ信仰・神頼み の

一口 祈るだけで、ご利益をあてこもう

と、しているのなら (仮定)

集まった人々の、欲が渦のように舞いあがり空気まで淀んでいた。

と、いうことがおきるのではなかろうか?

 

あるいは

衆生の煩悩やら、欲やら哀しみやら

行き場のない「思い」を

観世音菩薩が、一手にひきうけてくれているとするなら

それこそが、ご利益・おかげ ということになるのかもしれない。

 

と、なると、

人間と菩薩の違いを

書かないと、ちょっと、つじつま(差異)が合わないぞ・・と

おもったりしながら

結局、ここでぶつぶつ書いて

物語は先に進める。

 

―黙ってりゃあ、判らないことかもしれないが、

まず、自分が納得しないものを、

人も納得するまいーとも思う。

 

が、それでも、本編から、はずれ過ぎるので

やっぱし、書かないでおく。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。