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植物生態学者の見た「自然と山の幸」

刻々と自然は移り変わり,人工の景観が,自然の植生を破壊する。さあ!大変。せめて食べられる野生植物のすべてを次世代へ残そう

11月5日,初霜に逢ったキンレンカ

2008-11-05 18:20:00 | 自然・季節
写真で分かるように,葉の表面に薄く霜が当たっている。このまま枯れるかと想像していたが,昼過ぎには回復して,生き続けている。
いずれ寒さで枯死するだろうが,来年こぼれ種子から芽生えてくるか,どうか?
気がかりだ。

2008年初冬を見つめて

2008-11-04 21:15:08 | 自然・季節
写真は交尾中のヤママユ。
ここ,長野県塩尻市の塩嶺高原では,7-8年前まで,ヤママユのような大きい蛾が飛びまわっていた。オオミズアオのような美しく大きい蛾も,ときどき姿を見せてくれていた。
リスが木を駆け上り,モグラは盛んに土を掘り起こして,大活躍。雉の家族たちも
平気で,ゆうゆうと家の前で走り回っていた。
モグラは今年は,なりを潜めているようだし,リスを見ることもなくなった。
カモシカが時々姿を見せるようになり,キツネもいるようだ。
ウグイスの泣き声は絶えることがないが,カッコウとは縁が遠くなったり,ここの自然も変化しつつある。
人為によるものもあり,異常気象によるものもあるだろう。でも,小動物たちも,何か病魔のようなものに犯されているのかも知れない。

人間と同じように,免疫力が低下して,体力に影響しているのかも知れない。
自然を甘く見てはいけない。「驕る平家は久しからず」の譬えもある。
人は今,傲慢になり過ぎないように注意したい。

シキンカラマツ

2008-07-16 20:24:54 | 自然・季節
本州(長野県,群馬県,福島県)の温帯の山地に比較的稀に分布,木陰の湿った草地にはえる多年草。高さ70-150cm,多数の紅紫色の花をつける。
花は径約1cm,花軸や茎が紫褐色を帯び,花が開いても落ちない萼の紫色と葯の黄色のコントラストが美しいので,紫錦カラマツとよばれる。

北海道,本州の山地帯から高山帯に分布し,草地にみられるカラマツソウは,高地にはえた春の若芽の風味がよく,ゆでて水にさらし,おひたし,辛子ドレッシングなどで,味さわやか。

でも,シキンカラマツが食べられるか,どうか,まだ試したことがなく,食欲をそそられるものでもない。

コンニャクは,インド原産

2008-07-15 09:30:55 | 自然・季節
Amorphophallus konjac K.Koch
葉柄が茎のように立ち,3小葉に分かれ,高さ1-2mになるインド原産の多年草で,花は肉穂状,3-5年くらいで夏に咲き,花が咲くと,芋はできないが,種子ができる。
地下の芋(塊茎)は毎年大きくなり,径20cmほどになり,親芋に多くの小芋がつく。
芋をそのまま,または輪切りにして乾燥させ,粉にして,板コンニャクなどをつくる,と聞く。
5月頃,芋を植えつけ,11月頃掘り取るが,寒さに弱いので,冬は保温貯蔵している。
コンニャクの産地では,山の傾斜地で盛んに栽培される。

コンニャク芋の芽立ち

2008-07-14 19:58:12 | 自然・季節
コンニャクは,春に種芋を植え込んで,秋まで太らせた芋を,掘リあげて「コンニヤクづくり」の原料とする栽培植物。

寒さに弱いが,奄美大島では,野生のコンニャクのはえている場所がある。

木曽の赤沢自然休養林には,マルバノキが多い

2008-07-10 21:59:01 | 自然・季節
長野県・上松町の赤沢森林公園は昔,何回も何回もでかけたところ。2004年8月25日を最後として,しばらく,ここを訪れていない。
胃ガンの手術とか,そのあとの休養など,いろいろ雑事があり,ここ塩尻市・塩嶺高原別荘地に,ほとんどこもり切りの日々を過ごして,京都大学医学部付属病院を退院して以来,2年近い日々が流れ去っていた。

そろそろワイルド・フード観察の旅を始めたい。車に乗ったり,歩いたりすると,
どのくらい疲れるだろうか? からだの調子も確かめてみたい,そう想って,ここ塩尻市・塩嶺高原から60kmの距離の赤沢自然休養林を選んだ訳。

今日は7月10日,オオヤマレンゲの花を見たり,キソキイチゴの若い株を観察したり,ここで目立つものは,マルバノキとか,シロモジなどの潅木。
水の流れのきわでは,ヤシャゼンマイの細かい葉がすがすがしい。自生のサツキも花が,まだ残っていた。

写真はオオヤマレンゲ。

クモキリソウが簇生して芽吹く頃

2008-06-05 14:30:51 | 自然・季節
ラン科のクモキリソウは,南千島,北海道,本州,四国,九州,琉球,朝鮮に分布する多年草。
山地の疎らな林下にはえ,6-8月,高さ10-20cmの花茎をだし,5-15花をつける。
クモキリソウが芽吹く頃に,ギンランなどが,頼りなげに,小さい花を開く。
ギンラン,キンランなどの仲間(キンラン属)は,多年草と意識されているけれど,知っている「ササバギンラン」らしい写真の草は,いつも,前年とは違う場所に芽吹いてくる。
知らないことが多く,首をかしげているうちに,月日は,どんどん流れ去ってゆく今日この頃だ。

原種系チューリップ・クルシアーナが咲き始めた

2008-04-23 15:41:07 | 自然・季節
Tulipa Clusiana は,チャーミングな種類。
写真のように,外弁が可憐なクリムソン色,Lsdy Tulip とよばれて,広く知られている。
開花期は,やや遅く,プルケルラ種が萎んだ後に,花が色づいて,開き始める。

この花が咲き始める頃,低山帯のオオカニコウモリ,イヌドウナなどの若芽も伸び始めて,野山の季節は山菜の芽生えに色めく。