植物生態学者の見た「自然と山の幸」

刻々と自然は移り変わり,人工の景観が,自然の植生を破壊する。さあ!大変。せめて食べられる野生植物のすべてを次世代へ残そう

2008年初冬を見つめて

2008-11-04 21:15:08 | 自然・季節
写真は交尾中のヤママユ。
ここ,長野県塩尻市の塩嶺高原では,7-8年前まで,ヤママユのような大きい蛾が飛びまわっていた。オオミズアオのような美しく大きい蛾も,ときどき姿を見せてくれていた。
リスが木を駆け上り,モグラは盛んに土を掘り起こして,大活躍。雉の家族たちも
平気で,ゆうゆうと家の前で走り回っていた。
モグラは今年は,なりを潜めているようだし,リスを見ることもなくなった。
カモシカが時々姿を見せるようになり,キツネもいるようだ。
ウグイスの泣き声は絶えることがないが,カッコウとは縁が遠くなったり,ここの自然も変化しつつある。
人為によるものもあり,異常気象によるものもあるだろう。でも,小動物たちも,何か病魔のようなものに犯されているのかも知れない。

人間と同じように,免疫力が低下して,体力に影響しているのかも知れない。
自然を甘く見てはいけない。「驕る平家は久しからず」の譬えもある。
人は今,傲慢になり過ぎないように注意したい。

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