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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

だ ま さ れ た(笑)監督と主演に引っ張られたけどクライマックスが不明の強盗アクション映画『ザ・ミスフィッツ』

2022年01月22日 19時42分28秒 | 映画

【個人的な評価】
2022年日本公開映画で面白かった順位:9/10
   ストーリー:★★☆☆☆
  キャラクター:★★☆☆☆
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★☆☆
映画館で観るべき:★★☆☆☆

【ジャンル】
アクション
強盗

【原作・過去作、元になった出来事】
なし

【あらすじ】
凄腕の犯罪プロフェッショナル集団「ミスフィッツ」。
極悪人を騙して大金を盗み、
恵まれない人たちに分け与えることをモットーとする彼らは、
多くが謎に包まれた現代の義賊的存在だ。

そんな彼らの次のターゲットは、
凶悪テロリストの資金源となっている大量の金塊だった。
金塊が隠されているのは、
ドバイの砂漠に隠された最強セキュリティの私営刑務所。
今回の任務が一筋縄でいかないことを悟った彼らは、
一匹狼で伝説的な盗みのスペシャリスト、
リチャード・ペイス(ピアース・ブロスナン)を半ば強引に勧誘し、
ドリームチームを結成する。

テロリストに資金が渡るまでのタイムリミットは残り僅か。
果たして、彼らは無事に金塊を盗み出すことができるのか?

【感想】
監督は『ダイ・ハード2』(1990)や
『クリフハンガー』(1993)のレニー・ハーリン。
主演は『007』シリーズで
5代目ジェームズ・ボンドを演じたピアース・ブロスナン。
期待しかないじゃん?
ところが、いざ蓋を開けてみると、、、
これがまた何とも言えない内容で。。。
肉まん頼んだから、具が入ってなかった!みたいな。
皮しかねーわ!みたいな。

◆ハリウッド映画で時々ある"全部乗せ"の危うさ

この映画は、私営刑務所に隠された金塊を奪う
強盗アクション映画。
なんだけど、いろんな映画の要素を全部乗せした
幕の内弁当なのよ。
各分野のスペシャリストを集めたチームは、
『オーシャンズ』シリーズ感が。
刑務所への潜入及び脱出ってのは、
『ザ・ロック』感が(笑)
終盤にちょろっとあるカーチェイスのシーンは、
『ワイルド・スピード』シリーズ感が。
ヒットした映画のいいとこ取りをしたのは悪くないと思うけど、
結局何の映画かわからなくなってた(笑)

それもそのはず、
まずキャラクターが薄すぎた。
みんな一応は得意分野があるのに、
その見せ場がゼロで印象に残らない。

あと、不必要な会話の多さ。
一応はアクション映画なので、
テンポのよさを期待した。
ところが、ストーリーに関係ない会話ばかりで、
テンポがメチャクチャ悪い。

極めつけはアクションの少なさ。
格闘もカーチェイスもラスト20分に気持ち程度(笑)
もっとド派手なやつを観たかったなあ。

◆主演とそれ以外で知名度の差がありすぎる危うさ

今作の主演はピアース・ブロスナン。
ジェームズ・ボンドを演じただけあって、
彼の知名度は抜群だと思う。
ところが、それ以外のチームメンバーが、
ほとんどわからなくて。
過去の出演作を見ると、
けっこうな大作に出ている人もいるけど、
これだけ映画を観ている自分でも、
パッと出て来ない(笑)

完全にピアース・ブロスナンでもっているようなもの。
その彼でさえ、
ほぼ見せ場なく終わっているので、
もはやこの映画は誰得なんだっていう気しかせず。
一応、若い女の子を引っかけてワンナイトできちゃってるところに、
ジェームズ・ボンド健在!
っていう感じはあったけど。
もはや、ファンサービスのようなものだよね。

見方を変えれば、
次の世代を引っ張る"パパ役"を買って出たと思えなくもない。
まだ自分たちだけでは
客を呼び込めない若手(じゃない人もいるけどw)のために、
客寄せパンダとなり、
この映画を観て、
彼らも知ってもらおうっていう。
その割には、他のメンツが印象に残るかっていうと、
そんなこともないんだけど。

あ、敵役を演じたのはティム・ロスだった!
彼はベテランだね。
踏んだり蹴ったりのものすごく可哀想な役どころで、
逆にそれが笑える部分ではあったけど(笑)

◆一番印象に残ったのは、、、?

ゲロ(笑)

◆そんなわけで

悪くはないけど予告詐欺に近い。。。(笑)
出資している人はいるはずだけど、
どうやって企画通ったのか知りたい。
多分、90年代の映画が大好きな人が出資者にいたんじゃないか疑惑。
監督の代表作である『ダイ・ハード2』も
『クリフハンガー』も90年代前半だし、
ピアース・ブロスナンがジェームズ・ボンドをやってたのも90年代。
ゲームとかもそうだけど、
メディアで紹介されるときの代表作が古いものばかりだと、
その面白さは博打かも。

なので、非オススメ(笑)



ポップなシスターが起こす修道院革命が最高に面白かった『天使のラブ・ソングを…』

2022年01月22日 11時52分19秒 | 映画

【個人的な評価】
「午前十時の映画祭11」で面白かった順位:4/23
   ストーリー:★★★★★
  キャラクター:★★★★★
      映像:★★★☆☆
      音楽:★★★★★
映画館で観るべき:★★★★★

【ジャンル】
コメディ
音楽

【元になった出来事や原作・過去作など】
なし

【あらすじ】
リノのカジノで歌うシンガー、
デロリス(ウーピー・ゴールドバーグ)。
彼女は、地元の顔役で自身の愛人でもある
ヴィンス(ハーヴェイ・カイテル)が、
裏切り者を殺す現場を目撃してしまう。

警察へ駆け込んだデロリスは、
サンフランシスコの修道院に匿われ、
新米シスター、クラレンスとして迎えられる。

厳格な修道院長(マギー・スミス)の厳しい指導にもめげず、
若い尼僧たちと親しくなったデロリスは、
聖歌隊の歌にソウルやロックを加え始めるが―。

【感想】
「午前十時の映画祭11」にて。
1992年のアメリカ映画。
気づけば、
このときのウーピー・ゴールドバーグと
同い年になっていました(笑)

◆ギャップのありまくりな設定が痛快

これ本当に面白かった!
ナイトクラブで歌っている歌手が、
シスターに扮して修道院に身を隠すっていう設定。
欲望と見栄がうごめく夜の世界にいた人が、
規律と清廉と貞操を重んじる聖なる場所にいるっていう、
この真逆な組み合わせがメチャクチャ笑える!
身を隠すなんていう理由がない限り、
絶対に交わらないシチュエーションってだけで、もう面白い!(笑)

◆伝統を変えるのはいつだって部外者

デロリスがやってきた修道院は、
ミサにすら人がほとんど訪れない寂しい教会。
街も汚く、
聖歌隊の合唱もバラバラ。
それでもよしとしてきた風潮を変えたのがデロリス。

人が集まらないのは協会が面白くないから。
面白ければ、
人が集まるのではという逆転の発想。
聖歌隊を基礎から鍛え直し、
歌にもソウルやロックを加え、
伝統を現代風にアレンジしたことで人が集まるように。
街の清掃活動も始め、
いつしか教会はメディアから取材を受けるほどの人気が出ていった。

それもこれも、既存ルールに縛られないデロリスがいたからこそ。
ずっと同じ環境にいる人だと気づかないことや、
やらないことなど、
部外者だった彼女だからできたんだろうね。
もともとの行動力もあってこそだと思うけど、
新しい風は閉塞感の打破に必要だと改めて感じる。

◆場を盛り上げるポップな音楽が最高

ソウルやロック風にアレンジした聖歌隊の歌もよかった!
通常の聖歌隊の歌って眠くなりそうな雰囲気があるけど、
体を動かし、
手を叩き、
ただの歌から盛大なパフォーマンスに昇華させたのが一番のポイント。
そもそもストーリー自体がテンポのいい進みだったから、
そこにノリノリな音楽が加わることで、
さらに楽しめる作品に仕上がっていたのがいいね!

◆そんなわけで

当時のメイン3人のシスターは、
今の自分と同じ年齢ぐらい。
つまり、ちょうど親世代なんだよね。
そう考えると、
ただ楽しいだけじゃなくて、
感慨深い感じもする。
とにかく明るい気分になれる映画なので、
今から30年前の映画だけど、
ぜひオススメしたい。

ちなみに、サウザー警部を演じたビル・ナンは、
トビー・マグワイア版『スパイダーマン』シリーズにも出てます。
ジェイムソン(J・K・シモンズ)の側近であるロビー役で。

 

第1話時点での2022年冬ドラマトップ10

2022年01月22日 00時48分59秒 | ドラマ
1. ミステリと言う勿れ
2. DCU Deep Crime Unit 〜手錠を持ったダイバー〜
3. 真犯人フラグ 真相編
4. ムチャブリ! わたしが社長になるなんて
5. となりのチカラ
6. 妻、小学生になる。
7. ファイトソング
8. ゴシップ 彼女が知りたい本当の〇〇
9. ドクターホワイト
10. 逃亡医F

2022年冬ドラマが出揃った!
個人的には、6年ぶりに“月9”が一番面白いと感じてる。
正直これだけ観ていればいい気も(笑)

2016年の冬ドラマから
再び日本の連ドラを観るようになったけど、
最近は第1話の時点で
引き込まれる作品が少なくなってきたような、、、?
ネトフリのオリジナルドラマや海外の映画の方が
ストーリーやキャラクターが振り切ってて見ごたえあるから、
目が肥えてしまったのかもしれないけど(笑)

『ミステリと言う勿れ』は、
主人公が淡々と正論を述べまくるのが痛快なんだよね。
世の中当たり前すぎて疑問にすら思わなかったことに対しても、
彼なりの持論をつらつら述べるから興味深い。
なんか、ひろゆきっぽい感じがしないでもない(笑)

『DCU Deep Crime Unit 〜手錠を持ったダイバー〜』は、
水際専門の刑事ドラマ。
ロケ地の風景が壮大。
ダイビングが好きな人にはいいかも(笑)

『真犯人フラグ 真相編』は、
前期のラストで感じだけど、
家族の仲のよさがよくわからないまま、
事件が起きてしまったから、
必死になる相良さん(西島秀俊)にあまり共感できない。
とはいえ、真犯人とその目的は気になる。

『ムチャブリ! わたしが社長になるなんて』は、
ある日突然、
子会社の社長に任命された主人公の
あたふたっぷりを楽しむコメディ。
ビジネス感も恋愛感も今のところ弱いけど、
高畑充希が過去に出演した『過保護のカホコ』(2017)や
『同期のサクラ』(2019)を彷彿とさせるので観てしまう。

『となりのチカラ』は、
「こんな松本潤見たことない!」を楽しむホームドラマ。
パパ感ゼロだけど、
何にでも首を突っ込もうとするも、
優柔不断でなかなか行動できない姿はキュートでもある(笑)

『妻、小学生になる。』は、
亡くなった妻が小学生の姿で
再び目の前に現れるファンタジー。
『地獄先生ぬ〜べ〜』や
『世にも奇妙な物語』の延長のような世界観。

『ファイトソング』は、
事故で空手を辞めた女の子と、
彼女が好きな歌を作ったアーティストとのラブストーリー。
恋愛偏差値ゼロというより、
ただのコミュ障の恋愛がありえなさ全開で、
あまり入り込めず(笑)

『ゴシップ 彼女が知りたい本当の〇〇』は、
ネットニュースのPVを上げるために、
ゴシップネタを取材しまくるサスペンス調のドラマ。
黒木華演じる主人公の話し方が完全に綾波レイ。

『ドクターホワイト』は、
浜辺美波演じる主人公が、
医療に関する知識以外の記憶を失ったという設定の医療ドラマ。
まだ謎が多くてよくわからない。

『逃亡医F』は、
恋人を殺した容疑をかけられた主人公(成田凌)の逃亡劇。
医療ドラマだけど、
舞台は病院ではなく、
彼の逃げゆく先々。
そこで困ってる人をオペするという、
まさに出張オペドラマ。