Blog of 俺 by 俺 for 俺

自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

光も闇もないスター・ウォーズ、それが『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』

2018年06月29日 01時15分50秒 | 映画


愛は行動に表れます。
映画で言えば、早さと回数に(笑)
そんなわけで日本最速の前夜祭。
ふぁるこん、ありがとう。
(船じゃないよ、人だよw)
このあとIMAXと4DXも行くと思う(笑)

これまでの光と闇の対立から離れた新しいスター・ウォーズ。
あのハン・ソロの若き日を描いた作品。

『ローグ・ワン』と同じスピンオフという位置付けなので、
これまでのストーリーと直接的な繋がりは薄いものの、
彼の名前の由来や相棒チューバッカとの出会い、
他の作品に出てくるアイテムやセリフの発端がわかるなど、
「あ!これ!」と思うシーンが散りばめられていて、
往来のファンにはうれしい内容!

あのアウトローな感じ、かっこいい。
いいやつなんだけど、ちょっと悪風っていう。
エピソード4以降の彼はだいぶ大人だったけど、
若い頃はきっとこんな顔でこんなことしてたんだろうなってのが自然と腑に落ちる。
若さゆえの勢いがあった。

そして、個人的にとてもうれしいポイントがあった。
とあるキャラとの再会。
ただ、そのおかげでこの作品の時系列がちょっとわかりづらいけど(笑)

あと、今回ドライデン役を演じたのが、
つい先日まで絶賛公開中だった
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で
ヴィジョン役を演じたポール・ベタニー。
アベンジャーズの面々、最近出まくりだな(笑)

前夜祭ということで、六本木はファンで溢れていたけど、
今回はジェダイとは関係がないせいか、
ライトセーバーを持った人が少なかった(笑)

やっぱりライトセーバーでバチバチやってる方が個人的には好き。

まさに週刊少年ジャンプだった『花のち晴れ~花男Next Season~』

2018年06月26日 23時49分38秒 | ドラマ
公式サイト

あああああ。。。
今期一番泣いた。。。
そしてこれがいっちばん面白かった!

ただのラブコメじゃねーよ。
週刊少年ジャンプだよ。
それぐらい、まっすぐなやつらの
青春と友情と努力と勝利が詰まっていたよ。。。
(いや、ラブコメとは戦いが恋愛になったジャンプなのかも?w)

これが面白かったのは、
他のドラマにはほとんどなかった重要要素が、
唯一盛り込まれていたと思ってる。

それは、「登場人物の変化」。
しかも誰が見てもわかるぐらい圧倒的な変化。
これに尽きる。

その最たる事例が、平野紫耀演じる神楽木晴(はると)である。
永徳学園を仕切るC5のリーダーかつ、神楽木グループの御曹司。
『花より男子』でいうところの道明寺司的なポジション。
(私服はドルガバとサンローランが多かった(笑))

永徳学園の規律を守るという大義名分の下、
「庶民狩り」と称して庶民を退学に追い込む
クソみたいなことをして悦に浸っていた彼が、
江戸川音(杉咲花)というひとりの少女と出会うことで、
徐々に変わって行き、めっちゃいいやつになるっていうね。

まんま『花男』じゃねーかって感じなのだけど、
彼のいいところは"ヘタレ"なところ。
ケンカは弱く、バカ丸出しで、
通販で開運グッズを買いまくる軟弱野郎。
でも、そのギャップがすんげーキュートなんだよな。
しかも仕草やセリフもコミカルすぎて、最高だった(笑)

単純でバカなんだけど、
それゆえに純粋かつ素直だから、
見ていて「おじさんそんな心すっかりなくしてしまったよ」感満載。
特に第9話の最後らへんで言ってた
「好きな女の言ってること信じなくてどーすんだよ!!」
っていうセリフに泣いた(笑)

杉咲花自身も、最初は中川大志とラブラブだったのに、
このしょーもない平野紫耀にだんだん、本当にだんだん惹かれ始めて、
「え、何この気持ち?!」的なベタな展開だけど、
最大の変化と言えそう。

もちろん変わったのはメインの2人だけじゃない。
同じC5で平野紫耀を慕っていた今田美桜も、
最初はすんげー嫌なやつで、
杉咲花のこといじめまくってたのに、
彼女に助けられたことをきっかけに仲良しに。

いろんな人が、変化し、成長していく様子が、
とてつもなく面白かった。

さらに『花より男子』からの特別ゲストもちょいちょい出てくるのが、
かつてそのドラマを見ていた人からするとうれしい演出。
松本潤、小栗旬、松田翔太などなど。

全話見ることを前提にすると、
1話完結型よりも連続していた方が、
感情移入という点では大きな意味を持つなと思ったよ。
キャラに愛着わくし。
おかげで、このドラマに関しては、もうみんな大好きだわ。

それにしても、中川大志の演じた馳天馬は、
最後の最後まで完璧なぐらいいいやつだったな。。。
あんな天使になりてえ。

キンプリの主題歌もよかったー!

緻密な復讐劇だった『ブラックペアン』

2018年06月25日 00時09分41秒 | ドラマ
公式サイト

いやー、日曜劇場安定の面白さ!
今期3番目に面白いドラマだった!

「オペ室の悪魔」と呼ばれた二宮和也の、
クズな性格とは裏腹に、
手術の腕前は天才的というキャラ設定がかっこよかった!
俺も、朝の混雑時に電車降りるとき「邪魔」とか言いたい(笑)

そんな彼の復讐劇となっている本作だけど、
それが明らかになってきたのは、割と後半。
それまでは、何か抱えてるんだろうなと匂わせる程度だったから、
いつそこがわかるのかという期待で毎週見てた。

基本は、難しい手術があったり、誰かがお手上げ状態になると
サッと現れて高額な金額をふっかけて
「もみ消してやるよ」
というブラック・ジャック感あるやり取りが多かったので、
渡海先生に関しては、割とワンパターンな気もしてた。

でも、新技術を取り入れたい小泉孝太郎や、
理事長争いに躍起になる内野聖陽と市川猿之助のバトルなど、
他の登場人物にも数々のドラマがあって、すごく楽しめた。
カトパンがすっかり役者(笑)

でも、手術中におしゃべりで手止めすぎていたり、
緊急なのに渡海先生はいつも歩いていたりで、
「おいおいそんな悠長なことしてる場合かいな」
と毎週感じていたのも事実(笑)

想像以上によくて泣ける『オンリー・ザ・ブレイブ』

2018年06月24日 20時02分55秒 | 映画


森林消防隊の話。

人命救助ムービーだから、『バックドラフト』とか『海猿』とか、
そんなんだろって思ってたけど、想像以上によくて泣いた。。。

これ実話なのがものすごく辛い。。。
20人中18人が自分よりも年下で、こんな酷いことがあるのかと。。。
自然災害だから、誰の責任とかじゃないけど、
人が自然に立ち向かうことは、時に無力なのだと知る。

日本の、しかもこんな都市部に住んでたら、
山火事とかまったく縁がないけど、
火の強さと拡大の速さって尋常じゃないんだな。。。

ネタバレしないように書くと、
こんなことぐらいしか言えないけど(笑)

実話系の洋画、最近よく見るけど、けっこう好き。
リアルに起こったかと思うと身震いする。

しかし、ジョシュ・ブローリンは
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のサノス、
『デッドプール2』のケーブルに続き、出まくりだな。

オリジナルの方が絶対にいい『50回目のファーストキス』

2018年06月24日 20時00分10秒 | 映画


これはオリジナルの方がいい(笑)

主人公の職業が違う以外、まったく同じ展開で、セリフもほぼ同じ。
だから、日本人がやるとややクサイセリフも(笑)

今回、『勇者ヨシヒコ』っぽいギャグシーンが散りばめられていて、
そこがリメイクにあたってのアレンジポイントだと思うけど、
確かに日本人からしたら笑えるし、
これを初めて見た人からしたら面白いかもしれないものの、
今回の映画に限っていえば、
その笑いが浮いているように感じて、
オリジナルのよさをかき消している印象があった。
まあ、これはオリジナルを見た人にしかわからないかもしれないけど。
さらに、邦画になると下ネタやベッドシーンが綺麗になくなってしまう(笑)

アメリカンなノリも含めてオリジナルのよさを感じていたから、
今回はちょっと「うーん」って思った。
まあ、笑えるし面白いっちゃ面白いけど、
オリジナル好きな人は微妙かも。

でも長澤まさみの長くて綺麗な脚は最高でした。
あと山崎紘菜って、声が長澤まさみに似ている気がする。

古き良き時代の家族物語『焼肉ドラゴン』

2018年06月24日 19時58分34秒 | 映画


家族愛を感じる映画。
在日韓国人の家族が、大切なものを失いながらも、懸命に生きていく群像劇。

雰囲気としては、『ALWAYS 三丁目の夕日』的な感じ。
ああいうのが好きなら楽しめるかも。

母親役の人が俺が5歳の時に死んだ父方のばーちゃんに似てた(笑)

『焼肉ドラゴン』というタイトルではあるけど、
焼肉屋になった理由は、
在日コリアンの三大職業のひとつだろうという監督の想いからとか。
なので、別に焼肉をおいしくいただく映画ではない(笑)

でも焼肉食べたくなる。
ああいう、小汚いところでモクモクしながら食べる焼肉好き。
だし、そっちの方が安くておいしいことが多い(笑)

不倫がテーマの大乱闘ドラマ『あなたには帰る家がある』

2018年06月22日 23時54分18秒 | ドラマ
公式サイト

最っっっ高の不倫ドラマだった!
いや、不倫をフックにしたバトルロワイヤルか!
女同士の仁義なき戦いか!
今クール、2番目に面白いドラマだったなあ!

不動産販売会社で働く玉木宏が、
妻子ある身でありながら、自分の結婚記念日に、
顧客の妻である木村多江に手を出すことから始まる
しっちゃかめっちゃかの不倫ドラマ。

毎回展開がどうなっていくのかっていうハラハラ感と、
みんなが共感しやすそうなキャラ設定を
うまくメインの4人に散らしていたのと、
シリアスなのに笑えるところが多いバランスのよさが
とても秀逸だった。

もうね、木村多江がやばすぎ!
昔見た『ストーカー・誘う女』の雛形あきこを少し思い出したぐらい(笑)
勝手に玉木宏の家に押しかけたり、
その妻である中谷美紀の会社にもやって来たり、
行動がやべえ!

その実態は、前回言われてたけど、
同性の友達がおらず、男に媚びを売る女。
「あー、こういう女子いたわー」
と、誰もがうなずきそうなキャラ。
そして、きっと俺と相性が悪い(笑)
いや、ああいうタイプに振り回されて死ぬんだよな、俺は。
(でも女優としての木村多江は好き)。

それよりは、そんな木村多江に
「あなた、モテないでしょ」
と、言われてた、男勝りな中谷美紀の方が好感持てる!
がさつだけど、いや、がさつだからこそ、
自分と気は合いそうだなって思って見てた(笑)

その中谷美紀の演技もすごかった!
とにかく顔芸、、、
もとい表情の動きが素晴らしい!!
笑っているのに怒っている顔とか、
泣くシーンとか、すごく感情移入できる演技だった!

そんな中谷美紀にけちょんけちょんにされる玉木宏もよかったなあ。
マジで押しに弱くて、
いっつも中谷美紀にズケズケ言われてて、
でも木村多江にも振り切れない優柔不断なところが共感できた(笑)
そして、やっぱりカッコいい。
ドラマでは不倫クソ野郎だったけど、
実生活では結婚おめでとうございます。

そして、木村多江の旦那役だったユースケ・サンタマリア。
最初は何か暗くて怖い感じだったけど、
実は一番純粋でまっすぐな人で、
前回から急に好感度アップ!
家族の闇も背負いつつ、
不倫した妻を受け入れ、
事情のある子供を受け入れ、
一番器がデカイ!
この11話を通じて、もっとも変化のあったキャラだな。
やっぱりキャラの変化があるドラマが面白いわ!

辛いときに、顔見たくなる人、
「おかえり」とか「大丈夫?」とか言ってくれる人、
場所じゃなくて、そういう相手が帰る家なんだなあ。

ジブリな雰囲気が漂う『羊と鋼の森』

2018年06月20日 00時39分07秒 | 映画


ジブリっぽさある映画。
まあ、曲が久石譲だからかもしれないけど(笑)

映画としてはそこまで面白いわけではなかったけど、
ピアノの調律師という職業への興味がすごく湧いた。
ピアノがあんなに複雑な構造で、
さらに調律作業があんなにきめ細かいとは知らなんだ。
それがわかっただけで満足(笑)

音楽的才能が壊滅的にない身としては、
音の違いや、「もっと明るい音に」「もっと伸びやかに」などの
客の希望がまったくわからなかった(笑)
これを聞き分けるのだから、調律師はすごいなと。

こういう題材だとよくあるけど、
ピアノを趣味とするか、将来の進路とするかって話は、
やってる本人たちからしたら大きな決断だろうね。
ピアノに限らず、他の楽器や芸術では、
それに従事している人は必ず通る道だろうけど。
素人からしたらとんでもなくすごいのに、
仕事にせずに別の道を歩む人もいるから、
その差って何なんだろうな。

そして、俺があらゆる楽器の中で一番好きな音色はピアノだなと改めて感じた。
自分が少しかじってたってのもあるけど(笑)
あの綺麗だったり力強かったりする音の変化が好き。

あと、ばーちゃんのくだりは泣ける。

椿眞子以上にきちんと経営改善している『崖っぷちホテル!』

2018年06月18日 00時15分56秒 | ドラマ
公式サイト

今期唯一のハートウォーミングな気がするドラマ(笑)

従業員のやる気のなさから経営が傾きかけていたホテルを、
岩田剛典がふらっとやって来て、
総支配人の戸田恵梨香とコツコツ立て直していく話。

まあ厳密にはやる気がないというよりは、
やる気の出し方や持っていき方がわからなかっただけで、
岩田剛典がそれを無茶振りやしれっとした裏工作などを駆使して、
従業員のモチベーションをうまく高めていったという方が正しいだろうか。

毎週変わるゲストを個性的な従業員たちが
あたふた出迎えるコメディで面白かったけど、
毎回似たパターンだったから、
個人的にはちょい物足りなさもあった。

りょう、いいよね、りょう。
好き。

『Missデビル』もそうだけど、改善・改革系のドラマが目立つ日テレ。

もはや既存顧客にしかわからない『メイズ・ランナー:最期の迷宮』

2018年06月17日 20時21分07秒 | 映画


メイズ最終章!

サブタイトル、「迷宮」ってついてるけど、
迷宮感あったのは『1』のみ(笑)
そして、シリーズの中で一番面白かったのもその『1』(笑)

これは過去作見てないと何もわからないね。
主人公たちは『1』で、記憶を失った状態で、
高い壁に囲まれた謎のエリアに放り出されるのだけど、
そこにある迷路を命がけでクリア。
気持ち悪いモンスターもいるし、
その狭い空間を、知恵と勇気で脱出する過程はけっこう面白かった。

『2』は迷路を抜けた後、
広大な砂漠を駆け回るのだけど、
世界には謎のウィルスが蔓延していて、
感染した人はゾンビみたいになってる。
迷路を作った組織のやつらと、
ゾンビもどきから逃げ惑う映画で、
もはや『バイオハザード』感(笑)

『3』は、『2』で組織に捕まった仲間を助けるため、
今度は組織の総本山に逆潜入。
もう逃げ惑う形ではなく、
『ミッション:インポッシブル』のように、
激しい銃撃戦や、たまにゾンビもどきとも戦いながら、
ミッションを遂行していく既視感の多い感じに(笑)

今回だって、別につまらなくはないし、
ちょっと泣いちゃうシーンもあるのだけど、
もはやシリーズ見ている人たちに終わりを告げるためだけの映画だった(笑)

ここに出ているキャストたちは、
けっこう他の有名シリーズに出ていたりする。
『スター・ウォーズ』だったり、
『パイレーツ・オブ・カリビアン』だったり。

執着という言葉が綺麗に感じる『恋は雨上がりのように』

2018年06月17日 20時18分33秒 | 映画


夢に執着する冴えないファミレス店長のおっさんと、
夢を失いかけた超絶かわいいJKの恋愛映画。

もはやこの歳になると、高校生同士の恋愛よりもキュンとするわ。
小松菜奈のエロい雰囲気、好き。
あんなJKに告白されたら、、、とてつもなく悩ましい。。。
年の差と職場での関係性と世間の目を合わせても、、、
悩ましい案件になるだろう。
まあ、今だと“メンバー”になってしまうが(笑)

王道のラブストーリー感はあるものの、
恋愛だけにとどまらず、
お互い夢への執着を持って、
大泉洋は小説家に、小松菜奈は陸上にと、
それぞれの道を邁進していく流れは気持ちいいね。

自分と同じ夢を実現して小説家として活躍する同級生や、
タイムを競うスポーツにおいて自分の記録に追いつくライバルが現れると、
どんなに夢から心が離れていても、
胸中穏やかじゃなくなるのは、
両方似たようなところにいた身としては、
とても共感できました。

まあ、小松菜奈も山本舞香も、陸上で短距離やるには細すぎると思うけど(笑)

綺麗なお姉さんの回し蹴りドラマ『Missデビル 人事の悪魔・椿眞子』

2018年06月17日 00時20分28秒 | ドラマ
公式サイト

菜々緒の回し蹴りドラマ。
俺も脚の長い美人に回し蹴りされてぶっ飛んでみたいです。

人材開発ラボという新しくできた部署に新卒で配属されてきた佐藤勝利が、
“研修”という形でいろんな部署をまわり、
リストラするべき人間を見つけて、
ボスである菜々緒に報告するという流れ。
しかし、菜々緒には別の目的があり、、、
という、ちょっと変わったドラマ。
ちなみに回し蹴りは、
自分や部下の身に危険が迫ったときに発動する一撃必殺技です(笑)

現代の働き方改革やコンプライアンスということを
意識して作られたドラマだと思う。
セクハラやパワハラ、マタハラなどの嫌がらせの実態を調査したり、
定時で帰るが隠れてサービス残業をしている実情を突き詰めたりと、
どこの会社でも問題視されているが、なかなか変わらない現状について、
時にリアルに、時にコミカルに描いているなと思った。

この会社を去る人間は、悪いことをしていた人ばかりではなく、
被害に遭ったり、過労を理由に辞める人もいたけれど、
そういう人は逆に辞めたことで、肩の荷が下りて気が楽になったり、
新しい職を見つけて楽しく働き始めたりと、
「今いる場所がすべてではない」
「辛いなら別の道に行くのもあり」
というメッセージ性もあると思った。

しかしラスト2回は、
菜々緒の過去にまつわる話がメインなので、
それまでとは流れが全然違うものになってた。

全体を通して菜々緒の過去を明らかにしていく形ではあるものの、
基本は1話完結型なので気軽に見ることができた。

ただ、人材開発ラボのメンバーが、
佐藤勝利以外はほぼ存在感がなく(和田正人はまだマシかな)、
あんまりいる意味がなかったかな、と。
もう少し活躍の場を与えてもよかったのでは感。

大企業と銀行は必ず嫌な存在として描かれる『空飛ぶタイヤ』

2018年06月17日 00時18分03秒 | 映画


いやー、面白かった!
大企業によるリコール隠しと、
その真実を暴こうとする中小企業の対立!

相変わらず大企業側や銀行の人は嫌な人が多くて、
そこに立ち向かっていく長瀬智也がかっこいいと思うのだけど、
個人的にはムロツヨシを推したい。
あんなシリアスな中にクスッとした笑いを挟めるのは、
もはや彼ぐらいではないか。
今とても好きな役者である。

あと、会社で働いているとわかるけど、セリフがリアル(笑)
「その件につきましては、関係各所に確認の上、全力で対応させていただきます」
的な、普段自分も使っているような言葉がたくさんあって、
もはや自分も駒でしかないなと改めて思う(笑)

池井戸潤の作品はドラマでしか見たことないけど、
2時間の映画だとどうしても深掘りできないところもあるだろうから、
この作品も普通に連ドラで見たいと思った。

母親の覚悟の強さが垣間見える『ワンダー 君は太陽』

2018年06月15日 23時37分48秒 | 映画


絵本のようないい映画。

生まれつき醜い顔で生まれてしまったオギーが、
母親の意向で学校に通い始め、
からかわれながらも奇跡を起こしていく話。

オギーだけでなく、友達や姉など、
いろんな人にフォーカスした作りになっていて、
まわりの人の心境にも触れることで、
よりオギーの扱いに深みが出ていたと思う。

子供って、大人と違って忖度もないだろうし、
遠回しなこともしないから、
時に残酷なことを平気でするけれど、
その分、ほんの小さなきっかけで仲良くなったりするし、
その純粋さや正直さは、素直にうらやましいと思った。
俺にもそんな頃があったのかなあ(遠い目)。

でも今回、オギーにはいろいろ辛いことがあるんだけど、
俺は母親が一番辛いのではないかと思った。
あの子を学校にやったら、
からかわれることは目に見えているし、
傷つくことはわかりきっている。

それでも、このまま自宅学習だけでは子供のためにならないと思い、
えいやっと普通学校への入学を決意する。
ある意味、母親の意志と覚悟の強さを垣間見る映画でもあった。
俺には子供はいないけど、ああいう母親の姿はとてもかっこいいと思う。

あと見ていて思ったのが、醜いとはいえ、
日本人からしたら外人の顔はやや同じに見えたりするから、
そんなに変に見えないのと、すぐに見慣れる。

とにかくね、心の汚れた君たちは見た方がいい映画です。

ディーン・フジオカの無表情が逆に映えた『モンテ・クリスト伯 ―華麗なる復讐―』

2018年06月15日 00時15分42秒 | ドラマ
公式サイト

第1話の時点で、こんなに面白くなるドラマだとは思わなかった(笑)

とある人物の身代わりに拉致され、
14年間拷問され続けたディーン・フジオカがなんとか脱走し、
自分を陥れ、大切なものを奪ったやつらに復讐していく話。

見つけ次第殺すとか、そんな生易しい復讐じゃないんだよね。
相手のことを調べ尽くした上で、
裏から手を回し、騙し、
自分がされたことと同じように、
じわじわと相手を陥れ、奪い、
生き地獄を味あわせる非情なやり方。
それほどまでに自分が受けた傷は大きいということでもあるんだけど。

相手を騙し、陥れる点でいったら、
『コンフィデンスマンJP』よりこっちの方が
よっぽど緻密かつ卑劣で面白い。

登場人物の中には、
母子と知らずに関係を結んでしまう人もいて、
この時間帯のドラマにしてはけっこうエグい感じだった。

あんまり表情の変わらないディーン・フジオカだけど、
この復讐に燃える役としては、逆にそこがぴったりだなとも思えた(笑)

しかし、すべては拉致されたときに知り合ったラデル共和国元大統領(田中泯)から
莫大な資産を受け継いだからできること。
金さえあれば何でもできるということがわかるドラマでもある(笑)

でもさ、、、普通、気づくよね???
14年前のアイツだって(笑)