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明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

舛添都知事の第三者に云々はほっといて、都民は都議会議員に「どちらに付くか」をハッキリさせるべきだ

2016-05-26 14:00:43 | ニュース
舛添都知事は有権者を裏切ったというのが今回の事件の本質である。選挙運動中は散々清廉潔白を歌った候補者が、都知事になった途端に手のひらを返すように権力の亡者になって、法には触れないが蓄財に励んだという「こすっからい話」で、都民からすれば「こんな奴だったのかぁ」と裏切られた感が半端ない。実際に法に触れることがあったかないかは関係ない。舛添都知事を選挙で選んだ都民の気持ちが、もうすっかり冷めてしまったのである。

「もうあんな奴はいらない」が正直な都民の気持ちである、舛添都知事の疑惑が全て法律によって許されるものとしても、「その法律こそ打破すべし旧悪の温床」と声高に叫んでいた張本人なのだ。舛添都知事の「都知事としての姿勢」が問われているのであり、一つ一つの事実が法律に触れないからオーケーという「違法行為」の話ではない。もうそのような無意味な話からサッサと脱して、都知事に相応しい人かどうかの話に移るべきである。よって都議会は「舛添都知事を首にするか続投させるかの不信任案を決議すべき」である。誰がどちらに投票したか記名式でマスコミに発表し、次の都議会選挙の選択要素に加えるのである。舛添都知事の残りの任期は、副都知事がやればいい。誰がやっても70点は取れるとワイドショーで言っていた。ちなみに舛添都知事は50点である。

もし舛添都知事が辞めるとしても、退職金をがっぽり持っていかれるのは癪だから、リコールでクビになったら退職金はナシにするか、そもそも退職金などと言うご苦労さん費用はこれを機に一切公務員から無くすというのが妥当だと思う。退職金は、毎月の給料に上乗せして払えば良い。それで給料が高いか安いか、働き具合で見れば良い。長くいるから慰労金をあげるというのは、結局は「目立たず事故なく定年を迎える公務員」を増やすだけ、改革やイノベーションは望めない。そもそも日本は大学もそうだが、入るのは難しく出るのは簡単で、中身を問わない「名前主義」である。これが万事において繰り返される。

舛添都知事を批判する立場の意見も、政治家はクリーンにやって欲しいなどと真面目な顔したコメンテーターが言うのが「聞いてて実にちゃんちゃらおかしい」。金遣いの間違ってる政治家に「クリーンに」なんてお願いする姿勢がそもそも、お上に物言う時は恐る恐るお伺いをたてる百姓根性丸出しだ。政治に使う費用は明確に内容を規定して、インターネットで公表し国民の目に触れさせるべき。だいたい、貰うほうばっかり規制して使い道は何でもありじゃ、どうぞ悪いことしてくださいと言うようなもの。「政治はいろいろな金が必要だから」という馬鹿がいるからこんなことが起きる。

要するに、政治家は要らない、というのが私の主張です。今はネットの時代、全部の法案を「ネット投票」にするというのが解決策である。政治とカネなんて問題は、雲散霧消すること間違いないのである。

思えば、舛添都知事の出生を訪ねれば、貧乏から這い上がってようやく権力の座に上り詰めた苦労の人。いかんせんバックとなる閨閥がないから、後押ししてくれる味方がいない。猪瀬前都知事もそうだが、貧乏から身を起こした田中角栄も最後は民衆に引き摺り下ろされて栄光の座から追放された。日本人は血筋を重んじ門閥貴族を有難がる不思議な民族なので、二世や三世がどこの世界でも蔓延る身分社会そのまんまの風土なのだ。

貧乏から苦難の道を歩み続けて最後に掴んだ都知事という栄光。ふと気が緩んだのか、一旦覚えた贅沢の味は坂道を転がるように自身を蝕んでいった。会見で見せた醜態は、自身の出自の低さに引け目があっての防御本能と私は見た。孤立無援の舛添都知事には、もはや助け舟を出そうという庇護者はいないのであろうか。最後まで節を曲げなければ賞賛されたのに、慣れない「他人の金」に溺れた可哀想な男の末路である。

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