明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

NBAのプレーオフは、カンファレンス決勝まで来た

2018-05-15 19:00:00 | スポーツ・ゴルフ
いよいよNBAプレーオフが始まった。昨日はボストンがクリーブランドを一蹴して東カンファレンス1位の貫禄を見せたが、今日は西の1位と2位のガチンコ対決である。順位は2位だが、ゴールデンステートのほうが地力に勝っているのかなという感じで押している。こういうチーム同士では、シュートの出来が勝負を決めると言っても過言ではない。もちろんどちらもシュートに絶対の自信がある得点力のあるチームであるから、問題はゲーム全体のシュート確率とかではなく、「ここぞという時でのシュートを決められるかどうか」である。バスケットは一度波に乗って攻撃が決まりだすと、あっという間に10点ぐらいの差は無くなってしまう。10点というと2〜3分である。だから最後の最後まで気は抜けないし、ハードなプレイの応酬となる激しいゲームが期待できるのだ。1本のシュートが勝敗を分ける「2点差以内のゲーム」が多いのもNBAの特徴だ。

では「ゲームの波に乗る」とはどういうことなのか。私なりに解釈すると(私はバスケットは高校の時に少し齧った程度で、主にゴルフでの経験から言うのだが)、細かいことは何も考えずに、ただシュートを打つということを「客観的に見ている」状態がベストなのではないか、と感じている。いわゆるゾーンに入っている状態である。これは日頃の練習で身体が自然と適切に動き結果を出す「無意識の一連の動作」であるが、すべて「予め想定されたシーンの中で」シュートまでが行われる。その全体の流れを「本人は別の視点からじっと見ている」というのが私の想像である。これが当たっているかどうかは分からないが、ちょっと右を狙うとか回転させてバックボードの左から入れるとか、あるいは少し右手の指の力を抜くとかの「何か一点でも気をつける事」が意識の中にあった場合は、多分上手く行くことはあっても「波に乗る」ような連続得点は難しいのではないか、と思う。

結果はアウェイのゴールデンステートの勝利で終わったから、ヒューストンとしては次戦は何としても勝たなければならない。1試合だけで今後の展開を予想するのは難しいが、やはり西はゴールデンステート、東はボストンが決勝に出るんじゃないんだろうか。ボストンは名門だが長いこと低迷していて、ようやく今回ファイナル決勝にでるチャンスが巡ってきた。私の会社には熱狂的なボストンファンがいるのだが、大阪支店長の要職にある彼が「仕事が手につかないのではないか」と社員の多くが見守っている。出来れば早く決勝進出してもらって、すっきり仕事に打ち込めるようにして貰いたいものである。まあこれは私の会社の事情から勝手に希望しているわけなのだが、ミネソタファンの私としては「どっちでもいいから早く決着して欲しい」というのが本音である。自分の応援しているチームが出てないプレーオフなんて、あんこの入ってないたい焼きみたいなもんで「一つも面白くない」のだ。

心は既に来シーズンに移っているわけで、気になる選手移籍問題はまだ未定だが今回のプレーオフの結果によっては、レブロンが動くかもしれないと噂されている。フィラデルフィアが候補に上がっているが、何処に行っても「玉突き移籍」が巻き起こるのは間違いない。ミネソタのある西カンファレンスはヒューストン以外にもポートランドやニューオーリンズやユタなどのヤングガンが目白押しで、ミネソタがもう一つ伸びてプレーオフで活躍するためには「あと一人くらいのビッグネーム」が欲しいところなのだ。スーパースターが1人もしくは2人のチームは、どうしてもここぞという時に「あと一歩足らない」のである。ミネソタは今回バトラーのケガで失速してしまったが、それが無くてもヒューストンやゴールデンステートには勝てなかったと思う。

オクラホマのカーメロ・アンソニーが、使われ方に不満が出ているという情報が入ってきて移籍が濃厚らしいから、ウィギンスと誰か2、3人を放出して、メロを取るというのも「アリ」だと私は思う。今年はドラフトでの新人加入は順位が高くて期待できないので、トレードで補強するしかないと見ているから十分ありうる話である。ミネソタはペイント内の得点力は良いのだが、3ポイントが弱くて結果として得点がゴールデンステートなどと比べると見劣りするのが難点である。そこで3ポイントのシューターまたはミドルレンジでも確実に点を取れるプレーヤーが加われば、一気に優勝候補のトップに出ると思うのだがなぁ。ウィギンスはスーパーマックス契約を結んだ途端に「点が取れなくなって」しまったので、ここらで見切りをつけて交換要員に使うのがいいだろう。ミネソタの将来はタウンズが背負っていけばいいので、脇を固める意味でもカーメロなんか良いんだけど「ダメだろうか」というのが私の願いなのだ。

とにかくプレーオフそっちのけで、大いに気になる移籍の話題です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿