父の日の今夜、家族で外食した帰り道、駅前は道路工事で交通整理中でごったがえしていました。
JINが始まる前に帰ろうと家路をいそいでいました。
コージーコーナーの前までくると、すぐ後ろについて来るはずの妻子がいません。
振り返ると10㍍ほど後ろで二人が何か騒いでいます。
『倒れてる!』
ん?
妻子の視線の先には、工事現場のスタッフが、マンホールを除き込む様な俯せの姿勢で歩道に倒れていたのです。
もちろんそこにマンホールはありません。
倒れたところは見ていないので、私は倒れている人の横を気付かずに歩いてしまっていたことになります。
工事の音とカラーコーンの点滅、節電で暗いこともあったのでしょうが、、、。
私は直ぐに工事現場のスタッフを呼びにいき、妻に119番するように言いました。
仲間が続々集まってくるなか、仰向けにさせるのが精一杯で救急車の到着を待つしかありませんでした。
そこへ通りがかりの家族の父親とおぼしき男性が
『大丈夫ですか!』
といいながら心臓マッサージを始めました。
手際がよく声かけも手慣れたもので医者と見受けられました。
心臓マッサージをしてから一分程で息を吹き返しました。
溺れもがくような姿、表情で、死線から戻ってきたのです。
救急車が来るまでに10分ぐらいかかったでしょうか。
心臓マッサージがなければ彼はたすからなかったでしょう。
救急隊に引き継ぐと、その家族は現場から家路にむかったのです。
二人の息子さんがお父さんを質問責めにしながら。
私たちも家路につきました。
思えば、倒れた男性も働き盛りで、お子さんもいらっしゃるだろう年齢。
そこに父の日の食事を終えて、ふらふらと通りがかった私たち親子と、多分同じように父の日の食事を終えてその後からやってきた医者家族。
倒れた男性はもちろん、医者のご家族にも、最高の父の日になったのではないでしょうか。
なぜなら二人の息子さんはきっと父親と医者という職業を誇りに思い、医者を目指してくれるでしょうからね。
あれ?
向こうからどこかで見たような人影が。
八十になる父親が犬と散歩して歩いてきました。
いつまでも元気な笑顔でいてほしいと思う父の日の夜でした。
JINが始まる前に帰ろうと家路をいそいでいました。
コージーコーナーの前までくると、すぐ後ろについて来るはずの妻子がいません。
振り返ると10㍍ほど後ろで二人が何か騒いでいます。
『倒れてる!』
ん?
妻子の視線の先には、工事現場のスタッフが、マンホールを除き込む様な俯せの姿勢で歩道に倒れていたのです。
もちろんそこにマンホールはありません。
倒れたところは見ていないので、私は倒れている人の横を気付かずに歩いてしまっていたことになります。
工事の音とカラーコーンの点滅、節電で暗いこともあったのでしょうが、、、。
私は直ぐに工事現場のスタッフを呼びにいき、妻に119番するように言いました。
仲間が続々集まってくるなか、仰向けにさせるのが精一杯で救急車の到着を待つしかありませんでした。
そこへ通りがかりの家族の父親とおぼしき男性が
『大丈夫ですか!』
といいながら心臓マッサージを始めました。
手際がよく声かけも手慣れたもので医者と見受けられました。
心臓マッサージをしてから一分程で息を吹き返しました。
溺れもがくような姿、表情で、死線から戻ってきたのです。
救急車が来るまでに10分ぐらいかかったでしょうか。
心臓マッサージがなければ彼はたすからなかったでしょう。
救急隊に引き継ぐと、その家族は現場から家路にむかったのです。
二人の息子さんがお父さんを質問責めにしながら。
私たちも家路につきました。
思えば、倒れた男性も働き盛りで、お子さんもいらっしゃるだろう年齢。
そこに父の日の食事を終えて、ふらふらと通りがかった私たち親子と、多分同じように父の日の食事を終えてその後からやってきた医者家族。
倒れた男性はもちろん、医者のご家族にも、最高の父の日になったのではないでしょうか。
なぜなら二人の息子さんはきっと父親と医者という職業を誇りに思い、医者を目指してくれるでしょうからね。
あれ?
向こうからどこかで見たような人影が。
八十になる父親が犬と散歩して歩いてきました。
いつまでも元気な笑顔でいてほしいと思う父の日の夜でした。