和翠塾ブログ

目黒都立大にある書道教室「和翠塾」のブログです。

ポジティブイリュージョン

2013-06-20 07:21:29 | 日記
自分に根拠のない自信を持つ傾向の事だそうです。

それは幻想であり、他者の評価と一致しない間違いなわけです。

日米中の高校生に『私は他人に劣らず価値のある人間である?』とアンケートとったところ、

アメリカ89%
中国96%

日本はわずか38%だったとの事です。

その良し悪しは別にしても、日本の高校生は『自己卑化』つまり正確な自己評価ができていると言う事でしょうか?

大学生になると、自分は平均以上と答えるアンケート項目があるそうです。

それは優しさ、真面目さ、誠実さだそうです。
知能や容姿など、比較し易い項目ではなく、曖昧なものに自信を持てるようなのです。

つまり、日本人は現実を直視できると言うわけではなく、ポジティブイリュージョンの表れ方が、社会や文化によって他の国の人々と違っている事になります。


確かに知り合いのアフリカ人や中国人、南米やアメリカ人には、自信過剰なタイプ多かったですね。

『謙虚』と言う言葉を理解できる外国人は一人しか思いあたりませんし、、、

今でもお付き合いあるのはその人だけですし、、、


日本人にはもう一つの特徴があるそうです。

『人間関係を仲介として自分自身を高く評価する傾向』があるそうです。

『自分は平均以下だけれど、夫婦関係や友人関係は平均以上に良好』と言う回答が多いそうです。

『自分』ではなく『自分たち』を自慢しがちと言うわけです。

『自分は大した事ないけど会社は凄い』とか
『自分は充実していないけれど日本は世界から尊敬されている』など、根拠のない自信につながるようなのです。



ポジティブイリュージョンの一種である自己奉仕(セルフサービシング)は、『良い事は自分のおかげ』と考える事なのですが、そのセルフサービシングが強いのは、
アフリカ、アメリカ、東欧、ロシア、中国、韓国、カナダ、オーストラリアなどだそうです。

同じヨーロッパでも東欧を除く諸国は低く、中国、韓国を除くアジア太平洋諸国も低いのです。

そして唯一日本だけが、マイナスポイント!
つまりネガティブイリュージョンと言える特徴を持つ、極めて稀有存在となるわけです。

日本人か親しみを感じる国とそうでない国の違いとは、ここにあるのかもしれませんね。

そこを理解して付き合う事ができれば、誤解なく付き合える事につながると思います。

仲良く、仲良く、時に摩擦があったとしても、仲良き事が一番大切です。

でも同時に警戒心と、いざという時の準備は怠らずに。

これも大人の責任と節操のなさ、と言うところなのでしょうか。

いつの日か。改善できる時がくる事を望みながら、、、。


杉山











ホテル

2013-06-20 06:45:22 | 日記
シンガポールにある例のホテル。

あの薄っぺらい三本柱の上に、細長いお皿の様なプールが載っている、あのホテル。

ご存知ですよね。

地震国日本では考えられないようなその構造と佇まいに、写真を見ていても思わず息を飲んでしまう建築物です。


色々お話しを伺ってみると、塾生の中にそのプールで泳いだ方が結構いらっしゃることがわかりました。

実際に端っこに行くと落ちそうになるの?

そんな疑問を聞いてみました。

端に行くとプールの周りに結構なスペースがあって、落ちる危険性は無いとの事です。

また、悪ふざけで端から出ようとすると、監視員に注意、制止されるようです。

ま、当然ですか。


でも、大きな地震がきたら最上階はゆっくりと揺れるのではないでしょうか。

特に重い大量の水が入ったプールが最上階にあるのですから、その揺れを想像すると身の毛がよだつのです。

水と一緒に外に押し出されたら、、、、


あの甚大な津波被害を起こした地震の時は大丈夫だったのでしょうか。

くわばら、くわばら、、、、

怖っ!

僕には到底行けないのであります。


杉山