みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

御堂筋 そぞろ歩き

2012-07-31 23:05:31 | 日記

久しぶりに大阪。出没ポイントの西梅田でミーティング。

心斎橋で母親の夏帽子を物色。

心斎橋から難波駅まで200円もするので、御堂筋を南に向かう。


御堂筋って、オシャレな道で大好き。


御堂筋には南御堂と北御堂という、浄土真宗のパワーポイントが二つあって、それを繋ぐ道を御堂筋と呼んだのに始まる。


今や仏教色なんて 全くない。


しかし、御堂筋を作った時も 御堂筋を今のようにキタからミナミへ貫通し、道幅を広げる苦心をしたのも門徒(浄土真宗の信者)さんたちだ。


その おかげさんも関知しない人間が右往左往するのも時代の成り行きか


御堂筋にはカーネーションの主人公が開運したキッカケを作った「大丸」がある。


拙僧は古い人間だから、大丸には格別な思いがある。関西なら大丸、東京なら高島屋に行ってしまう。


伊勢丹やら三越には何故か行かない。たまーにお歳暮やお中元で昔 使ったぐらいかな。


大丸から更にミナミへ行くと道頓堀がある。だいぶ綺麗になった。一時期の街を横切る巨大などぶ川ではなくなった。


気づくと一万歩歩いていた。田舎にいるより、街中の方が 今や良く歩く。

坊主もあるけば~と良くブログしているが、33年前に勤めていた会社(ソニーの前の前)の先輩に心斎橋で会った。

世捨て人の風情なら この人にかなう人間なし、ふらふらとひょうひょうとしていて 生き方と人間にはユーモアが詰まっているおっさんミュージシャンである。

W楽器店に勤務しながらのミュージシャン家業だが、ミュージシャンっても 関西きってのミュージシャンお笑い。


吉本のテレビへたれ芸人の数億倍オモロくて笑える。


通なミュージシャンと楽曲がネタもとなんで、無粋な人間や 音楽知らない人には笑えない ちょいブラックなお笑いだ。


知る人ぞ知る「よのすけスーパーサーファーズ」


その よのすけさんと出会ったのだ。


五日にW楽器店の懇親会がある。

時間が合えば出て見ようかな?

異議あり!

2012-07-31 15:30:25 | 日記


日本中が、世界中が オリンピックに沸き立っていて 暑苦しい。


拙僧も気にならん 興味無いと天の邪鬼なコメントしてるが、やっぱり見ている。

んで、観てると


「銅メダル」の獲得者は「ベストを尽くした結果」だと 満足し喜んでいるが、


「銀メダル」のメダリストは一応に「ベストを尽くせなかった結果」として、銅メダリストより落ち込んでいる。


「金メダル」には二通りあって「実力の証明としての金メダル」と言うスペシャリストと「死に物狂いで金メダル」とが 有るように思う。


松本薫選手の「金メダル」は、まさしく死に物狂いの金メダルだった。


試合前の異様な形相は「野獣」と表現されていたが、拙僧はそう思わない。


柔道の才能は 勿論あるだろうが、世界中の野蛮人や異能者や天才たちに比べれば、中身はか弱く、純真な少女だ。


その少女が、野蛮人や異能者に立ち向かうには、心を奮い立たせる以外に方法は無い。


その、ディスプレイが、噛みつくような眼差しと 牙をむいた威嚇の口元である。


その証拠に、試合後コーチに向かっていって、抱きつき、泣いた姿は か弱き少女そのものだった。松本薫が「重圧から解放」された瞬間であった。



技術も才能も魂も異能者でホンモノの野獣だったのは柔ちゃん「谷亮子」だろう。

レスリングの吉田沙保里さんもホンモノの野獣で異能者である。


その最高峰で頂点はアンドレ・カレリンさんである。

威嚇したり、牙むいたり、ディスプレイしなくても 眼差しを見ればわかる。


ホンモノの野獣で王者だけが持つ 澄み切って、冷たくて、殺気に満ちて、一瞬にして相手を射抜く刃


その全てが、王者の眼差しには宿る。


全盛期のグレイシー、千代の富士、北の海など みんなそうだ。


ジャンルは違うが、ローリングストーンズのミック・ジャガーさんの目も 怖がった。


近くで観て、パーティーに臨席して見た感想だから間違いない。


何故だか分からないが、実際「怖い目」をしている


松本薫さんは 追い詰められた「イジメられっ子」が、「イジメっ子」に死に物狂いで向かっていくさまを彷彿させた。


あまりの形相と本気に「イジメっ子」が怯む(ひるむ)瞬間を逃さず、勝ち続け、闘い続けた。


最後には、観念した「イジメっ子」が反則を繰り出さないと勝てなかった「イジメられっ子・松本薫さん」


吉田沙保里さんや谷亮子さんはホンマに強いけど、松本薫さんは、強くないけど、弱気な自分と闘って、結果、世界一強くなった。


闘い続けないとイケナイ恐怖に、拙僧は絶対勝てない。


世の中生きると、性格ワルい人間や悪意に満ちた人間なんてゴマンといる。


それには、決して負けてはイケナイと松本薫さんの金メダルは教えてくれる。


昔ながらのイジメには、刃向かうのみ!と松本薫さんの金メダルは輝く。


最近流行りの「自殺まで追い込む」イジメは作為的集団殺人である。


コレには刃向かうより、機能的たれ込み制度を法制化して、少年法にかかわらず刑事罰を与えるべきだ。

最近のイジメは「犯罪」だから。


弓三中のアーチェリー三人娘も可愛いが、松本薫ちゃんみたいな女の子にぐっとくる拙僧って、変?



大好き女性リストに松本薫ちゃん、入りましたっ!

本人、無許可ですけど…

真夏の草むしり

2012-07-31 09:34:15 | 日記


朝七時から 寺周りの清掃美化の草むしり。

主体は老人会の婦人部。

七月の中旬にある物故者追悼法要に合わせて仏教壮年会が、来る八月五日に執り行われる「永代経」に向けて 寺院周りの美化奉仕を有志にて作業される。


山里の夏らしい、午前中がめっぽう涼しい時間帯に作業する。


孫Tもお手伝い気分


午前10時を過ぎると 真夏の太陽の洗礼を受ける。


それまでに終わらせようとピッチが上がる。


有り難い です。


一見、仏事には関係なさそうな「樹木伐採」や「草むしり」だが、これらの奉仕作業を通じて、法要が 単なる法事から「みんなの仏教」への足がかりとなる。


身体を みんなで動かして、みんなの法要。



めっちゃ、過疎だけど どっこい仏法は生きている。


次の時代に繋げるか われわれ次第だ。

炎天下まで まだ時間はある。

もう一汗かくとするか!

弓三中

2012-07-30 21:57:22 | 日記

長女のMは 一男二双女子と里に逗留(とうりゅう)している

妊娠の安定期となる4月から里人となっている。出産や産後で ほとんど外出してないので、双子ちゃんをみてもらって 久しぶりの外食に連れ出した。


名張で、コスパ最高のランチを食べて、マクド(関東ではマック)で100円アイスコーヒーを買って 名張近くの青蓮寺ダム湖に行った。


真夏の青蓮寺湖は拙僧も初めてだったが、気持ちよくて感動した。

湖面の気化のせいか 湖面からダムの下流に向かって 爽やかな風が ずうっと吹いている。


炎天下なのに 暑くない。知らなかった。湖いっぱいの水が風を呼んでくるなんて


湖面をみながら、たわいもない話をした。

長女は森三中が好きだそうだ。中でも大島親方がお気に入りらしい。


森三中と言えば 好感度太っちょ三人官女だが、拙僧のお気に入り三人官女は今朝からアーチェリー三人娘さん。


何処にでもいるようなOLさんぽい女性、エクボがかわいいポッチャリメガネの女性、噛む力が強そうなガタイのデカい女性のバランバランのアーチェリートリオ。


三宅宏実さんも そうだが、はにかみながら、遠慮がちに花を掲げる姿は 妙に可愛く ぐっとくる三人娘。


普通っぽい三人娘たちが、期待されながら期待に応えられないアスリートをしり目にメダリストとなった

そもそも アマチュア中心のオリンピックは こういう兼業アスリートが活躍するのが楽しい。


アスリートらしくない体型もご愛嬌だ。体型ばかり気にして、人間味を鍛えない女性には うんざりだ。

女性は体型ではない。自分らしく生きて、愛嬌が大事だ。


そういう意味で、彼女たちが結婚して 子供たちに「お母ちゃんな、こうみえてもオリンピックのメダリストなんやでぇ~」


めっちゃかっこいい お母ちゃんや!


地味なスポーツやけど、弓をひき、矢を射るって あまりに基本的なスポーツだな、アーチェリーって。

拙僧が長女Mにアーチェリーオモロい、三人娘、森三中ににてオモロいと力説していると 最後に一言。


「ふーん、で、アーチェリーって みんな袴履いてんの?」


ちゃう、


長女Mよ、



それは、和弓で、弓道だす。


その後も力説する拙僧と天然の長女Mとのオリンピック談義は寺に帰るまで 続いた。

組ぼんこ バトルロワイヤルなど

2012-07-29 17:20:15 | 日記
炎天下、組ぼんこさんバトルロワイヤル 午前中七軒のお勤め終了して、寺に戻ったら 密かに応援していた「三宅宏美」さんが、銀メダルを獲得していた。

女性だけど、男前だ。室内での練習だから 肌は透き通った蝋のように白い。

意志の強そうな眉に 情が深いであろう唇、そして長年の努力と苦労やいろいろを超越した 達観の領域の眼差し。

バーベルをあげきった真っ赤な顔と 一切の邪念が無い 無心の両目。


一瞬にして 惚れた。


かっこいい 美人で男前。

ほんとうに おめでとうございます。


12年かかって世界No.2 シルバーメダリスト。


叔父さんが金、本人が銀、お父さんが銅。
三宅一族 表彰台揃い踏みか


目標に向かって努力すること。ほんとうにたいせつ。 オリンピックとしての結果も オリンピックを目標にしている限り大事中の大事であろうが、オリンピックの結果は努力や苦労をしてきた結果とは違う。

その年の幸不幸・バイオリズムがあり、また、その月のバイオリズムや幸不幸がある。ましてや、時差ボケは更にバイオリズムに追い討ちをかける。


「条件は同じ」と言うのは間違っている。「条件は違う」のだけれど、「時間と場所は同じ」と言う条件だけが同じなのだ。



時差ボケに強かったに違いない三宅宏美さん、プレッシャーと時差ボケに翻弄されたであろう女子柔道。

だから、条件は違うけれど 言い訳無用な勝負の世界。


凄い世界だ。


午後の組ぼんこさんを終えて寺についたのは4時。



午後から夕立があり、暑さは和らいだ。



今日も一生懸命、お勤めした。12軒回りながら、いろいろ考えた。



一生懸命やっても届かない時もあるし、届かない人もいる。


一日中 いろんな人と一緒にいると、考え方やこころの中身が見える。



疲れた。



暑さの中の12軒参りは、肉体的にも疲れたが、いろいろ考えさせられた。



檀家参りと言うより、拙僧にとって、修行な組ぼんこさんであった。



コレもまた 良し。



ポカリスウエットを買いに行くヒマがなかったので、砂糖と塩を溶かした自家製ポカリスウエットで、脱水と熱中症は乗り切った。


しかし、仏教や僧侶が抱えているアレコレは乗り越えられるのだろうか?



修行に終わりは 無い。



でも、三宅宏美さんには「ご苦労さまでした、お疲れさま!」そして「おめでとうございます。」