みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

グルグル京都・奈良

2011-11-30 22:50:06 | 日記
本山と本山近辺に用事があって 京都・堀川に向かう。

ガソリンが少なくなったので給油するために城陽のベストプライスに寄った。京都では ここが一番安い。レギュラー133円。

ガソリンは奈良→京都→三重の順番で高くなる。大体6円、酷いときは10円も差があったりする。

給油後、寺田という寺町に京都たかはし・第一旭があり、そこの味噌ラーメンが 日本中で一番好きだ。
ここの味噌ラーメンより美味い味噌ラーメンは旭川・札幌・小樽・東京に色々あるが やはり、ここの味噌ラーメンが好きだ。

青春の味だからかも知れない。

ランチメニューに小炒飯もあるので追加。しめて950円。大満足すー

本山や本山近辺で用事を足して 奈良教区事務所に向かう。報恩講さんの一座目に 宗祖さんの讃仰作法・音楽法要をするので、使用する経本を50冊 借りに行く。

ピックアップを終え、愛想の良い女性事務員さんにお礼を言って、二上山ふもとの香芝に移動。

香芝には 里を出た檀家さんがあり、先月の本山参拝時に撮った写真などを持って行った。

高田と言う所に仏事とは別の用事ありJR高田駅に立ち寄る。昭和の香りがする商店街をプラりとする。めちゃくちゃ昭和な生鮮スーパーがあって 扱ってる鮮魚や干物が衝動買いを誘う。2尾で250円の美味そうなアジの干物を買ってしまった。

明朝が楽しみだな

洗車をするために三輪山近くにあるガソリンスタンドへ。

農協が経営しているガソリンスタンドだが、給油機台数も多く スペースも広い。

中でも洗車機は優れもので 下回り洗浄もありの コーティングコースは水圧洗浄に始まり 4往復してピカピカコーティングしてくれる。

何よりも 水圧と水量が半端じゃない。東京にはない、スペシャルメニューだ。
久しぶりにピカピカにした車は なんとなく嬉しそうである。

写真はJR高田駅近くにあるケーキ屋さんのケーキデコレーション。

七人の小ひと?かな?


童話の世界

2011-11-30 20:06:35 | 日記

里の寺→城陽・第一旭たかはし→本山→蝋燭屋さん→本山ブックセンター→奈良教区事務所→二上山近くの出檀家さん→JR高田駅界隈→桜井・お気に入りのガソリンスタンド→里の寺→犬の坊守さんの散歩→ブログなう

紅葉さまざま

2011-11-30 13:47:34 | 日記

今年の紅葉はきたないとか 美しくないとかブログしたが、半分訂正します。

例年より二週間遅れて紅葉が やってきた。

やはり例年よりかは美しさや鮮やかさは無いが、紅葉らしい紅葉もある。
やはり紅葉は美しい。本山境内でも真っ赤と黄色が鮮やかである。

晩秋とは思えない 暖かな一日。

報恩講さんに必要なものを取り揃えて 里へ戻ると する。

で、本山前の蝋燭屋さん

2011-11-30 13:21:58 | 日記
ステンレス製朱蝋燭は絶版。製造中止。

良かったのにぃ……

寺院と持ちつ持たれつ。
色んな業界でも 使う側・買う側の利益はその産業の不利益となる場合があるんだろう。

そして その産業が圧力と献金を持ってアメリカ政府を動かすレベルになると「陰謀」に呼び名は変わる。

でも、本質は同源同質である。

本質的にエコやサステナブルと企業利益は相容れないのかもね

蝋燭産業にステンレス製朱蝋燭は やはり黙殺された。残念だが、致し方ない。

サヨウナラ ステンレス製朱蝋燭。お題目のエコロジーもサヨウナラ


赤いろうそく

2011-11-30 09:38:00 | 日記


問題だ

赤いろうそくが問題だ。
赤いろうそくと言えば、新見南吉の「赤い蝋燭」だし、小川未明の「赤いろうそくと人魚」も有名だ。

基本 新見南吉の回りくどいストーリー展開が大好きで愛読する作品も多いが、「赤いろうそく」とくると 小川未明の「赤いろうそくと人魚」に軍配があがる。
更に、赤いろうそくと言えば 寺的に報恩講さんや永代経で使う朱蝋燭がマストアイテム。

そして 里の報恩講さんが近づいてきた。

里の人たちの大半が出て 報恩講さんを作り上げる。
総代さんのリードのもとに、年にょさん、老人会、仏教婦人会などなどが報恩講さんの用意をする。

お供物の餅に使うもち米を収穫し、精米し、蒸かし、餅つき、型どり。

厳密に言えば半年ががりの段取りと用意となる。

報恩講さんは宗祖さんや阿弥陀さんへのご恩報謝。だから、報恩講さん。

その感謝が、設え、飾り付け、菓子盛り、華立てなどの働きの根本にある。

上記の用意や設えは そのほとんどを里の人たちが行う。飾り付けや荘厳の確認は拙僧が行う。

しかし今回、荘厳の重要なファクター、赤いろうそく 朱蝋燭に問題が出た。
実際は昨年度の報恩講さんでも問題であったが、なんとかやりくりして報恩講さんを乗り切った。

だが、今回は問題だ。

赤いろうそくに問題だ。
で、蝋燭の問題ってなんだ?

実は 寺の赤い蝋燭は普通の朱蝋燭ではなく、赤いろうそくの形をしたステンレス製の燭なのだ。蝋燭に非ず赤いステンレス燭である。

多分30年ぐらい前に 寺業界の革命的発明として 内陣内荘厳を席巻したに違いない。

蝋燭は灯心を蝋で固め成形したものだが、ステンレス蝋燭は燭内が空洞で 中を灯油で満たし、内部から立ち上がる布紐芯が 燃えることによって限りなく 本物の朱蝋燭に見紛う蝋燭となる。

そのハイブリッドで繰り返し使えるステンレス蝋燭に問題が発生。中の布紐芯が焼き尽くされたのだ。

代替芯を近くの仏具屋やら、問屋やらを探しまくったが 無い。

インターネットでもヒットしない。

何処に聞いても、布紐芯は無く、繰り返し使えるステンレス蝋燭自体も無くなっていた。

こんなエコなサステナブルな蝋燭が 無い!なんでや?

結論。

蝋燭業界からの突き上げ、クレームで 本山や御用達仏具屋からステンレス蝋燭は 姿を消したのだ。

だって蝋燭買わなくなるもん。ステンレス蝋燭は繰り返し使えるもん。

いきなりだが、TPPだって、アメリカ産業界の突き上げでオバマはんがイキッテルよなもんだもん。

でもって ピンチ。

でも、諦めずに京都に向かう。頼みの店が一軒。

あかんかったら、アウトドアショップでランタン用の灯心で代用するしかないなー

商売って 難しいねんね
売れたら困るもんは 売れたら 抹殺されるねんで。コワ~い