みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

ケール大明神

2012-04-30 21:44:49 | 日記
ケール栽培の名人が 里寺を訪ねてこられた。

おん年、81歳の長老であるが、背筋はビンとしていて「普通」である。

お年寄りとしての普通ではなく、人間の平均としての普通。

だから、簡単に言うと若い。

しっかりとした老人のほめ言葉は「かくしゃくとして」だが、あくまで老人にしては という暗黙のエクスキューズがある。

ケール栽培名人はかくしゃくとしてではなく、本当に普通の現役だ。

第一にアタマが柔軟で、賢い。話し方も話す内容も現役で現実的である。

自慢話は全く無し。老人特有の昔話も無し。ましてやクドい話のリフレインも皆無。

いたって現役。

ケール栽培名人の名は「伊藤伝一」さんと言う。

青汁を愛飲してる人ならご存知かも知れない。

自分自身が壮年期に大病を患い、効かぬ薬に見切りをつけて、生き延びるために 行き着いたのが「青汁」で「ケール」だった。

今や時代は「健康食品」や「漢方」だが、伊藤伝一さんはそれを20数年前に青汁やケールに着眼、自身も飲用、服用して病気を克服した。
一反から始めたケール畑は最盛期には10町歩までになった。現在はリスクヘッジの為に、九州や和歌山にもケール畑に作付けしている。

そんなケール栽培名人が、拙僧の里近くに住んでいたとは知らなんだ。山口蛍くんに続いての近隣ショックだ。

何時も、東京や全国、政治や音楽業界でモノを見て、考えていたが、あに図らんや、地元近隣に達者な御仁たちがいたと言うことだ。
そんな達者な長老、伊藤伝一さんと今日初めて出会ったが、いきなり、ディープでパッションに満ちた話し合いとなった。

伊藤伝一さんは老人ではない。翁で長老だ。

またまた、上忍の里にも新たな風が吹いてきた。

どんな新しい風が吹くかはお楽しみ。またまたブログで進捗状況は報告いたしますので、乞うご期待!