みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

1月もあと少し

2013-02-03 20:39:11 | 日記

29日、臨時の総代会があり、午前中は その為の資料作り。午後から総代会。

住職の継職法要、年間スケジュール、本堂堂内の修繕、永代経懇志の取り扱い、法名・院号懇志について などなどを話し合い、決定した。


会議は二時間ほどで終わったが、総代さんたちだけであと三時間ほど酒入り座談会。


東京では情報が氾濫して要らぬ知識に溺れそうだ。田舎は肝心な情報が余りなくて進化しない。有るのは近所話しや猿・猪・鹿の害、若しくは田畑・山林の事。

東京であろうが、地方都市であろうが、山の中であろうが、ネット環境さえあれば平均的な情報は入手出来る。玉石混交・清濁併飲・正邪混合だが、至極便利である。


だが、時勢の突端 情報の真相は やはり「情報の集まる」人に集中し、それぞれのエキスパートから情報の元が染み出して行く。


地方は公共工事の投資では絶対、豊かにはならない。断言出来切る 地方ならではのゆったりとした時間こそが次世代のエキスパートを熟成する。

そのエキスパートが地方から発信する商品やコンテンツが地方経済を活性化し、多種多様な知識、感性がバランス良い人口構成を作りあげる。東京に来ないで活躍・成功しているGReeeeNやMONKEY MAJIKは地方のゆったりとした時間の産物で、エキスパートだ。


拙僧の活動する辺りからは「大和ハウス」「ロート製薬」「オービック」などが成功・大成しているが、地方から出て行ったままである。全国的、グローバルな企業だから東京に活動拠点がある。


本社機能を移転する必要なんて無いが、東京に無くても良い部門や子会社まで東京に集中と言うのは「賢明」でなく「先見力」が無い。

関西拠点のP社はグローバル時代の到来前夜に本社機能や宣伝部を東京に移した時に暗雲低迷が始まった。

世界を相手にするに必要な場所は東京だけがベストなのではない。

必要なのは個性豊かな人間力のある「人間」であって、場所だけではない。


SONYもSHARPも幹部クラスの人間力が格段に落ちた。盛田・大賀さんは桁違いの人間力だったが、出井氏以降は人間が小さくて 結果ユダヤ資本に会社を乗っとられた感じだ。


英語力より、先ず人間力。グローバル時代でもね。

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