みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

還骨法要の荘厳

2012-02-29 00:33:47 | 日記
ご葬儀→火葬場勤行→花の買い出し→初七日→明日の内陣荘厳

只今2345 終了なう

お通夜は雑念が脳裏と心理をかすめて思い通りに行かぬ展開。

ご葬儀は「無心」を心がけ 集中したものの「無心」に張り切り過ぎて今度は体調がついていかず喉が思うように発声出来ない

やっと火葬場勤行あたりで 声に当たりがついてくる。

明日の檀家寺への還骨法要用の花の買い出しをする。
少し休憩して、Mさんちの初七日に向かう。

家族・親類縁者・隣組・里内の親戚など40名近くの参集で初七日をお勤め。

で、感動の瞬間。

ご葬儀を行ったセレモニーホールでは殆ど列席者は念仏も小さい声で、お経も一緒には唱えてもらえなかった。

しかし、里のホームの家の仏壇前では 参集なさった方々は みんな声を張り上げて「仏説阿弥陀経」をお勤めした。

心をひとつにして

素晴らしい!バイブするし、グループする。

拙僧も声に当たりがついてきているし、グループのトップを引っ張りグングン お経がヒートアップする。
やはり、お経は信者が思い思いを込めて、心をひとつにしてお勤めするのが、最高だ。

檀家さんからパワーをもらった拙僧は 声に倍音まで乗っかってくる。

最後のパートの独吟もあったまった声で朗々と唱いあげ、法話も仏様が乗り移ったよによどみなく みなさんにお伝え出来た。

やっと 仏法になれた。

感動を味わいながら、体調管理の為に空きっ腹にしていた胃袋に夕飯をぶち込んだ。

美味いっ

少しマッサージ器にお世話になり、9時半から 明日の還骨法要の荘厳・花立てに取りかかる。

ぐったり、まったり疲れているが、みんなのエネルギーが補充されて 何とか花立ても、荘厳も、内陣、外陣の掃除も 終わった。
素晴らしいお通夜やご葬儀をしようと 1人芝居的空回りをした。

でも、当たり前だが、肝心なのは お勤めに参加する方々の意識と信心に尽きる。

僧侶や導師は その気持ちとエネルギーを引っ張り出す役割だなと 改めて思う。
あの大きなバイブレーションはなかなか 無い。

みんなでお勤めした「阿弥陀経」は故人が導いた、故人の家での「第九・よろこびのうた」だった。

「みなさん!おかげさまで、浄土につきました。どうもありがとう!」

素晴らしい。

やっぱ 坊さんヤメラレマヘンわ

天才の次

2012-02-28 03:56:04 | 日記
イングランド プレミアリーグ ボルトンの宮市 亮くんは ホンモノだ。

サッカー好きなだけではプレミアリーグでは戦えない。

アスリートとしてのポテンシャルが モノを言う。
そして 超越したところに「天才」がいる。

天才はアスリートではなく 天才であり、アーティストだ。

サッカーで言えばペレ、マラドーナ、メッシがそう。
日本のサッカー界には天才は出てきてないが、サッカー アスリートは出てきている。

だいぶ昔なら、釜本さんはサッカー アスリートだった。

超一級品のアスリートはどんなスポーツをしても 秀でる。

千代の富士、新庄、清原、ダルビッシュ、石川遼、、貴乃花、田中まーくんなどは サッカーをやらせても大成するし、彼らのアスリートポテンシャルを持ってすれば 日本代表は世界のトップ10になる。

日本はいろんなスポーツが万遍なくあって、アスリート人材が散らばっている。
野球界にはアスリートポテンシャルが高い人たちが集まっている。

アスリートポテンシャルが低い日本サッカー界にあって、香川慎司くんや宮市亮くんは 間違いなくトップアスリートである。

宮市亮くんは 拙僧が大好きだったマンチェスターユナイテッドの名選手・ジョージ ベストを彷彿させる。
100メートル10秒代でないと相手を抜きされない「スワーブ」が出来る数少ない選手である。

宮市亮くんのお父さんは野球選手だから サッカー界入りは残念だろう。

でも、拙僧は嬉しい。やっとプロ野球並みのポテンシャルを持ったサッカー選手たちの登場である。

天才とは呼ばれなくても超一流のサッカー選手になるだろう。

ヨハン クライフやC・ロナウドには近づけるはずだ。
香川慎司くん、宮市亮くん!アリガトー!

みていてワクワクするプレーです。

でも、イチローがサッカーやったら どんなサッカー選手になってたんだろうか?

差し詰め ドイツの名ハーフ ウォルフガング オベラートさんかな?

みんな知らんやろなー

枕勤め お通夜 お葬式

2012-02-27 09:49:47 | 日記
今日は寺の下に住まわれてるMさんちのお通夜。

明日はご葬儀。

明日夕方はMさんちで初七日。

明後日朝は寺にて還骨のお勤めとなる。

Mさんちは寺に一番近いと言うのもあるが、Mさんちの大お祖母さんには 前々住職が大変お世話になり、現在のお祖母さんには 先代も拙僧も大変世話になっている。

お祖母さんは吉野から嫁いできた方だが、若い頃から美人で、小川ローザさんのような風貌であった。辺見マリさんにも似ているかもしれん。

そのお祖母さんの旦那さんが亡くなられた。

浄土に還られる。

亡くなられた知らせが届いてから 葬儀は始まっている。

故人と阿弥陀さまが出会う儀式であり、浄土へ還られる儀式としても大事だが、通夜や葬儀に参列する人たちが阿弥陀さまと出会う大事な機会でもあるし、「死」を正視し直視する場面でもある。

読経の僧侶としてベストを尽くすのは勿論、参列する人たちと阿弥陀さまとの「出会い」の司祭、マスター・オブ・セレモニーでもある。

知らせが入った時から集中は始まっている。

お見送りするのは 大変エネルギーが要るし、阿弥陀さまとの出会いには気を使う。

南無阿弥陀佛とともにある人生の区切りであり、節目。

大事でなかろうはずはない。

一心一向

他事に心を奪われず

南無阿弥陀佛。

尾木ママと橋下徹

2012-02-26 08:59:33 | 日記
義務教育課程での留年をどうするのか?

と、尾木ママや橋下徹市長が珍しくハモっている。
留年を罰としてではなく、実際の習熟度を上げるためである。

拙僧は大賛成します。

拙僧自体、小学2年生を二回やっている。

つまり留年、

2歳頃から中学生あたりまで小児喘息・気管支喘息が酷く、発作で三度死ぬ目にもあった。叔父さんは喘息による発作で亡くなっている。
特に3歳から小学2年生までの発作は酷くて、気管支をナイフでえぐり出したい程 苦しかった。

発作が始まる夜更けが恐ろしく、発作が収まる朝が待ち遠しかった。

そんなんだから、学校は休みがちで 特に小学2年生は ほとんど登校しなかった。

喘息症状が転地療養を兼ねて宇陀市西谷小学校から京都の宇治市大久保小学校に転校した。

学校に行って無いためにいろいろ みんなから遅れをとった。中でもハーモニカが吹けないことと九九が出来なかったことは とても劣等感に繋がりコンプレックスを形成した。

転校先の大久保小学校で、面接があった。ひょろっとした銀髪の教頭先生がとても優しくて、初めて出逢う和らぐ顔の素晴らしいジェントルマンだった。

気品や優しさを男性から感じたのは初めてだった。田英雄さんや筑紫哲也さんぽかったかも知れない。

そんな教頭先生は小学2年生(年齢は三年生に達していた)の拙僧に聞いてきた。

「説樹くん、三年生から始めるかい?それとも二年生をもう一度やるかい?」

子ども心で拙僧は考えた。
「算数の九九が出来ないまま、三年生になるのはやめとこう」

人生初めての「選択」で「決断」だった。

留年、つまり落第は 落第と言う面では変なコンプレックスは出来た。しかし、留年して やるべき事をやれた学習には劣等感を持つ事はなかった。

しかし、相変わらずハーモニカは吹けずにいたし、未だに吹けない。だから 逆にハーモニカの音色は大好きで、トゥット シールマンの演奏と音色はシネほど好きだ。

劣等感も返せば 切なさだったり、陰影だったりして 拙僧は嫌いじゃない。

だから、論議されている「義務教育課程での留年は是か否か?」においては

留年も また よし!と思う。

普通であるとか、平均的であるとか、横並びとか
面白くないじゃん。

小学2年生でした「選択」と「決断」は終生の勝ち基準となり、留年した事は しっかりやり直したと言う自信になった。落第したと言う事実と感傷はコンプレックスな性格を形成したが、それはそれで陰ある少年として嫌いじゃなかった。
留年、なかなか いいっすよ! はい!

新幹線の乗車チケットがーーー

2012-02-25 18:28:24 | 日記
わぁお!新幹線に乗ったら チケットがナイッつてのに気づいた

時すでに遅し、発車ベルがプルルルルルーーーと鳴り響いとる

ふぇー

自動改札で取り忘れたか、落としたか?

ワカラン

しゃあないナウ

車掌さんに事情を説明し、東京駅に問い合わせてもらいチケットが自動改札機に取り込まれてないか確認してもらう。

たまたま、電源コンセントのある座席を指定していたのとカードの控えがあり、乗車列車の確認は出来た。
「有りませんでしたら、再購入となりますぅ」と車掌さんは言う。

えっ!? 近鉄のチケット代を除けば 現金1000円しかあらへんやんかー

モーー

アチャーーー

エドワルド・ムンクの「叫び」の顔みたいになるわいっ
調べてもうてる間にブログなう。

一昨日は代官山で駐車ステッカーを二年ぶりに貼られた。トイレ、コピーしてる五分ぐらいにシャッと貼られた

運転免許歴38年間で初めて二年間も無違反だったのにぃ

免許を取得してから六年前に頸椎ヘルニアを患うまで ずうっとぶっ飛ばし男子であった。

数々の速度違反による罰金は国庫を潤したはずだ。
そんなぶっ飛ばし男子を六年前の頸椎ヘルニアは安全運転男に変身させた。

速度違反はなくなり、法令速度遵守男子となった。
ハンドルやギアチェンジの操作が頸椎ヘルニアにはよくないのだ。拙僧の場合。
で、法令遵守、安全運転男子に変貌を遂げた。

その後も運転はするし、ドライブは未だに好きだし、でも ぶっ飛ばし男子の面影な無い。

たまに路駐で駐車違反になることはあるが速度違反は全く ナシ

でも、駐車違反を含め2年間も交通違反はなかった。
それが一昨日 途切れたのだ。残念無念

で今日は乗車チケット紛失かもかも

駐車違反チケットはイランが、乗車チケットはイルぞっ

とかなんとかブログしてたら車掌さんが

「ありましたっ!自動改札機が食べてましたっ!」

そうかっ!食べてたのかっ!ありがとうっ!

で、手渡されたのがチケットの替わりになる証明書。生まれて初めて貰ったっ!なんとなく嬉しいぞう
記念に写メしてブログにアップなう。

なんとなく嬉しい

無事下車出来て、無事近鉄特急乗り換えなう。

あと少しで名張駅だ。明朝は年忌法要のお勤めがある。


しかし この一週間の東京用事ラッシュはギッシリぎゅうぎゅうだった。

明日は僧侶に戻る大事な時間。

「貼られるチケットあれば、食われるチケットあり」