応天の門 11〜16巻
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漫画、灰原薬
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まだ文書生の菅原道真が本で得た知識とかで
密かに難問を解決していくうちに、
在原業平に頼られだけでなく
藤原高子にも頼られ、
伴善男や藤原基経にも目をつけられ
政治のドロドロに巻き込まれていく
というお話。
基本は道真が知識と知恵で
降り掛かる厄介ごとを解決していく
謎解き探偵みたいな短編なんですが、
そこに大きな歴史の流れというか
政治のドロドロが絡まってきます。
それは道真が自分の中の正義を曲げなかったり
ちょっとプライドが高かったり
突っぱねようとしても結局は強力してしまう
情に弱かったり世間知らずだったりするせいで
目立たないようにと言いながら
目立ってるせいだったりします。
父上や師匠が一生懸命に隠してくれてることに
気づいてないようでもどかしい。
11巻辺りから本格的に道真を
ドロドロに巻き込もうという意図をもって
仕組まれた罠に絡まられていくのを
いかに切り抜けるかという話が増えてきます。
業平もかなり危ない橋を渡らされがちになり
道眞は今まで以上に距離を取ろうとしてます。
このまま道真業平コンビは
離れていっちゃうのかな。
大きな時代の流れは史実に基づくとはいえ、
どうなるのかドキドキです。