サボ科の記録

笑いのツボ・怒りの着火点・涙の分岐点は人それぞれ
その瞬間のヒラメキをちょこっとメモしてます(^-^)

大家さんの犬

2005-05-29 | 日常の記録-お犬さま-
私がトリマーをやっていた事を知っている大家さんから、
飼っているワンちゃんのペットシッターを時々頼まれる事があった。

彼は15歳のシェルティー似の雑種で、人間にも犬にも無関心な
マイペースなワンちゃんだった。
最後にあった時には、黒々とした毛色にも白髪が目立つようになり、
目は白内障で白濁し、1m位近づいて声を掛けても聞こえないほど
耳も遠くなっている状態だった。

そんな彼の近況を知ったのは、大家さんのこの一言だった。
「ノンちゃん、この間亡くなったのよ。今までありがとう。」
あまりにも突然の事で、言葉がでなかった。

ノンちゃんはGW前から既に生命の危機があったようだ。
そう言われれば、ちょうどその頃に今まで聞いた事もないような
鳴き声を深夜に聞いていた事を思い出した。
今考えると、あの悲痛な鳴き声は、痛みをこらえての事だったのかも…。

亡くなる2日前からは食事もとれず、身動きできない状態になっていたらしい。
とってもつらい時間だったんだろうな…。

ノンちゃんと最後に会う事はできなかったけれど、
いつもマイペースで、食いしん坊で、散歩好きのおじいちゃん犬だった事。
ついでに、くびれが少ないお腹とプリプリした愛らしいお尻は、
きっとずーーーっと忘れる事はないと思う。

最後まで優しい飼い主さんの側にいられて良かったね。
ノンちゃん、お疲れさま。そして、ありがとね。


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