サボ科の記録

笑いのツボ・怒りの着火点・涙の分岐点は人それぞれ
その瞬間のヒラメキをちょこっとメモしてます(^-^)

台風の被害

2018-09-07 | 日常の記録-海の仕事-
9月4日から稲刈りを始めました!
といっても、まだ飼料米だけ。
今年は天候不順のため、なかなか稲刈りできず、結局飼料米だけで3日もかかってしまった…。

大型の台風が過ぎ去り、TVの映像からは各地の被害情報が流れている。
我が家の稲は大丈夫かなぁ…と翌朝、恐る恐る田畑の状態を確認に。

結果、

田んぼは・・・すべての稲が同じ方向に倒れて寝ているかぁ
まあ、これは想定内って感じ。
コシヒカリの稲刈りが大変そう


そして畑は?
ビニールハウスは無傷、でも果樹が…。

リンゴ:袋かけしたリンゴはどこへ?葉っぱは茶色に全部変色。落下少々だったけれど、まだ青いリンゴだから葉っぱにダメージがあるとダメかなぁ。

キウイフルーツ:落下は少々だけれど、これまた葉っぱが茶色。果実もほぼ全滅かも。

ブルーベリー:1本枯れた

梅:葉が全て茶色に変色

イチジク:葉が落ちて全体に変色してる。実も大きくならない…

プルーン:今年やっと8個付いたのに、残ったのは1個だけ…

柿:葉っぱの色が全体的にくすんで薄くなっている

うーん。今年は、実りの秋とはならないかも。

西日本豪雨の時には私の地域だけ「雨なし」で水不足
飼料米は豊作だったのに、スズメに食べられ。
そこそこの出来だったコシヒカリは、強風豪雨でやられ、稲刈り時期までにはたしてどんな姿になることやら。

おまけに台風の次は北海道の地震…
どこもかしこも災害だらけ。

今日は雨の中、もち米を刈って無事に全部はぜ掛けができました。
明日の暴風で倒れず、努力が報われて無事に美味しいお餅が食べられますように。

明日は明日の太陽が昇る!
全ての人の上に今日以上の幸があらんことを。
笑顔でいられることに感謝します


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いご草漁

2018-07-04 | 日常の記録-海の仕事-
今年もいご草漁が始まりました!

私の地域では「いご草」がとても大切にされていて、特別なルールを設けています。
いご草漁の初日は、指定された時間と場所に漁業権のある家の代表者が集合します。
年行司(いごの担当者)の相図に合わせて、その代表者が船か海岸を歩いて採取しながらポイントを移動するというもの。

今年は台風の影響も考えて、6月30日の朝6時に決行されました↓


いご草漁がはじまって数日ではありますが、ちょっと残念なお話。
どうやら昨年よりもいご草は少なそうです

明日は台風で海岸に流れ着いたいご草、あるかな?
いご草がもう少しだけ採れますように。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花もずく漁

2018-07-04 | 日常の記録-海の仕事-
お恥ずかしい話ですが、我が故郷でもずくが採れる事を知りませんでした

ワカメ漁もアラメ漁も終わった頃、父が突然「今年はもずくがちっとあるようだ。食うようなら採ってくるけど?」とさりげなく母に聞いていました。東京でもずくと言えば沖縄産しか出回っていなかったので、まさか我が故郷にもあったとは!?青天の霹靂って言うと大げさかもね(笑)

何とそのもずくには「花もずく」と「石もずく」の2種類があるという。

ちなみにこれが花もずく↓

ヌルッとしていて、細めの海藻が絡み付いているのでとても食べやすく、何よりも喉越しが良い!

沖縄県産のものより好きかも♪

ということで、5月からずっとほぼ毎日、花もずくを食べています。
1年間食べられるように採取してくれた父に感謝です。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ワカメ漁

2018-06-06 | 日常の記録-海の仕事-
4月半ばから始まったワカメ漁は5月上旬に終わりました。

我が家のワカメは天然100%なので、色が黒々としていて、厚みがあり、柔らかいのに
歯ごたえがあって、これぞ私の中では『ワカメ』です。
ちなみに東京では養殖ワカメが多く、鮮やかな緑色で、薄く、フニャフニャで味がなく、いつも物足りない感じでした

私の地域の良質のワカメは水深が深いところに生えているため体力と経験が何よりも必要です。
海底の地形、海面の状態や天候、良質な漁具、海中で色々な海藻を見分けながら、不安定な姿勢で数時間漁をする必要があり、とても大変な漁です。

私の役目はワカメをとにかく早く乾かす事。
天候がコロコロ変わる日もあるので、空と相談しながら乾物を仕上げていきます。

天然のワカメでも長いモノは1m を超えます。
我が家ではこんな感じに干しています↓


6月のワカメは昆布並に巨大化し、品質が悪く、刈り取る人はまずいません。
が、実はこの時期、大きなヒダヒダがついたワカメの芽となる良質な『めかぶ』が採れるのです。
めかぶを生で食べられるのはこの時期だけ
冷凍もできるけれど、食感が少し変わります。
乾燥させておやつ代わりにめかぶを食べても結構おいしいです。
どこかで、めかぶを食べる機会がある方は是非お試しあれ♪

ちなみに、我が家の今年の天然ワカメは完売となりました!

ついでに、
5月に採取した海藻の『アラメ』も『花モズク』も完売です!

ご購入いただいた皆様、ありがとうございました

これからは『サザエ』『石モズク』『天草』『いご草』の時期です。
豊漁となりますように!!!


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

岩ノリ漁

2018-02-24 | 日常の記録-海の仕事-
1月に入ってすぐに私の地域では岩ノリ漁が始まりました。
といっても、2月に入れば質が悪くなるのでもう終わり。

今年は天候が悪い日が続いたので、漁に出られたのは
ほんの数日だけでしたが、我が家で食べるくらいの
良質の岩ノリはGETできました!

海水をかぶる岩場を歩くので、少しだけ冬の海の
冷たい波しぶきを浴びるのが難点だけど、
カッパと長靴があれば怖いものなし(笑)

海や空の状態をたまに確認しながらの岩ノリ探しは
スリリングでもあり多少の気合いが必要かもしれません。

↓これが岩ノリ。


ツルツルの岩に生えた長い海藻(岩ノリ)を摘みとる地味な作業。
時々、岩ノリのそっくりさんも登場します。

冬の岩ノリ漁は漁業権があればこそ。
我が家の冬の楽しみの一つと言えます




Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

めかぶ

2017-07-22 | 日常の記録-海の仕事-
めかぶ、我が家の大好物です。

ワカメの芽だから「めかぶ」と呼んでいます。

めかぶの写真↓ 下:石づき(ピンクの部分)、中:めかぶ(楕円形)、上:ワカメ


ネットで調べると色々な食べ方をしている人がいますが、我が家のいつもの食べ方はお味噌汁。
お椀に食べやすい大きさにカットした生のめかぶを入れ、魚の出汁でとったアツアツのお味噌汁をかけると鮮やかな緑色に変わりトロトロになってとても美味です。

乾燥したものや塩漬けしためかぶ、冷凍ものが売られていますが、一番美味しいのはやっぱり生のめかぶ!
私の地元では、いご草漁が始まる前に既にワカメ漁は終わってしまったので生のめかぶは今年は手に入りませんが、来年も楽しみに旬の味を待ちたいと思います。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いご草

2017-07-21 | 日常の記録-海の仕事-
『いご草』と言っても知っている人は少ないかもしれません。地方によっては、海藻の呼び方が違うらしい。

いご草は海藻の一種です。
水と一緒に煮ると何故かいご草の姿が消え、熱が冷めると固まるという性質があります。同じような製品で天草からできる心太は食感や面白味のない味が苦手ですが、いご草を100%利用した『いごねり』は磯の香りが良く、のど越しが良いところが気に入っているので大好きです。

ちなみにいご草は干すとこんな感じです↓



良質なものは濃いこげ茶色で海藻が固くしっかりとした状態のものです。未熟なものや、海藻が細めのものは同じ製法で『いごねり』を作ろうとしても何故か固まらないため単独では使えないらしいのですが、私の地元のいご草は良質な方なのか固まらないという事はないようです。

写真のいご草はまだ未成熟な状態です。たまたま悪天候で波が高い時に海岸に流れ着いてしまったちょっと残念ないご草です。

地元の漁業権のある人がボートや潜水、磯歩き等で海上を漂ういご草を集めたり、海中でスクスク成長しているいご草を刈り取ったりしています。

ここ数年、いご草漁は不漁でしたが、今年は少し回復したようで地元のみんなは大喜びです。

但し、このいご草には最大のウィークポイントがあるのです。いご草は他の海藻たちと仲良しで、色々な海藻に絡み付いた状態で陸揚げされます。おまけにいご草のそっくりさんもいたりするので、その海藻たちをいご草と引き離す作業が大変なのです。時間との闘い!いご草は暑さで蒸れると腐ってしまうので、陸揚げしたいご草から一刻も早く海藻たちを取り除き、乾燥させることが出来るかが勝負です!

我が家も7月に入り、いご草漁が始まってから朝から夕方までいご草との闘いの日々です。

明日も天気が良いようなので、海中が澄んでいればいご草漁を再開します。

近年、いご草を採取できる人が激減しているという事で寂しい限りではありますが、私は最後の一人になるまでいご草漁は続けたいと思っています。磯歩きは新たな発見があって楽しい!でも、小型船舶免許も取りたいなぁ。大好物のアワビも採取できるしね

豊漁となりますように
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする