60からのつれづれ日記

6回目の年男、現在は月20日ほど、午前中3時間ほどのパートでのんびりと仕事をさせてもらっています。

第11回卑弥呼の里誌上川柳大会

2023-05-14 11:28:15 | 日記
昨日は小雨がぱらつく中、義理の兄夫婦と大三島への墓参り。その後、今治タオルフェアが
開催中だったので家内は姉と時間を見て、お買い得な品々を買い漁って?!来たようです。
夕食にホゴの唐揚げなどで一杯やりながら、のんびり過ごし自宅に帰ったのが10時30分過ぎ。

そして今朝は8時30分からは町内一斉清掃。当方は区内の公園の担当になっていて鍬と
竹箒を持って参加。前日に環境部長さんがあらかた草刈りをやってくれていたようで、その後始末
と残っていた傾斜地や排水溝の雑草を皆さんで引き、約40分ほどで完了。公園から帰ってからは
自宅周辺の掃き掃除をして一段落したところです。

さて、本日は4月に届いた第11回卑弥呼の里誌上川柳大会の結果を記載したいと思います。
この大会は全国から約2000人近い方が参加する大規模な大会で、柳人にとっては意義深く
人気の高いものになっているようです。
いつも通り、◯印が入選句です。


 自由吟   ◯虚勢張る二月の雨に騙される
       ◯八月のアリバイ崩す草書体

 熱い    ◯プーチンの余熱で動くロシア兵
        アマゾンのダンボールから出る微熱
        

 リズム   ◯草書体のリズム追い風かもしれぬ   秀句
        前へならえナショナリズムが顔を出す
        

 陸     ◯嘘をつくと陸軍がやって来る
        母さんの薬指から離陸する

 乱     ◯乱筆でミサイル撃てと書いてある
        訳あって乱反射する八代亜紀 


次に今回、当方が気になった句を紹介させて頂きます。

・峰打を翻訳したらいくじなし
     峰打の本意はなんだろう?いくじなしとみなしてはいるが、この場合のいくじなしは
     「優しさ・思いやり」と考えてもいいのかも。 はたまた、峰打する本気度、覚悟が
     足りないと皮肉っているのだろうか、気になります。

・雨垂れの軽い拷問としてリズム
     いつも聞いている雨垂れの音、そのリズム感を拷問と捉える感覚がユニーク。
     「軽い拷問」の表現がいいですね。

・ラップなら告白できるかもしれぬ
     純情で弱気な男の告白。思い切ってラップで明るく告ってみるか?!

・りくと名づける陸自駐屯地の子ねこ
     自衛隊の駐屯地に現れた迷い猫?!国防、戦いのための訓練に明け暮れる男臭い場所に
     咲いた一輪の花?!ホッと一息つけそうです。

・僧帽筋を大陸と認めます
     なんだろう?このあっけらかんな感じは!!僧帽筋を調べてみると背中上部と首に
     繋がっている、大きな表面的な筋肉で見た目は台形のような形状で簡単に識別でき、
     とても目立つとか。人はそれぞれの大陸=人生を抱えているのです。

・無職だが月面着陸はできる
     働いてない?働けない?浪人中なのか?今は社会的に活躍できてはない。しかし、
     人に自慢できる特技(特性や個性)はあるのだ。先は長い、焦るな、頑張れ!!

・戦乱を見ながら爪を切っている
     悲しいが多くの人は当事者ではなく傍観者だ。こちらとは無縁にテレビでは悲惨な
     映像が流れている。歯がゆい思いも多々ある。しかし、未来永劫そのことが他人事
     だとは誰も断定は出来ないのも世の中なのだが。

・りんごジャムことこと出奔の日取り
     出奔とは逃げ出して行方をくらますことらしい。人間は平凡で退屈な日常から、
     時に逃げ出したい時もあります。日常をジャムをことこと煮込むという例えに
     したことが良い。

いやいや、本当に十人十色のアプローチ、切り口、表現があり実に面白い!!
これだから川柳はやめられません。次にどんな句が飛び出すのか?
楽しみであります。


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