○五感俳句492・質感64重31・山本千代子01・2020-08-17(月)
○「ころがりて冬瓜ちよつと重くなる」(山本千代子01)
○季語(冬瓜・初秋)(「俳句四季201610」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「ころがりて」は、動きではなく状態に方に意味の重点が置かれている。動きを失って静止した冬瓜が質量を増したように感じたのである。
○山本千代子(やまもとちよこ)
○好きな一句「裏窓にひねり出しある干布団」02
○季語(干布団・晩冬)(引用同上)
【Profile】:1939年福井県出身。1983年「陸」「寒雷」に入会して→田川飛旅子、→加藤楸邨に師事。1999年「陸」編集長。2002年第2回陸賞受賞。2004年第24回現代俳句評論賞受賞。2008年「雲云」創刊。2013年全国俳誌協会第4回編集賞特別賞受賞。
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