俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五感俳句536「雨の香や亜細亜の隅に蚊帳を吊り」(『青花帖』2018)(橋本薫)

2021-06-21 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句536・嗅覚112・橋本薫01・2021-06-21(月)
○「雨の香や亜細亜の隅に蚊帳を吊り」(『青花帖』2018)(橋本薫01)
○季語(蚊帳・三夏)(「→Creema」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこすせそちつてとにぬねのふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:嗅覚俳句の王道ともいうべき「雨の香」。亜細亜の隅・極東といったら日本。そして「蚊帳」は日本の夏の風物。しかし掲句の雰囲気は少し日本を南東へと離れている。


橋本薫(はしもとかおる)
○好きな一句「背くこと多くはあらず瓜の苗」02
○季語(瓜の苗・初夏)(「二十世紀名句手帖①愛と死の夜想曲」より引用)

【Profile】:1949年生まれ。須田菁華に師事。陶工。「藍生」(→黒田杏子主宰)会員。

コメント