俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五体俳句508・舌9・梅田津01・2020-12-08(火)
○「猫舌のかくて褞袍の似合ひけり」(『猫舌』1993)(梅田津01)
○季語(褞袍・三冬)(「→猫舌―梅田津句集 (シリーズ 現代俳句の精鋭)」より引用)※褞袍(どてら):三冬。一般的に着物の上に羽織るため、通常の着物よりやや長め広袖に仕上げ中に綿を入れたもの。暖かく関西では丹前という(「きごさい歳時記」より)。【→五体俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:猫舌は俳人の全時間である。褞袍が似合うのは俳人の現在である。両者を「かくて」という感慨の接続詞で連結させている。
○梅田津(うめだしん)
○好きな一句「天井に忘年の湯気とどきけり」02
○季語(忘年・暮)(「『俳句年鑑』2017年版(角川書店)」より引用)
【Profile】:1950年神奈川県藤沢市出身。鎌倉市在住。「天狼」にて俳句を始め、→能村登四郎の「沖」から「銀化」(→中原道夫主宰)同人。