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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■五体俳句508「猫舌のかくて褞袍の似合ひけり」(『猫舌』1993)(梅田津)

2020-12-08 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句508・舌9・梅田津01・2020-12-08(火)
○「猫舌のかくて褞袍の似合ひけり」(『猫舌』1993)(梅田津01)
○季語(褞袍・三冬)(「→猫舌―梅田津句集 (シリーズ 現代俳句の精鋭)」より引用)※褞袍(どてら):三冬。一般的に着物の上に羽織るため、通常の着物よりやや長め広袖に仕上げ中に綿を入れたもの。暖かく関西では丹前という(「きごさい歳時記」より)。【→五体俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(けこしすちつにぬねのはひみむめゆ~)】

【鑑賞】:猫舌は俳人の全時間である。褞袍が似合うのは俳人の現在である。両者を「かくて」という感慨の接続詞で連結させている。


○梅田津(うめだしん)
○好きな一句「天井に忘年の湯気とどきけり」02
○季語(忘年・暮)(「『俳句年鑑』2017年版(角川書店)」より引用)

【Profile】:1950年神奈川県藤沢市出身。鎌倉市在住。「天狼」にて俳句を始め、→能村登四郎の「」から「銀化」(→中原道夫主宰)同人。


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