俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○方法俳句0323・クローズアップ02・武藤紀子01・2017-03-23(木)
○「格子から手が出て招く花の昼」(『武藤紀子句集』2011)(武藤紀子01)
○季語(花の昼・春) 「こうしからてがでてまねくはなのひる」(→「閑中俳句日記(別館)」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「おいで」をしている人物の手だけがひらひらと見えています。手以外は省略されました。顔や身体が見えなくても豊かな手の表情です。気象庁は21日、東京都心でソメイヨシノが開花したと発表しました。
●武藤紀子(むとうのりこ)
○好きな一句「大石を這ひ廻りたる芝火かな」(『武藤紀子句集』2011)02
○季語(芝火・春) 「おおいしをはひまはりたるしばびかな」(引用同上)
【Profile】:1949年、石川県金沢市出身。1986年、→児玉輝代につき俳句を学ぶ。1988年、→宇佐美魚目に師事、「晨」入会。1990年「晨」同人。1992年、→飴山實「京都句会」入会。1993年、→長谷川櫂に兄事、「古志」創刊号より入会、「古志」同人。2011年、名古屋にて「円座」創刊主宰。日本文藝家協会会員。現代俳句協会中部地区理事。