俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句067・深い(時間)02・長谷川櫂・2011-12-18

2011-12-18 01:01:40 | 次元俳句

●次元俳句067・深い(時間)02・長谷川櫂・2011-12-18


○「冬深し柱の中の濤の音」(長谷川櫂01)

季語(冬深し)

真冬の部屋の中。しんしんと冷えた柱に耳をあてると波の音が聞こえます。生きている樹木に耳をあてれば水の音が聞こえるといいますが…。

 

長谷川櫂(はせがわかい)

代表句「春の水とは濡れてゐる水のこと」02

季語(春の水)

1954年、熊本県生まれ。東京大学法学部卒。読売新聞記者を経て俳句に専念。→平井照敏、→飴山實に師事。1990年「俳句の宇宙」でサントリー学芸賞受賞。1993年俳句雑誌「古志」を創刊主宰。「季語と歳時記の会」代表。朝日俳壇選者。

 

長谷川櫂掲載句

2013/02/06          03人を分け真赤な熾の運ばるる(熾・冬)〈色彩・真赤〉

2013/04/15          04からつぽのにほへる桜餅の箱(桜餅・春)〈五感・嗅覚〉

2014/01/24          05富士といふ大埋火が雪の中(埋火・冬)〈特集・地名(富士山)〉

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