俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●色彩俳句0295・桃色02・大野鵠士01・2016-09-07(水)
○「桃色の踵の少女小鳥来る」(大野鵠士01)
○季語(小鳥来る・秋) 「ももいろのきびすのしょうじょことりくる」(「俳句界201303別冊・平成名句大鑑」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:
色彩俳句としての「桃色#f09199」は「→正月の雲のももいろ瑠璃光寺」(上野さち子)に次いで2回目。言葉としては「→桃色の骨のあるべし磯千鳥」(中尾寿美子)・「→桃咲けば桃色に死が匂ひけり」(結城昌治)・「→夏兆す象の口中桃色に」(透次)・「→少年に桃色の爪螢の夜」(山崎祐子)に続いて6句目であります。いずれの句も皮膚感覚のイメージが強いようです。掲句は踵(きびす)の色を詠みました。
●大野鵠士(おおのこくし)
○好きな一句「春の虹臨海都市の沖合に」02
○季語(春の虹) 「はるのにじりんかいとしのおきあいに」
【Profile】:1950年、岐阜県出身。1973年信州大学人文学部卒業。1993年まで岐阜県立高校教員。岐阜女子大学大学院文学研究科修士課程修了。岐阜県連句協会理事長。美濃派「獅子門」道統41世。「獅子吼」主宰。「獅子門」は芭蕉十哲の一人といわれる→各務支考が創設し、美濃地域に三百年の活動歴史を誇る俳句連句結社。芭蕉から数えて四十一世となる宗匠。