俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0296・味覚020・河原枇杷男01・2016-09-11(日)
○「死にごろとも白桃の旨き頃とも思ふ」(『河原枇杷男句集』1997)(河原枇杷男01)
○季語(白桃・秋) 「しにごろともはくとうのうまきころともおもふ」【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「死に頃」と「旨い白桃」とは付かず離れずの関係にあります。まったく異質の心情の配合(取り合わせ)俳句です。
●河原枇杷男(かわはらびわお)
○好きな一句「野菊まで行くに四五人斃れけり」(『烏宙論』1968)02
○季語(野菊・秋) 「のぎくまでゆくにしごにんたおれけり」
【Profile】:1930年、兵庫県宝塚市出身。1954年より→永田耕衣に師事し「琴座」同人。1958年に→高柳重信の「→俳句評論」創刊に参加。1984年「序曲」を創刊主宰(1989年まで)。第3回俳句評論賞、第2回鬣TATEGAMI俳句賞、第4回→正岡子規国際俳句賞を受賞。(「ウィキペディア」より抜粋引用)
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河原枇杷男掲載句
03或る闇は蟲の形をして哭けり(蟲・三秋)〈特集497・泣き鳴き俳句1-6(蟲)〉2020/9/25