俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0298・細い(空間)03・伊藤風国01・2016-09-25(日)
○「松の葉や細きにも似ず秋の聲」(『續猿蓑』1698)(伊藤風国01)
○季語(秋の聲) 「まつのはやほそきにもにずあきのこゑ」【→次元俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:針葉樹の代表選手、松の葉っぱはまさしく針のように細く尖っています。しかし、そんな松葉も秋風を受けてひゅうひゅう寂しい音を立てています。あんなに細いにもかかわらず。
●伊藤風国(いとうふうこく)(生年不詳~1701)
○好きな一句「明月や寐ぬ處には門しめず」(『續猿蓑』16980)02
○季語(明月・秋) 「めいげつやゐぬところにはかどしめず」(→「芭蕉db」より引用)
【Profile】:江戸時代前期の俳人。生年不詳。京都の人。名古屋玄医門下の開業医。→松尾芭蕉の門人で、1694年芭蕉が大坂で病臥のおり、養生所を用意した。1698年芭蕉句集「泊船集」を刊行。(「デジタル版日本人名大辞典」より抜粋引用)