俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句0256・底(空間)06・辻井喬01・2015-12-06(日)

2015-12-06 04:56:00 | 次元俳句

●次元俳句0256・底(空間)06・辻井喬01・2015-12-06(日)
○「寒鯉はを動かず夜がくる」(辻井喬01)
季語(寒鯉・冬) 「かんごいはそこをうごかずよるがくる」(→「毎日新聞2014年5月24日」より引用)【→次元俳句-索引 →俳人一覧()】

【鑑賞】:「底」には「水底」が多い(→次元253)ということでしたが、この句も例外ではありません。水底にじっとして動かない寒鯉。そのまま夕闇が迫ります。

辻井喬(つじいたかし)(1927~2013)
○好きな一句「枯蓮や風憩わずに三日月へ」02
季語(枯蓮・冬) 「かれはすやかぜいこわずにみかづきへ」(引用同上)

【Profile】:本名、堤清二。セゾングループ元代表。詩人・小説家としても活躍。→室生犀星詩人賞、谷崎潤一郎賞ほか受賞。俳句は1999年に「並木句会」(江口克彦主宰)に参加。

コメント