俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」（透次）
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(＾ι_＾)ゞノ♪透次
●次元俳句0259・尖端（空間）06・ドゥーグル・リンズィー01・2015-12-31（木）
○「大晦日エスカレーターの先消ゆる」（『むつごろう』2001）（ドゥーグル・リンズィー01）
○季語（大晦日・冬） 「おおみそかえすかれーたーのさききゆる」（→「俳句空間―豈weekly」より引用）【→次元俳句-索引 →俳人一覧（あ・か・さ・た・な・は・ま・や）】
【鑑賞】：大晦日です。エスカレーターの波の最先頭は埋没して消えます。新たに出てくる波は、さしずめ「新しい年」だったりするでしょうか。
●ドゥーグル・リンズィー
○好きな一句「舳先にも艫にも錨大晦日」（『出航』2008）02
○季語（大晦日・冬） 「へさきにもともにもいかりおおみそか」（引用同上）
【Profile】：1971年、オーストラリア出身。海洋学者。クィーンズランド大学で分子生物学と日本文学を学び、東京大学で生物学博士号を取得。1993年から日本在住。海洋研究開発機構にて、中層生物の生態を研究、横浜市立大学、北里大学の助教授（非常勤）、長崎大学、クィーンズランド大学の講師（非常勤）。「季刊芙蓉」同人代表。句集『むつごろう』で中新田俳句大賞受賞。
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