俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0255・同質因果029・村上しゆら01・2015-12-03(木)
○「切株に雪のせ雪のくるを待つ」(村上しゆら01)
○季語(雪・冬) 「きりかぶにゆきのせゆきのくるをまつ」【→方法俳句-索引01・方法俳句-索引02 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:方法の「同質回帰・因果」。「同質因果」11句目。雪の来るのを待っている「切株」にはすでに先に降った雪が乗っています。際限なく雪に降る雪。雪国の実感ですね。
●村上しゆら(むらかみしゆら)(1919~1994)
○好きな一句「えんぶりの笛いきいきと雪降らす」(『鶏舞』1979)02
○季語(雪・冬) 「えんぶりのふえいきいきとゆきふらす」(「鑑賞日本の名句(角川学芸出版)」より引用)
【Profile】:加藤憲曠に師事。八戸俳壇で風土俳句を推進した。「小熊座」所属。1959年「北辺有情」で第5回角川俳句賞受賞。(受賞時は「北鈴」「鶴」所属。)