切られお富!

歌舞伎から時事ネタまで、世知辛い世の中に毒を撒き散らす!

マスコミは過去の担当裁判官の実名を報道せよ!

2009-06-05 21:08:30 | TVピープル
足利事件の話はひどいですね。この件に限らず、裁判官の見識の非常識ぶりは問題です。で、ちょっと感想。

・足利事件 無罪濃厚 再審前に菅家受刑者釈放 「私は無実、人生返して」

もちろん、警察・検察も問題なのですが、事件経過の表を見ると、裁判所が繰り返した「棄却」の判断について、弁明を求めたいと思いませんか?

今回もマスコミは警察・検察のみを追いかけて、裁判官は聖域にいるみたいなことになるでしょ?

こういうところに問題を感じるんですよねぇ~、わたしは。

個人的には裁判員制度反対のわたしだけど、官僚裁判官制度を打破する「爆弾」として裁判員制度を評価する門田隆将さんの主張も、こういう事件を前にしては説得力あるなあと思います。

で、もう一度繰り返しますが、DNA鑑定にたいする疑問を放置して上告棄却した最高裁と再審請求棄却をした宇都宮地裁の裁判官の名前をメディアはちゃんと取り上げること!そうしないと、「裁判官に反省なし」は続いていきますよ!

それと、同様のケースはコレだけじゃないんじゃないですか?再調査したら冤罪だらけだとしたら、日本の司法って何なのってことにもなりますよね~。

このことに加えて、真犯人は放置されたまま…。

時効制度も含めて、改革が必要だな、法曹界は!

激突!裁判員制度―裁判員制度は司法を滅ぼすvs官僚裁判官が日本を滅ぼす
井上 薫,門田 隆将
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6 コメント

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Unknown (しい)
2009-06-05 21:44:44
まあつっこみどころは多いけどひとつ…。

裁判官は証拠に基づいて判断するだけだからw
検察が「DNA鑑定でこいつが犯人に違いないとわかった」って言って、それが疑う余地なしのものだったんだよ?

まあつまり当時のDNA鑑定は万能じゃなかったけど、多くの人がそれを信じたわけだ。
しかも自白したし。

「自白は強要された」なんて言っているけどその証拠はなし。


あと、「棄却を繰り返した」っていうのは当たり前。
刑事訴訟法読んでみ?
判決が変わる明らかな事由がないと認められない。
今回はたまたま「職権で」調査しただけ。


まあそんなに裁判所が気に食わないなら、あなたが裁判官になって司法を変えたら?って思うのが正直なところ。
自分で何もやらないのに人のことばっかり文句言うのは倫理上どうかと。

あと、公表が必要な理由をよろしければ教えてもらいたい。
ぜひ今後の参考にさせていただく。

返信する
コメントありがとうございます。 (切られお富)
2009-06-06 10:13:49
>しいさま

こちらこそ、突っ込みどころの多いコメントを頂きどうもありがとうございます。

たぶん、プロフィールをちょっと見てナメてかかったのでしょうが、門外漢でもないもので、しっかり突っ込ませてもらいますよ。

歌舞伎や映画ネタが多いですが、法律問題も結構書いてますからね~。(結果的には著作権法ネタが多いけど…。)

さて、本題。

>裁判官は証拠に基づいて判断するだけだから
>検察が「DNA鑑定でこいつが犯人に違いないとわかった」って言って、それが疑う余地なしのものだったんだよ?

わたしの記事を注意深く読んでもらえばわかるんだけど、あえて「棄却」という言葉を使っているんですよ。

つまり、そのココロは、百歩譲って最初の裁判の時点でのDNA鑑定は否定できなかったとしても、平成9年から提出されていた「DNA鑑定への疑問」を無視してきた最高裁や宇都宮地裁の責任は大きいという意味で、「棄却」し続けた裁判官の科学認識は問わざるを得ないといってるわけ。

(もっとも、最初の鑑定でもちゃんとやっていれば間違えるはずはなかったという説も浮上してきてますよね。)

また、

>「自白は強要された」なんて言っているけどその証拠はなし。

というけど、「自白を強要された証拠」というのはどういうものならいいんですか?「自白は強要された」と主張するしかないじゃない!

じつは、わたしは被害者としても容疑者としても(もちろん冤罪なんですけど!)、警察の取調室に行ったことがありますが、供述調書なんてものは警察が書かせる作文だってことを身をもって実感しましたよ。

だいたい、被害者も加害者も扱いはあまり変わらないということにも正直驚きましたけどね。

ところで、刑事訴訟法はお読みのようだから当然お解りとは思いますが、刑訴法321条と322条についてはどうお考えですか?

被告人であれ、被告人以外であれ、警察の前で言ったことと裁判所で言ったことが食い違った場合、警察の前で言ったことの方に証拠能力があるというあの規定です。

この刑訴法の問題は、『野火』で知られる作家・大岡昇平が『事件』という小説で取り上げ、松坂慶子主演の映画にもなりましたが、それでも、この条文の世間的な認知度が低いために「自白」を強要されたための冤罪事件は後を絶ちません。

こういう刑訴法の規定を義務教育ででも教えていればまだしも、教えもせずに、「刑法では罪刑法定主義が大原則」などといっているのは、わたしには欺瞞としか思えませんけどね~。

それと、

>まあそんなに裁判所が気に食わないなら、あなたが裁判官になって司法を変えたら?って思うのが正直なところ。

こんなことをいうところからして、裁判官の任官制度についてよくご存じないようですが、司法修習生が任官したくて教官に媚を売ったなんて話はご存知ですか?

司法修習生が出した本にそんな話が出てきますが、裁判官の世界は完全な縦社会で有名な「青法協問題」(これくらいは自分で調べてね。)以降、最高裁の見解に中堅クラスの判事は従うようになったといいます。

天下り先といえば公証役場くらいだという話だし、風通しの悪いピラミッド社会。

誰が裁判官になったからどうという問題じゃなくて、現在の任官制度自体を見直さなくては、単なるオタク学生あがりの溜まり場みたいなもので、とても健全な司法を担えるとは思えない。だから、微力ながら批判をしているてことですね。

最後に、

>あと、公表が必要な理由をよろしければ教えてもらいたい。

とありますが、裁判所に出入りした経験のある人ならこんな疑問は持たないんじゃないのかな?

裁判ウォッチャーみたいな連中さえ裁判官の名前を気にしますが、裁判に関わったことのある人なら誰でも担当裁判官の名前は気にするものです。

というのも、裁判官によって傾向みたいなものがあるからで、『それでもボクはやってない』という映画でも、担当裁判官が変わった途端形勢が悪くなった場面が出てきましたよね。これって、結構リアルでした。

ただし、「公表」という言葉を使いましたが、よく考えてみると裁判官の名前は「公表」されているものなので、「報道」とすべきだったとは思います。

さて、

>自分で何もやらないのに人のことばっかり文句言うのは倫理上どうかと。

と仰いますが、自分ではたいして行動したりもしないでいて、あっさり体制迎合的な発言をするのは、倫理上というよりメディア・リテラシーの問題としてどうかと思います。

>ぜひ今後の参考にさせていただく。

以上、ご参考になれば幸いですけど…。
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事件関係者の一覧表です。 (パパゲーノ)
2009-06-07 16:03:47
こんにちは、事件関係者の一覧表です。

寺崎巡査部長
橋本警部
茂串清
手塚一郎警部補
福島康敏県警技官(血液鑑定)
警視庁科警研技官 向山明孝(DNA型鑑定人)
科警研技官 坂井活子(DNA型鑑定人)
橋本文夫警視(県警捜査第一課長強行班長)
吉村武夫警視(県警刑事調査管理課)
上山滋太郎(司法解剖担当)
福島章(精神鑑定人)
田中寛(足利署長)
川田正一(捜査1課長・瑞宝双光章を受章)
森下昭雄(刑事部長・現在75歳)
久保眞人裁判長(宇都宮地裁)
高木俊夫裁判長(東京高裁)
亀山継夫裁判長(最高裁)
池本寿美子裁判官(宇都宮地裁)…5年考えた末の再審請求棄却




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コメントありがとうございます。 (切られお富)
2009-06-10 00:11:33
ご情報ありがとうございます。

このブログの一番目立つところに貼らせて頂きました!
返信する
足利事件判事に質問 (papageno)
2009-08-22 01:32:14
毎日新聞の記事です。
HPを開けて続きを読んでください。

足利事件 最高裁・地裁8裁判官に質問 毎日新聞アンケ
8月21日2時31分配信 毎日新聞
拡大写真
裁判官にも謝罪を求めている菅家利和さん=東京・霞が関で2009年6月23日、梅村直承撮影
 栃木県足利市で4歳女児が殺害された足利事件で、菅家利和さん(62)=6月に再審開始決定=の上告を退け無期懲役判決を確定させた当時の最高裁の5判事と、再審請求を認めなかった当時の宇都宮地裁の裁判官3人に、毎日新聞はアンケートを実施した。弁護団が求め続けたDNA再鑑定を実施しなかったことの是非や、謝罪意思の有無などを質問したが、8人全員が「個別事件にはコメントはしない」などとして回答しなかった

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090821-00000006-maip-soci
返信する
コメントありがとうございます。 (切られお富)
2009-08-26 23:15:49
コメントありがとうございます。

リンクして頂いた記事。じつはわたしも読んでいましたが、よい記事だと思います。

やっぱり、風化させないためにも追いかけ続けるのがメディアのあるべき姿ですよね。

でないと、司法修習生のうちでもオタク度が高いといわれる裁判官の世界は変わらないのではないでしょうか。
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