愕然としたＮＨＫ紅白

去年のコメントで「観ない」と言い切ってしまったＮＨＫ紅白。ところが、今回は実家に帰ったので渋々観る羽目になっちゃったんですよね～。で、まあ、驚いたというか、呆れたというか～。とりあえず、看板は架け替えたほうがいいですね、ジャニーズ歌合戦とかさ！

ボイルさんと永ちゃん、初の紅白で聴衆魅了(読売新聞) - goo ニュース

①個人的に大嫌いな中居の司会による紅白歌合戦。わたしが疑問に思ったのは、ぜんぜん「歌合戦」にはなっていない構成だったこと。コレって、争いを好まない最近の教育を反映してるんですかね？結局、白組が圧勝だったけど、ジャニーズファンが白組に入れたというだけの話なんじゃないですか？だから、もう「歌合戦」なんて看板は６０回目でおしまいとすべきです！

②ＳＭＡＰがうざかった！とっくに地デジ推進メンバーから降りたのかと思った草なぎメンバーが登場したり、他局の番組のキャラで登場した香取。マイケル・ジャクソン追悼とどういう関係があるのかわからないキムタク。

なんでこんなにＳＭＡＰをフューチャーしなければならないのか？今回の紅白はジャニー喜田川プロデュースなんですか!？

③今回は演出と美術が酷かった！とにかく、エキストラを使いすぎるし、すぐに他の出演者たちが応援に登場。セット自体も大勢の人間が絡む集団演出向けの二重舞台ってスタイルでしたよね。

これって、予算が減ってセットを立てられないのをガヤで誤魔化すというやり方でしょう。美術の見事さでも売っていた紅白だけに、わたしはとっても呆れてしまいました。ＮＨＫ的にも紅白を見限っているってことなんですかね？

④司会者、審査員がこぞって「歌の力を感じた」という台詞を吐いていたのは、一種の皮肉なんですかね？少なくとも、わたしにはまったく「歌の力」を感じない紅白でした。まあ、「歌の力」なんて悪い冗談ですよ！中居くん！！

上滑りのビジュアル・ショーといった印象しかないし、歌なんて、わたしには全然聞こえてこなかったですね～。

たぶん、レコード業界の不況って想像以上のものなんじゃないのかな？今こそ、曲を作るクリエイターの能力が問われる時代なんだと思うんですけどね～。

⑤矢沢永吉登場で少し持ち直しかけたけど、やっぱりだめでしたね。しかし、最初の方の歌詞を永ちゃんが間違えて、テロップがすばやく消えたのにはちょっと笑ったな～。気を使っているんですね、ＮＨＫさん。

因みに、先日再放送された３０歳頃のインタビューの矢沢永吉の方がギラギラしててわたしには魅力的でした！

⑥森光子はもう出さなくていいでしょ？高齢者をこんな時間まで働かせてること自体、酷い感じです。

それと、１０時過ぎは働けない子供店長を出すアイデアは労働法的にどうなんですかね？無理があったんじゃないのかな？

あと、紅白にまでお笑い芸人を出すのはいかがなものかと…。民放裏番組に散々出てるんでしょうからね～。

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というわけで、ＮＨＫの半端な迎合ぶりがよくわかる紅白でした。来年はやっぱり海外脱出だな、年末は！